下北半島「べこ餅」体験!地元グルメもおまかせ下北名産センターへ

下北半島「べこ餅」体験!地元グルメもおまかせ下北名産センターへ

更新日:2019/08/15 15:25

Etsuko Ciaoのプロフィール写真 Etsuko Ciao 郷土料理お伝え旅ライター
青森県下北半島はまさかりの形から、別名まさかり半島の名で知られています。市町村各地には神楽等の伝統芸能やお祝いの料理が根付いています。下北名物の一つに鮮やかな色模様の「べこ餅」があります。餅米とうるち米を用いて作られ、昔はうずまき模様が主でしたが、今はカラフルで模様も100種類以上!下北名産センターではこの「べこ餅」体験ができ、子供から大人まで大人気。下北旅行で体験されてみませんか?

下北の名産品が全て揃う「下北名産センター」

下北の名産品が全て揃う「下北名産センター」

写真:Etsuko Ciao

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本州最北端の地、下北半島は海に囲まれ山の恵みも豊か。下北にはむつ市、大畑、大間、川内、東通村など各地の名産品が散りばめられています。JR下北駅から車で約10分の下北名産センターには、名前の通り下北の名産品が一堂に集められています。

センター前には、夏の風物詩であるむつ市のねぶたが2台展示されています。

下北の名産品が全て揃う「下北名産センター」

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平成元年に下北の名産品を広めるために建てられた下北名産センターは、県内外、首都圏からの観光客だけでなく、今はインバウンドにも対応。台湾、北米からの観光客も訪れています。

下北半島は日本ジオパークネットワークの「大地の公園」で、青森県内で認定されているのは下北だけです。

下北の名産品が全て揃う「下北名産センター」

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むつ市に面した陸奥湾のホタテは、全国2位の実績を誇る養殖ホタテです。大ぶりな身とほのかな甘み、とろけるような食感と味わいでファン続出中。センターで一番の人気商品は、生ホタテです。全国発送をしているので、下北土産にいかが?

名物「べこ餅」、カラフル模様は100種超え

名物「べこ餅」、カラフル模様は100種超え

写真:Etsuko Ciao

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下北の名物で郷土料理の「べこ餅」は、青森県、北海道に伝わるお餅です。もともとは端午の節句のお祝いの席や仏事の際に作られていましたが、今では通年で作られています。材料はもち米、うるち米、砂糖、塩、熱湯ほか、食紅やコーヒーなど好みの着色料です。形は楕円形で、金太郎飴のお餅版のようなイメージです。

名物「べこ餅」、カラフル模様は100種超え

写真:Etsuko Ciao

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下北では昭和30年代までは、2色のうずまき模様が主流でした。色は白と茶色が多く、それ以前は1色で木の葉の形だったと言われています。

現在のようにべこ餅が複雑な模様になっていったのは、減反政策で米が余剰気味になり、米をどのように有効活用しようか?となった時に、花、植物、動物などの模様が作られ、今では軽く100種類を越えています。

名物「べこ餅」、カラフル模様は100種超え

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下北内でべこ餅がよく作られているのは、奥戸(おこっぺ)、大間、東通村で、それぞれの家庭での作り方があり、地域色が色濃く出ています。

写真は、基本的な模様の一つである「菊の花(三輪)」を粉から作っている様子です。

合言葉は「べこ餅に失敗はない!」

合言葉は「べこ餅に失敗はない!」

写真:Etsuko Ciao

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下北名産センターでの体験は2種類あります。一つは、すでに餅が用意されて、組み立てるところから体験するもの。時間は、1時間少々で完成します。

もう一つは、粉から練って餅(白、色つき)を作り、それからパーツを組み立てていく本格体験。色つき粘土を練る感覚で、制作中は楽しくて子供から大人まで夢中になります。粉から作る体験は、1時間半から2時間で完成します。

合言葉は「べこ餅に失敗はない!」

写真:Etsuko Ciao

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餅を丸めて、伸ばして、カットして、指示通りに組み立てていきますが、その過程は一体どんな模様に仕上がるのか?本当に模様になるの?という気持ちに包まれます。

ここで、べこ餅作りの合言葉登場!「べこ餅作りに失敗はない!」

合言葉は「べこ餅に失敗はない!」

写真:Etsuko Ciao

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全てのパーツを組み立て、最後は白い餅を全体を包むように外側にはりつけます。その後は、コロコロと転がしながら円形状に整えます。直径約7−8センチの円形になったら完成です。外側の白い餅に包丁を入れ、一気にザックリではなく、少しうねうねと前後するようにカットします。生地の下まで切れたら、菊の花が見えて完成!感激の瞬間です。

べこ餅は持ち帰った後、自宅で約1センチにカットして、蒸して、熱を冷まし、ラップで包みます。冷凍保存すると2年持ちます。

体験は一年を通して受付ています(一人2,000円)。下北名産センターの情報は関連MEMOからご覧下さい。

200席の大食堂でホタテカレー、みそ貝焼きの下北グルメ

200席の大食堂でホタテカレー、みそ貝焼きの下北グルメ

写真:Etsuko Ciao

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センターでは、食の下北を楽しめる大食堂が設置されています。召し上がっていただきたいメニュー満載です。大食堂の人気No.1は、下北の郷土料理「みそ貝焼き定食」1,080円です。大ぶりで深めのホタテの貝殻を鍋代わりにして、みそ、卵、ホタテやもずくが入り、卵を混ぜていただきます。「みそ貝焼き」は、家庭により具材が異なり、わかめを入れたり、小口ネギを入れています。

みそ貝焼き定食では、下北名物「いかすし」も添えられています。いかすしは全国で下北だけの郷土料理で、キャベツの酢漬けでさっぱりと爽やかな味わいです。

200席の大食堂でホタテカレー、みそ貝焼きの下北グルメ

写真:Etsuko Ciao

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食堂で人気メニューNo.2は「市場のラーメン」です(860円)。あっさりした塩味スープに、エビ、ホタテなどの魚介類にわかめが良く合います。

200席の大食堂でホタテカレー、みそ貝焼きの下北グルメ

写真:Etsuko Ciao

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陸奥湾の名産ホタテを使った「ホタテカレー」(750円)もぜひ召し上がっていただきたい一品です。大きなゴロゴロとしたホタテと、アサリが入った程よい辛さのカレーです。

むつ市には海上自衛隊大湊基地の「海自カレー」があります。基地所属の艦艇が10種、各艦艇ごとに提供しています。下北名産センターでは、そのうちの一つ、多用途支援艦「すおう」が提供しているカレーとコラボレーションし、大食堂で「すおう」の海自カレーをいただくことができます。

お土産にホタテ、銘酒「関乃井」、川内町の「宇賀焼」を

お土産にホタテ、銘酒「関乃井」、川内町の「宇賀焼」を

写真:Etsuko Ciao

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大食堂でグルメを楽しんだ後は、センターでグルメなお土産選びを楽しみましょう。下北名産センターのヒット商品「ソフト焼きほたて」は、じっくりと丁寧に焼き上げて、柔らかで味わい深い仕上がり。ホタテご飯、カレー、サラダにもアレンジできます。

お土産にホタテ、銘酒「関乃井」、川内町の「宇賀焼」を

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明治24年創業の老舗「関乃井」は下北半島で唯一の酒造です。地元で130年愛されている酒造で、下北半島以外には殆ど流通していない貴重な地酒です。写真左から「北限海峡」純米酒(辛口)、「海峡浪漫」普通酒(やや辛口)、「上撰関乃井」普通酒(やや辛口)です。日本酒好きな方へのお土産に下北の銘酒をいかがでしょう?

お土産にホタテ、銘酒「関乃井」、川内町の「宇賀焼」を

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川内町の名産「宇賀焼」は、地元の土を使って焼かれている陶芸品です。名前の由来は川内町にある古い町からきています。色調は素朴な土色から、淡く繊細な水色があり、とっくり、湯飲み茶わん、コーヒーカップ等、普段の生活に使いやすいものばかりです。焼き物好きな方に喜ばれるお土産です。

下北名産センターの基本情報

住所:青森県むつ市大曲2丁目13-33
電話:0175-22-3231
営業時間:
4月中旬-12月 9:00〜17:00 定休日なし
1月-4月中旬 10:00〜16:00 水曜日定休
食堂:11:00〜14:00
交通アクセス:JR下北駅より車で10分

2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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