写真:松縄 正彦
地図を見る東京・お茶の水は学生街として近年賑わっていますが、JR御茶ノ水駅から徒歩7分ほどのところに美しい紙アートが楽しめる場所、「お茶の水 おりがみ会館」があります。ここは伝統の江戸千代紙、手染め和紙などを製造・販売している会社が伝統工芸としての“おりがみ”を広く伝える施設として開設した会館です。
館内では染め紙や千代紙などの和紙とともにこれらを用いた多様な紙アート作品、さらに染め紙工程も見学でき、かつショップも併設されています。早速行ってみましょう。
写真:松縄 正彦
地図を見るロビー左手に、折り紙や和紙に関連した教室(後述)の講師が作られた作品などが展示してあります。まずはここから楽しんで下さい。どうやって作ったのかちょっと悩んでしまう精緻な作品が数多く展示されています。
写真:松縄 正彦
地図を見る実は、ここはNPO法人「国際おりがみ協会」の事務所でもあり、写真のように、世界各地から多数の外国人が訪れています(小さな折り鶴が添付された都市から来訪)。
おりがみ会館は入場無料です。写真撮影も可能ですので、日本の伝統工芸を外国の方や子供達に紹介するのにお勧めの場所です。
写真:松縄 正彦
地図を見る次にロビー右手奥の階段を上り、中2階に登りましょう。ここはギャラリーになっており、四季折々、紙にちなんだ企画展示が開催されています。
夏の時期には“大妖怪展”も開催。鬼太郎、ネズミ男や犬神様、また天鬼などが紙で作られ、多くの子供達が楽しむ姿が見られます。季節毎にどんな催しが開催されているか、ホームページであらかじめ確認した上で訪問すると良いでしょう。
写真:松縄 正彦
地図を見るそれでは、精緻な紙作品をご紹介しましょう。会館では初心者から上級者まで、おりがみはもちろん、和紙人形など、紙細工の各種教室が開催されています。写真はその教室の講師(菊池久美氏)の作品(舞妓さん)です。
前述のロビーや後述のショップにてこれら作品を見る事ができます。じっくりと鑑賞して下さい。講師作品については販売している作品もありますので気に入った作品があれば問い合わせてみると良いでしょう。また興味のある方はホームページで教室内容をご参照下さい。
写真:松縄 正彦
地図を見る後述の売店にも多数の作品が飾られています。写真はなじみの深い“兜”ですが、この他に“象”や“カブトムシ”、また“花”など動植物の作品なども見る事ができます。これらをみているだけで紙造形の奥行きの深さ、日本人の手先の細やかさをあらためて感じられるはずです。
写真:松縄 正彦
地図を見る当会館には実際に和紙を染めている工程を見学できる場所、“染め紙工房”があります(4階)。職人(染め師)さんが1枚1枚仕上げ、乾燥させているのですが、エレベータを降りて左の部屋の扉が開いていれば中を見学できます。
写真では和紙の上に水を下塗りし、その上から、刷毛で色材滴を垂らし、ぼかし模様を付けています。まさに職人芸です。
写真:松縄 正彦
地図を見る会館内のショップ(3階)では各種の染め紙や友禅紙、千代紙など多種の和紙も販売されています。見ているだけでもその種類・色彩の多さに圧倒されますが、こんな種類の多さ、色彩の多様性が日本のおりがみに反映されているのが良く分かります。
写真:松縄 正彦
地図を見るショップでは紙の折り方についての各種の解説本、また動物や花、兜などのおりがみのキットも多数販売されています。また紙製のタペストリーなども販売されており、ここも見ているだけで楽しい場所です。
見て楽しい、折って楽しいおりがみ。日本の伝統を満喫しに、ぜひおりがみ会館に足を運んでみてください。
住所:東京都文京区湯島1-7-14
電話番号:03-3811-4025
アクセス:JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」から徒歩約7分
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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