写真:くまの くま
地図を見る300年以上も前から続く海岸に湧き出る温泉の地熱を生かした指宿の砂むしは、血液の循環促進などが温泉の3倍とされ、ここ近年は年配の方だけでなく、若い女性や外国人観光客からも人気。海岸沿いには趣も規模も違う砂むし施設が点在していますが、今回紹介する砂むし会館「砂楽」は指宿最大規模と人気を誇る砂むし温泉の立ち寄り施設です。
写真:くまの くま
地図を見る人気の秘密は、アクセスの良さと営業時間の長さ、スーパー銭湯感覚で楽しめる順路のわかりやすさと施設の充実、そして天候や海面水位に左右されない海岸に作られた全天候型の砂むし場があること。
ガイドブックや旅番組などで見かける、砂浜に顔だけ出して砂に埋まった波打ち際の砂むしができるのは大潮等の干潮時、気候も砂の状態も良い日だけ。残念ながら旅行者がこの条件を満たすことはそうそうありません。
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地図を見る波打ち際の砂むしができなくても、がっかりすることはありません。海岸に設置された全天候型砂むし場で砂むしを行えば、汗をかき始めた顔にあたる心地よい潮風、磯の香り、寄せては返す波の音、リズムよく刻まれる砂をほぐす音、波打ち際同様に海を感じながら砂むし体験ができるのです。
満潮時なら波音をより耳元で、夜ならさざ波の中でひっそりと、時期や時間帯によって砂むしの趣も変わります。
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地図を見る砂むしの手順や効能は波打ち際も全天候型も同じ。裸に浴衣を身にまとい、砂むしさんの指示に従って持参したフェイスタオルもしくは館内で購入した記念タオルを頭に巻いて砂のくぼみに寝転がり、体に砂をかけてもらって砂むしスタート。ずっしりくる砂の重みで鼓動が躍動し、5分でうっすら汗ばみ、10分には全身から汗が噴き出ます。推奨時間は10分、自分のタイミングで砂から這い上がれば気分爽快、一皮むけた気分です!
砂むしさんに痛みや冷えを感じる部分への砂の追加や砂むし中の記念写真などをリクエストして、デトックスと観光を満喫。
写真:くまの くま
地図を見るデトックス効果が高いとなれば、気になるのは砂の衛生面。全天候型の砂むし場の場合、いくつかの区画に分けて定期的に80度以上の源泉で熱湯消毒がおこなわれているので、どの時間帯でも気持ちよく砂むしがてきます。
写真:くまの くま
地図を見る砂むし後は、肌に優しくまとわりつくような心地よい温泉にアメニティが揃った洗い場、高温サウナが揃った大浴場で、さらにデトックス。
写真:くまの くま
地図を見る広い館内には、リクライニングチェアとマッサージでまどろめる「屋上展望休憩所」や、黒豚とんこつラーメンや黒豚丼など地元グルメが味わえる「軽食コーナー」などもあり、スーパー銭湯感覚で過ごせます。
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地図を見る受付横にある特産品コーナー。お土産やその場で買って食べられる指宿名産品をいくつか紹介しましょう。
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地図を見る生産量日本一を誇る指宿のオクラを醤油で漬けた漬物や指宿産本枯節入の「かつおマヨネーズ」は、手ごろな価格とサイズ感がばらまき土産に最適。昭和天皇にも献上した銘菓「いぶすき路」は、空港や鹿児島中央駅では売っていない逸品。
写真:くまの くま
地図を見る温泉後に食べたいのが、指宿ご当地サイダーや指宿産の手作りアイス。温泉で火照った体に沁みる美味しさです。
砂むしは、GWや年始などの繁盛期、近隣ホテルの宿泊者が押し寄せる夕方などは待ち時間が長くなることも。混雑具合は「砂楽」公式サイトの「待ち時間カレンダー」、干潮時刻は気象庁のサイトで確認を(下の関連MEMOから確認ができます)。波打ち際気分で砂むしが楽しめる砂むし会館「砂楽」は、予定変更が利かない観光客の強い味方。ぜひ、指宿を訪れた際には気軽に立ち寄ってみてください。
住所:鹿児島県指宿市湯の浜5丁目25番18号
電話番号:0993-23-3900
アクセス:JR指宿駅から車で3分、徒歩で20分、
バスで5分(砂むし会館前停留所から徒歩0分)
2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
くまの くま
イラストも文章も写真も手掛ける、フリーイラストレーター。独身時代は海外、結婚後は国内も出かけるようになりました。工場見学、温泉、コスプレ、食虫植物や熱帯植物、蝋細工に感興をそそります。海外記事では暮ら…
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