沖縄・今帰仁城へは古の登城路「ハンタ道」を歩いて行こう!

沖縄・今帰仁城へは古の登城路「ハンタ道」を歩いて行こう!

更新日:2019/08/08 17:34

木村 岳人のプロフィール写真 木村 岳人 フリーライター
沖縄本島北部の本部半島に位置する今帰仁村には、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」に含まれている「今帰仁城」が存在します。

山の中腹に位置する今帰仁城までのアクセスは自動車や観光バスで直接乗り付けるのが一般的ですが、かつての人々は「ハンタ道」と呼ばれる山道を歩いていました。

現在もその道筋がほぼ完全に残っていますので、今帰仁城へは昔ながらの風情が残るハンタ道を歩くことをオススメします。
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今泊集落から始まるハンタ道

今泊集落から始まるハンタ道

写真:木村 岳人

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古くより今帰仁城への登城路として使われてきたハンタ道は、麓に広がる今泊集落から始まります。その入口には案内板が掲げられており、また石畳が敷かれていて普通の路地とは明らかに違う雰囲気を醸していますので、すぐに見つけられることでしょう。

入口の隣には「今帰仁城跡入口バス停」がありますので、路線バスで訪れる際には「今泊バス停」ではなくこちらで下車してください。

今泊集落から始まるハンタ道

写真:木村 岳人

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ハンタ道の全長は約1km。入口から300mほどは集落内の平坦な道のりです。緑鮮やかな生垣に映える白い石畳のたたずまいを楽しみながら歩きましょう。

清らかな水が湧き出す「親川(エーガー)」

清らかな水が湧き出す「親川(エーガー)」

写真:木村 岳人

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一直線に続いていた路地が左へ折れると、すぐに豊富な水を湛えた池に差し掛かります。これは「親川(エーガー)」と呼ばれる湧水で、琉球時代より日照りでも枯れることなく水がこんこんと湧き続けているといいます。

この水は農業用として利用されているのみならず、水道が普及する前は飲み水としても使われていました。また洗濯や芋を洗ったり、水浴びをしたりと、今泊集落の生活に欠かせない泉として重宝されていたのです。

清らかな水が湧き出す「親川(エーガー)」

写真:木村 岳人

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沖縄では毎年旧暦の五月五日に井戸や湧き水に感謝するハーウガミ(川拝み)が行われるのですが、この親川でも水源のたもとに拝所が設けられており、重要な参詣地として今もなお多くの人々が訪れています。

とても滑りやすい石の道!気を付けながら歩こう

とても滑りやすい石の道!気を付けながら歩こう

写真:木村 岳人

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親川を横切ると、ハンタ道はいよいよ本格的な登山道に突入します。序盤は比較的歩きやすい道が続きますが、中間地点を越えてからは巨大な岩が剥き出しとなり、非常に滑りやすくなるので注意が必要です。

明治時代に今帰仁城を訪れた探検家の笹森儀助(ささもりぎすけ)も、「城跡に登る山道は鏡石のような青色の大理石で滑りやすい。靴では行くことができないので草履を履いて行くのが良い」と述べています。

とても滑りやすい石の道!気を付けながら歩こう

写真:木村 岳人

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ハンタ道に入る際には滑りにくい底の靴を履き、万が一、滑った時にもケガをしないよう長袖&長ズボン、手には軍手をはめて挑みましょう。また雨が降っていたり、地面が濡れているような時は決して無理をせず、車道を迂回してください。

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ハンタ道沿いの石積み遺構「ミームングスク」に立ち寄ろう

ハンタ道沿いの石積み遺構「ミームングスク」に立ち寄ろう

写真:木村 岳人

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さらに進んでいくと道が左右に分岐し、そのうち左手へ進むと「ミームングスク」と呼ばれる巨大な石積み遺構が現れます。ミームンとは「見物」もしくは「新しい物」という意味であるとされ、今帰仁城に付属する出城あるいは物見台と考えられています。

現在は崩れてしまっていますが、18メートル×19メートルの方形石積みが三段のピラミッド状に積み上げられており、今帰仁城の周囲に残る石積み遺構としては最大の規模を誇ります。

ハンタ道沿いの石積み遺構「ミームングスク」に立ち寄ろう

写真:木村 岳人

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今でこそ草木が生い茂っていますが、志慶真(しげま)川沿いの崖の上という立地を考えると、かつては周囲の陸地や海を監視するのに絶好な場所であったことが分かりますね。

今帰仁城の手前に鎮座する「火の神の祠」

今帰仁城の手前に鎮座する「火の神の祠」

写真:木村 岳人

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ミームングスクから分岐に戻って右手へと進んでいくと、その先の三箇所に火の神(ヒヌカン)の祠が祀られています。これらはいずれも今帰仁城の祭祀を司っていたノロ(琉球の信仰における女性祭司)の旧宅跡です。

17世紀前半頃、今帰仁城に存在した集落は海沿いの今泊集落に移転しました。ノロの屋敷もまたその際に移築されたのですが、屋敷神である火の神だけは旧宅の跡地に残されたのです。

中でも国頭地方の最高位の神女であった今帰仁阿応理屋恵(あおりやえ)の御殿跡にある祠には、火の神を象徴する石と香炉が13個も祀られており、現在も県内各地から多くの参拝者が訪れているといいます。

今帰仁城の手前に鎮座する「火の神の祠」

写真:木村 岳人

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ここまでくれば今帰仁城はもう目の前。険しい山道を登り終えて見るその壮大な石垣はとても心にグッとくるものがあります。早速お城に入ろうと気がはやるところですが、チケットの販売所は今帰仁城の入口ではなく、車道を挟んだ反対側にあるグスク交流センターですので注意しましょう。

ハンタ道の基本情報

住所:沖縄県国頭郡今帰仁村今泊
電話番号:0980-56-4400(今帰仁城跡管理事務所)
アクセス:那覇市内(那覇空港・泊高橋・古島駅前など)より「やんばる急行バス」で約2時間30分、あるいは名護バスターミナルより琉球バス「66系統・左回り循環」で約20分、「今帰仁城趾入口」バス停下車すぐ。

2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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