雰囲気抜群!深セン近郊「大鵬所城」で600年前にタイムスリップ

雰囲気抜群!深セン近郊「大鵬所城」で600年前にタイムスリップ

更新日:2019/08/14 15:51

麻田 ユウミのプロフィール写真 麻田 ユウミ 旅ブロガー
深センと言えば中国のシリコンバレーと呼ばれている程ITが発達している街。街中には高層ビルが建ち並び、スマホやドローン等の最先端の技術が溢れていますが、それはココ最近の話。実は30年前の深センは人口3000人程度の小さな漁村で、現在の深センとは全く違った古い街並みが多く残っていました。今回は、市内から1時間半の場所にある大鵬所城をご紹介。ココには600年前からある素敵な深センに出会えますよ。

城壁に守られた「大鵬所城」

城壁に守られた「大鵬所城」

写真:麻田 ユウミ

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大鵬所城は明洪武27年(西暦1394年)に建てられた都市で、周りをぐるりと城壁に囲まれた歴史ある都市。高さ6mもの壁で囲われ、倭寇などの海賊や、アヘン戦争でも重要な要塞の役割を果たしました。

城壁に守られた「大鵬所城」

写真:麻田 ユウミ

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この大鵬所城への行き方は竹子林駅にある福田バスターミナルからE26番バスで大鵬中心まで行き、そこからM471番バスで大鵬所城で降りるとすぐです。

城壁に守られた「大鵬所城」

写真:麻田 ユウミ

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バス停から大鵬所城に向かうと初めに見えてくるのが南門。南門入口前にはレストランやお土産屋、観光案内所があります。

まずはメインストリートを歩こう!

まずはメインストリートを歩こう!

写真:麻田 ユウミ

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南門をくぐると、真っ直ぐに伸びる道に出ます。ここは北門まで続く道で、大鵬所城のメインストリートでもあります。まずはこの道を歩いてみましょう。高層ビルが立ち並ぶ深センの中心とは全く違い、古く趣のある建物があり、深センの中心部とは全く違う顔を見せてくれます。建物の前にはお土産屋や屋台、レストランが並び、楽しい雰囲気が漂います。

まずはメインストリートを歩こう!

写真:麻田 ユウミ

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メインストリートを歩いていくと北門に出ます。北門は東西南北ある門の中でも1番立派な建物。この北門には登ることができ、周りを見渡すことができるので、是非登って城壁内の街並みと 自然が多く残る城壁外を見てみて下さい。

まずはメインストリートを歩こう!

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また城壁内には像が所々に建てられ、当時の生活や遊びなどを見ることができます。碁を楽しむ人々や、畑仕事をする人、老人の話を聞く子供たち等、当時のごく普通の一般の人たちの生活を知ることができますよ。

600年前の世界が!明や清の時代にタイムスリップ

600年前の世界が!明や清の時代にタイムスリップ

写真:麻田 ユウミ

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メインストリートから脇道に入るとそこはまるで600年前の世界が広がります。メインストリートにあるお土産屋などもなく、時が止まったかのような空間が広がり、明や清の時代を感じることができます。

600年前の世界が!明や清の時代にタイムスリップ

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歴史を感じる大鵬所城の城壁内ですが、現在も城壁内の住宅で生活をしている人たちが多数います。家の前には洗濯物が干されていたり、イスを出して涼んでいる人がいたり、と時代のある建物と現代の生活感を楽しむことができますよ。

倉庫やアヘン戦争で活躍した将軍の家も

倉庫やアヘン戦争で活躍した将軍の家も

写真:麻田 ユウミ

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北門の近くにある、同じような建物が並んでいるのは大鵬糧倉。当時は穀物や食糧の保管に使われていたと言われています。今はかつて使われていた食器や家具、船等が展示されています。

倉庫やアヘン戦争で活躍した将軍の家も

写真:麻田 ユウミ

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こちらは左党署遺跡。左党署の左党とは官職のことで当時は県丞(けんじょう)と呼ばれ、今で言うと副知事にあたり、大鵬にある100程の村を管轄していました。今は緑が多い公園で、散策の合間の休憩場所としてピッタリです。

倉庫やアヘン戦争で活躍した将軍の家も

写真:麻田 ユウミ

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また、城壁内にはたくさんのかつての名将の館が残されています。一部の家には入ることができ、当時の建物の構造を見ることができます。中国によくある丸い門は円洞門と呼ばれ、庭園にもよく使われています。全く違う空間を円洞門で仕切り、洞門を額縁のように使って絵になるように作られているのが特徴です。また内部には、大鵬所城の歴史や、かつて使われた生活道具等の展示もあります。

個性豊かなカフェがいっぱい!暑い時は地ビールで休憩がオススメ

個性豊かなカフェがいっぱい!暑い時は地ビールで休憩がオススメ

写真:麻田 ユウミ

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城壁内にはたくさんのカフェがあるので、街歩きに疲れたら是非カフェで休憩!。大通りにもカフェはありますが、オススメは脇道にある小さなカフェ。個性的ながらもゆったりできる素敵なカフェがたくさんありますよ。

個性豊かなカフェがいっぱい!暑い時は地ビールで休憩がオススメ

写真:麻田 ユウミ

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たくさんのカフェの中でもこちらのお店はシーシャも吸えるエキゾチックなムードが漂うお店。コーヒー等のドリンクはもちろん、たくさんの地ビールが揃っています。

個性豊かなカフェがいっぱい!暑い時は地ビールで休憩がオススメ

写真:麻田 ユウミ

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また、通りにも手軽にお土産等が買えるお店が並んでいるので、街歩きを楽しみながら歩きましょう!

今や近未来都市になった深センですが、少し郊外に出れば昔の中国の街並みに出会えます。香港からも日帰り可能なので、是非訪れて見て下さい!

大鵬所城の基本情報

住所:広東省深セン市竜崗区大鵬街道
電話番号:+86-755-8431-9269
営業時間:8:00〜22:00
アクセス:竹子林駅の福田バスターミナルから大鵬中心までE26番バスで約1時間、大鵬中心から大鵬所城までM471番バスで約15分

2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/06/09 訪問

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