大迫力の溶岩ドームも!絶景広がる北海道・支笏湖畔「樽前山」

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大迫力の溶岩ドームも!絶景広がる北海道・支笏湖畔「樽前山」

大迫力の溶岩ドームも!絶景広がる北海道・支笏湖畔「樽前山」

更新日:2019/08/22 15:10

土庄 雄平のプロフィール写真 土庄 雄平 アウトドアライター、自転車旅フォトグラファー、絶景道オタク

北海道の玄関口 ・千歳の西方に位置する「支笏湖」は日本一の透明度を誇る日本最北の不凍湖で、幾つもの火山に囲まれ、北海道を代表する国定公園の一つ。その中でひと際存在感を放つのが、支笏湖の南に位置する「樽前山」でしょう!やや陥没した山頂部に佇む溶岩ドームが何とも迫力があり、8合目以降は果てしなく広がる道央の景色を眺めることができます。冒険心をくすぐる絶景が連続する「樽前山」へ足を運んでみませんか?

大自然育む!都市部から一番近い秘境「支笏洞爺国立公園」

大自然育む!都市部から一番近い秘境「支笏洞爺国立公園」

写真:土庄 雄平

北海道旅行を計画する際、飛行機で新千歳空港へアクセスするのが最も一般的!全国各地から航空網が整備され、ものの数時間で千歳へ到着することができます。今回紹介する支笏洞爺国立公園は、そんな千歳から最も近い距離にある秘境地帯であり、その中に位置する「樽前山」(標高1041m)は北海道の中で一番アクセスしやすい山と言えるでしょう。

大自然育む!都市部から一番近い秘境「支笏洞爺国立公園」

写真:土庄 雄平

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しかし、そんな利便性とは裏腹に、実に美しい自然が根付いているのがこのエリア。支笏湖と洞爺湖を中心に、カルデラ地形が発達し、山々が連なり、そして豊かな温泉や特産品を育みます。洞爺湖を俯瞰する絶景のパノラマや、大地のエネルギーを感じる昭和新山、そして幽玄の支笏湖畔など数々の絶景を有しているのも大きな魅力になっています。

果てしない道央の絶景が目の前に!樽前山の8合目

果てしない道央の絶景が目の前に!樽前山の8合目

写真:土庄 雄平

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そんな支笏洞爺国立公園でトレードマークとなっているのが、支笏湖の南に位置する日本新百名山の一つ「樽前山」(標高1041m)。7合目まで車でアクセスできて手軽ながら、この山でしか味わうことのできない絶景を数々有しており、道民を中心に多くの登山愛好家に親しまれています。

果てしない道央の絶景が目の前に!樽前山の8合目

写真:土庄 雄平

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樽前山の最もメジャーな登山口である7合目ヒュッテまでは車でアクセスすることが可能!支笏湖畔モラップより道道141号を上がればすぐ、未舗装路林道の入り口が現れるので、それを進んでいきましょう。そして林道を10分弱走れば駐車場が現れるので、そこに車を止めて山の世界へいざ出発!

果てしない道央の絶景が目の前に!樽前山の8合目

写真:土庄 雄平

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前半の眺望は乏しく、淡々と高度を稼いでいきますが、スタートから30分後、その風景はガラリと変わります。一気に展望が開け、その先には宝石のごとき支笏湖と、その周囲に果てしなく広がる北海道の大地。思わず叫んでしまう壮大な世界が展開しています!さぁ、それでは程なく核心部へと到達です。

異観の溶岩ドームが目印!「樽前山」の山上世界

異観の溶岩ドームが目印!「樽前山」の山上世界

写真:土庄 雄平

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標高900mに達し、森林限界のハイマツ帯を乗り越えれば、緩い砂礫の道が続きます。このエリアは、長きにわたる火山活動にもたらされた「樽前山」の歴史そのもの。美しいパノラマとは対照的に、大自然の荒々しさが、眼前にひたすらに広がっています。

異観の溶岩ドームが目印!「樽前山」の山上世界

写真:土庄 雄平

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そんな「樽前山」の山上世界を象徴するのが、1909年(明治42年)の噴火によって山頂部に形成された"溶岩ドーム"。山体とは異なった黒色が特徴的で、どこか威圧感があり、魔物でも住んでいそうなゴツゴツした見た目をなしています。噴煙が巻き上がるその様子は、大自然の鼓動を感じるよう。

異観の溶岩ドームが目印!「樽前山」の山上世界

写真:土庄 雄平

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そんな全国的にも珍しい「樽前山」の山頂部は、溶岩ドームを中心に外輪山が形成されており、東山(標高1022m)と西山(標高994m)の二つのピークを有しています。コースとしては、外輪山を一周するのが最も一般的!標高差もほとんどないため、初心者でも安心に歩くことができますし、大スケールのパノラマも楽しめるのでオススメです。

外輪山一周!大パノラマ縦走が「樽前山」の醍醐味

外輪山一周!大パノラマ縦走が「樽前山」の醍醐味

写真:土庄 雄平

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それでは外輪山一周へと入っていきましょう。樽前山の最高峰・東山(標高1022m)に辿り着いたら、その先の稜線を進んでいきます。道は明瞭なため分かりやすく、特に危険な箇所もないので安心!なお一周ルートは2時間ほど余裕を見ておくと良いでしょう。

まず目に飛び込んでくるのは、樽前山とともに支笏カルデラを形成する「風不死岳(ふっぷしだけ)」と「支笏湖」!さながらまるで縦走路が続いていくかのような奥行きある雄大なパノラマが堪らないですね。

なお風不死岳まで行く登山ルートも存在しますが、この山は全域がヒグマの生息域のため、足を踏み入れるのは十分な対策が必要です。

外輪山一周!大パノラマ縦走が「樽前山」の醍醐味

写真:土庄 雄平

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そして西側の分岐点へと到達したら、そのまま反時計回りで外輪山をなぞっていけば、先ほどまでの稜線のルートでなく、樽前山の山上の大地を縫っていく道へと様相を変えていきます。所々散見される噴石が特徴的で、また時期によってはタルマエソウ(イワブクロ)など、高山植物が顔を覗かせることも!

そんなこの区間の一番のポイントは、溶岩ドームへ最も近づけるということ!実は、この溶岩ドームは常に高温ガスを発しながら活動しているため、登山道より内側へは侵入が禁止されており、最も接近できるのがこの区間なのです。見れば見るほど、禍々しくまるで要塞のような外観は、どこか心をくすぐられますね。

外輪山一周!大パノラマ縦走が「樽前山」の醍醐味

写真:土庄 雄平

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そして、もう一つのピーク「西山」(標高994m)を経由したら外輪山のラスト区間ですが、ここが実に素晴らしいパノラマを誇ります。なんと、すーっと伸びていく縦走路からは、苫小牧方面と太平洋が遮られることなく広がるのです。登山ならではの大スケールの世界を堪能できるのが魅力!ぜひ自分の目と身体全体で北海道を感じてみてください。

北海道らしさが凝縮!新百名山「樽前山」の山上世界

北海道らしさが凝縮!新百名山「樽前山」の山上世界

写真:土庄 雄平

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都市部から比較的近いものの、北海道屈指のスケール感と大自然を見せる支笏洞爺国立公園の「樽前山」。森林限界付近の支笏湖と樹海のパノラマ、漆黒の溶岩ドームの威圧感、そして道央世界を見渡す壮大な外輪山一周など、冒険心を掻き立ててやまない世界観があり、それが多くの旅人の心を掴んでいます。ぜひ「樽前山」へ登って、北海道を感じてみませんか!?そこには、思わず立ち尽くしてしまう絶景が待っているはず!

樽前山の基本情報

住所:北海道苫小牧市字樽前
アクセス:千歳市街から樽前山7合目ヒュッテまで車で1時間、樽前山7合目から東山山頂まで50分、外輪山一周は1時間半〜2時間。

※備考:スニーカーでも登山可能。歩きやすい服装を心がけ、十分な水分と食料を持って登山してくださいね。

2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/08/20 訪問

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