東京駅から徒歩10分。人々が足早に行き交うオフィス街・東京大手町の一角に、「星のや東京」はあります。
一見すると、真っ黒いビル。でも、近くへ寄ると、和柄が映える美しいデザインになっています。この柄は、江戸時代、贅沢を禁止された庶民がおしゃれをしたい!という遊び心で生み出した、江戸小紋の「麻の葉崩し柄」。周りのビルから浮きすぎず、でもスタイリッシュに和の情景を浮かび上がらせています。
写真:安藤 美紀
地図を見る玄関のスタッフに導かれ、青森の一枚ヒバの扉が開くと、そこに現れるのは高さ6mもの空間。見上げると、高い高い天井!大人の隠れ家に籠もっている、どっしりとした安堵感が漂います。
正面の縁台は、季節を感じる花や小物が飾られた設い。実は、このスペースと館内の設いが連動していて、季節ごとに趣が一変するんですよ。
このように、開業後から進化したものの一つが、季節感を取り入れること。ビルに囲まれた日本旅館だからこそ、季節の変化を感じて楽しむことを大切にしています。
写真:安藤 美紀
地図を見る「星のや東京」に来てから、「そろそろ鈴虫の音色が聞こえるかな」とか、「もうすぐ夏も終わるのかな…」とか、そんな風に思えるようなら、この宿を楽しめた証!
写真:安藤 美紀
地図を見る「お茶の間ラウンジ」は、ゲストが24時間自由に使える、とっておきのスペース。香り高い京都や静岡のお茶を飲み比べたり、ビールを飲んだり、一口サイズのアイスも食べられます。
特に、新しく追加されたミニヌードル系の「夜食」はおすすめ。なぜか夜中になると空いてしまう困った小腹を満たすのに、もってこい。
写真:安藤 美紀
地図を見る「星のや東京」の客室は、「菊」「百合」「桜」の3つに分けられます。客室には天然の竹細工や木材が散りばめられ、落ち着いた印象。
実はこの客室、朝や夕方の時間帯になると、陽の光が周りのビルに反射して、格子代わりの「麻の葉崩し柄」がふんわり障子に浮かび上がるんです!
影が生み出す「アート」を最も楽しめる客室が、角部屋の「菊」。至るところに「麻の葉崩し柄」が見つかりますよ。
写真:安藤 美紀
地図を見る冷蔵庫の中身も、開業時より充実!ジンやウオッカなどのスピリッツが5種類ほど入っています。どれもグラスに移して、部屋でゆっくり飲める小ぶりなサイズ。お酒好きの方なら、嬉しくなるサービスですね。
写真:安藤 美紀
地図を見る「星のや東京」の温泉フロアは、最上階の17階。湯船には、地下1500mから湧き出る天然温泉が注がれています。泉質には、殺菌作用のある塩とヨウ素が含まれており、塩の成分が肌をカバーして、湯上り後のお肌がしっとりつやつやになります。
そして、温泉にも進化したポイントが。季節に応じて、冬至だとゆず湯、お正月だと橙を温泉に浮かべながら、湯浴みができるようになりました。
写真:安藤 美紀
地図を見る湯船の中を進んでいくと、吹き抜けがある露天風呂エリアへたどり着きます。
頭上には、四角く切り取られた東京の空が。開口部からは、ひんやりした空気がす〜っと流れてきます。ここでは思いっきり手足を伸ばして、空の色の変化を楽しみましょう!
夏季限定にはなりますが、提灯を眺めながら露天風呂を楽しめます。
日本旅館と聞くと、和食や会席料理を思いうかべる人が多いのではないでしょうか。しかし、「星のや東京」では、イメージを遥かに超えるディナーを堪能できます。
ダイニングをまとめるのは、「軽井沢ホテルブレストンコート」の「ユカワタン」で総料理長を務めていた、浜田 統之シェフ。鳥取の漁港に近いところで生まれ育った浜田シェフらしく、日本全国から仕入れた美味しい魚を、フレンチの技法で調理していきます。
使われるのは、すべて天然魚のみ。魚って、こんなにいろいろな可能性を秘めているんだ!と、遊び心あふれるメニューに驚きっぱなし。
写真:安藤 美紀
地図を見るお酒を飲む方は、ぜひ料理に合わせたペアリングを選択肢に加えてみてください。
ワインだけでなく、日本酒が出てくることもありますが、これがまた美味!たとえば、純米吟醸「隆」は、温かいほうがより米の甘みが引き立つということで、料理を待っている間にお酒を手で温めながらスタンバイ。
…待ち時間も楽しい!お酒好きなら、こういう演出にも喜びを覚えるはず。
写真:安藤 美紀
地図を見る旬にこだわり、いろいろな部位の魚を駆使して、「オリジナルの一皿」を完成させる浜田シェフ。
写真のメニューは、お皿全体で「鮪」の漢字を表しているのが、お分かりですか?
好評の「漢字シリーズ」は定番化しつつあるメニュー。写真の料理は、まぐろの頬肉を使った一品です。漢字の部分は、まぐろの頬肉に合わせるソースなんですよ。一度食べたら生涯忘れない、味とビジュアルに感動です!
開業から4年が経ち、アクティビティの種類も大幅に増えました。
アクティビティには、無料と有料がありますが、無料でおすすめなのが、「めざめの朝稽古」。こちらは、スタッフの手作りの短い木刀を握りながら、ゆっくりとしたストレッチと深呼吸を組み合わせて、体をほぐしていくというもの。
朝の静かな雰囲気の中、じんわり体が温まって、すっきり目覚められます。
ただ癒やされて、気持ちがいいだけじゃ満足できない。という方におすすめなのが「相撲部屋稽古見学とちゃんこ鍋」。
昨今の相撲ブームも相まって、相撲部屋を見学できるところは他にもありますが、早朝集合だったり、朝稽古を見て帰るだけだったり…。気軽に参加できないのも事実。
しかし、「星のや東京」のアクティビティは、10時〜13時の間で相撲部屋を見学できて、ランチに力士の人がちゃんこ鍋の振る舞いをしてくれるんです!力士の熱気に触れて、元気になれますよ。
日程:不定期
料金:1人8000円(税・サービス料10%別)
動画:安藤 美紀
地図を見るそれでは最後に、都会の楽園「星のや東京」の様子を動画でお楽しみください!
世界中からこの宿に旅人が集まるのは、極上のお籠り感と温泉、そして、欲しいものは何でも手に入る利便性があるから。がんばった自分のご褒美に訪れれば、きっと明日からの糧になるはず。「星のや東京」は、いつも新鮮な感動と大きな楽しみを運んでくれますよ!
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:星のや東京
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(2024/9/10更新)
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