写真:Lily T
地図を見る恐竜博2019は、2つの会場に分かれています。
第1会場では、「恐竜ルネサンス」「ベールを脱いだ謎の恐竜」「最新研究からみえてきた恐竜の一生」「【むかわ竜】の世界」「絶滅の境界を歩いて渡る」と5つのエリアに分かれていて、世界初公開や日本初公開の貴重な化石も展示されています。
第2会場では「化石クリーニングラボ」と「恐竜ショップ」があるので、最後まで見逃せません!
それでは、恐竜博2019の見どころについて詳しくご紹介していきます。
写真:Lily T
地図を見る会場の入口の最初に展示されているのが、デイノ二クスです。実物の足の化石で、なんと今回が日本初公開です!鋭い鉤爪(かぎづめ)が特徴で、アメリカで発掘されました。
デイノ二クスは、中世白亜紀前期(約1億1,500万〜1億800万年前)に生存した肉食恐竜で、1964年にアメリカの古生物学者ジョン・オストロムにより発見されました。
鋭い爪が特徴のデイノ二クスは、自分よりはるかに大きな草食恐竜も捕まえていました。脳の大きさから知能も他の恐竜より高く、デイノ二クスの化石が集団で発掘されることが多いことから、群れで行動していたと考えられています。
写真:Lily T
地図を見るデイノ二クスの身体で最も特徴的なのが、手根骨(しゅこんこつ)です。手根骨とはデイノ二クスの手の部分で、こちらがその実物の化石です!
関節面が滑らかな半月状になっていることから鳥類が翼を折りたたんだりするように、手首を横方向に動かせていたと考えられています。
写真:Lily T
地図を見るそして、こちらがデイノ二クスの全体の化石です!手前2匹がデイノ二クスで、獲物に襲いかかる様子が再現されています。
写真:Lily T
地図を見る恐竜博2019の主役の恐竜、デイノケイルス。
デイノケイルスは中世白亜紀末期(約6600万年前)に生存した恐竜です。1965年にモンゴルのゴビ砂漠にて2.4メートルの両腕が発見され、2006年と2009年に胴体部分が発見されました。
写真:Lily T
地図を見るこちらはデイノケイルスの実物の足の化石で、先端が丸い足の末節骨(まっせつこつ)を持っていました。不安定な湿地帯を歩くのに適していたと考えられています。
また、デイノケイルスには歯が生えていなく、胴体部より1000個以上の胃石が発見されたことから、雑食恐竜だと考えられています。
写真:Lily T
地図を見るこちらはデイノケイルスの全身復元骨格で、世界初公開です!全長は約11メートルもあり、ティラノサウルスに匹敵する大きさです。
デイノケイルスの化石から羽毛が確認されたことから、羽毛恐竜であることが分かりました。
1990年代以降に中国で沢山の羽毛恐竜の化石が発見され、羽毛が生えている恐竜がいたことが明らかになりました。
写真:Lily T
地図を見る「むかわ竜」は、白亜紀後期(約1億年〜6600万年前)に生存していた草食恐竜です。2003年に堀田良幸さんが北海道むかわ町穂別で散歩している時、偶然発見されました!発見された当初は、恐竜ではなく海生爬虫類と考えられていましたが、研究をしていくうちに恐竜であることが分かりました。
なんと全身の約8割の化石が発見され、歴史的な大発見となりました!
会場には、「むかわ竜」の全身実物骨格も展示されています。世界初公開なので、そちらもお見逃しなく!
写真:Lily T
地図を見る恐竜はまだまだ謎が多いですが、日本にも生存していたことを想像するだけでもロマンがありますね!今後の恐竜研究に、ますます期待します。
恐竜博2019では、沢山の恐竜の化石や展示物を見学することができ、充実した内容で大人も子どもも楽しめます!
写真:Lily T
地図を見る開催期間は2019年7月13(土)〜10月14日(祝)で、場所は国立科学博物館です。詳しくは、文末の関連MEMOにてご確認ください。
最新の恐竜について知ることができるいい機会なので、是非とも開催期間中に国立科学博物館へ足を運んでみてください!
住所:東京都台東区上野公園7-20
電話番号:03-5777-8600
アクセス:JR上野駅(公園口)から徒歩5分
「恐竜博2019」開催期間中の情報
営業時間:9時〜17時(金曜・土曜:20時まで)
※8月11日(祝)〜15日(木)、18日(日):18時まで
休館日:7月16日(火)、9月2日(月)、9日(月)、17日(火)、24日(火)、30日(月)
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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