大館能代空港発!秋田犬から世界遺産まで北東北2泊3日モデルコース

大館能代空港発!秋田犬から世界遺産まで北東北2泊3日モデルコース

更新日:2019/08/27 10:46

Mayumi Kawaiのプロフィール写真 Mayumi Kawai 絶景ハンター、トラベルライター、自称ミステリーハンター
2018年で20周年を迎えた北秋田にある大館能代空港。世界遺産白神山地や八幡平、十和田湖、奥入瀬、弘前など東北を代表する観光資源に囲まれ、“北東北の玄関口”として毎年多くの観光客が訪れています。

秋田犬の忠犬ハチ公にちなんで「8」のつく日は、なんと秋田犬が空港出口でお出迎え!そこからはじまる北東北を満喫する超欲張りな2泊3日観光モデルコースをご紹介します。

1日目:秋田犬とふれあい、米代川でカヌー遊び、そしてビーチへ

1日目:秋田犬とふれあい、米代川でカヌー遊び、そしてビーチへ

写真:Mayumi Kawai

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2018年、空港直通のインターチェンジが開通され、“北東北の玄関口”としてますます利便性が高まる大館能代空港。

空港では、「忠犬ハチ公」のふるさと・大館にちなみ、毎月8(ハチ)のつく日の午前便に限り到着口で秋田犬がお出迎え!あのプーチン大統領やザギトワ選手をも魅了した秋田犬、この機会をぜひお見逃しなく!

1日目:秋田犬とふれあい、米代川でカヌー遊び、そしてビーチへ

写真:Mayumi Kawai

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空港を後にし、目指すは「道の駅ふたつい」。目の前に米代川、対岸に神の山「七座(ななくら)山」が鎮座し、「きみまち阪」という恋愛の聖地としても名高いスポットです。

米代川では6月から9月までプチカヌー体験を実施中。ベニヤ板でできた軽くて安定性のあるカヌーはお子様からお年寄りまで手軽に扱えて大好評。夢中で楽しめるアクティビティで気分もリフレッシュ!

<道の駅ふたついの基本情報>
住所:秋田県能代市二ツ井町小繁字泉51
※詳しくは関連メモ「二ツ井町観光協会」参照

1日目:秋田犬とふれあい、米代川でカヌー遊び、そしてビーチへ

写真:Mayumi Kawai

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1日目最後の目的地は、秋田県三種町の環境省選定「日本の快水浴場百選」にも選ばれた釜谷浜(かまやはま)ビーチ。海辺には巨大風車が整然と立ち並び、サンセットビーチとしても有名です。

三種町の夏の風物詩は「サンドクラフト」。毎年コンテストが開催され力作が並びます。なお、砂像の展示は8月末までとなっています。

<釜谷浜海水浴場の基本情報>
住所:秋田県山本郡三種町大口字釜谷

2日目午前:木都・能代の文化にふれ、いざ、あきた白神へ

2日目午前:木都・能代の文化にふれ、いざ、あきた白神へ

写真:Mayumi Kawai

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2日目スタートは秋田杉の製材業で栄えた「木都」能代市から。
その栄華を象徴する建築「旧料亭 金勇(かねゆう)」は、創業以来、木材界の迎賓館として、また高度成長期には結婚式会場などとして活躍しましたが、2008年に惜しまれつつ廃業。のちに市へ寄贈され、現在は国登録有形文化財として一般開放されています。

実は事前予約で食事ができるサービスも提供。貴重な文化財の中でお食事と秋田の地酒を楽しんでみませんか?

<旧料亭 金勇の基本情報>
住所:秋田県能代市柳町13-8
※詳しくは関連メモ参照

2日目午前:木都・能代の文化にふれ、いざ、あきた白神へ

写真:Mayumi Kawai

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次に訪れるのは、秋田県北西部にある八峰町の留山(とめやま)。留山は世界遺産白神山地のブナ原生林の雰囲気を手軽に味わえるスポットで知られ、所要約60分、手入れの行き届いた遊歩道を歩くショートハイキングコースです。ただし、入山には白神ガイドの同伴が義務付けられているためご注意ください。

<留山の基本情報>
住所:秋田県山本郡八峰町留山
※詳しくは関連メモ参照

2日目午前:木都・能代の文化にふれ、いざ、あきた白神へ

写真:Mayumi Kawai

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次の目的地・青森の十二湖へは「日本一乗りたい路線」にも選ばれたJR五能線「リゾートしらかみ」での移動はいかが?こちらは全席指定の快速列車。旅情あふれる日本海の車窓を眺めながら鉄道の旅はまた格別ですよね。
※詳しくは関連メモ参照

2日目午後:神秘の青池から縁結びモヤイ像、海岸露天風呂まで

2日目午後:神秘の青池から縁結びモヤイ像、海岸露天風呂まで

写真:Mayumi Kawai

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十二湖駅に到着したら、いよいよ神秘の青池が眠る白神の森・十二湖へ。おすすめは「十二湖散策コース」。1周約1.5km、所要1時間半程度のお手軽コースで、森林セラピー効果が認められたブナ自然林の散策が楽しめます。

ちなみに、本コースのクライマックスにある「沸壷(わきつぼ)の池」は必見!この池は「もののけ姫」に登場するシシ神の森にそっくり。青池とはまた違った神秘的なたたずまいに思わず見とれてしまいます。

2日目午後:神秘の青池から縁結びモヤイ像、海岸露天風呂まで

写真:Mayumi Kawai

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十二湖を満喫した後は、「ウェスパ椿山」へ。ヨーロピアンテイストの開放的な広い敷地内には、古城風レストランやガラス工房、昆虫園、日本海を望む開閉式展望風呂、そして360度パノラマ絶景や星空が楽しめる白神展望台が人気です。

そしてこの「モヤイ像」。一見B級的なにおいがしますが、人と人とが「結ばれ」「モヤイ合う(想い合う)」祈りが込められた美しき像なのです。ぜひ大切な人と訪れて絆や愛のかたちを確かめてくださいね。

<ウェスパ椿山の基本情報>
住所:青森県西津軽郡深浦町舮作鍋石226-1

2日目午後:神秘の青池から縁結びモヤイ像、海岸露天風呂まで

写真:Mayumi Kawai

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2日目を締めくくるのは、目の前に大海原が広がる絶景海岸露天風呂の「不老ふ死温泉」。日の出から日没まで入浴が楽しめるのは宿泊者だけの特権!打ち寄せる潮騒の音、水平線に沈む美しい夕陽を眺めながらまったり露天風呂に浸かれるのはまさに温泉の醍醐味。

さらに、敷地内に用意された星空デッキでは、深浦町自慢の満天の星空を鑑賞することもできます。

<不老ふ死温泉の基本情報>
住所:青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15

3日目午前:日本一の大イチョウから鶴の舞橋、パワースポット岩木山神社へ

3日目午前:日本一の大イチョウから鶴の舞橋、パワースポット岩木山神社へ

写真:Mayumi Kawai

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3日目はまず名勝・千畳敷海岸を見学したら、そこから目と鼻の先にある推定樹齢1000年の大イチョウを訪れるのがおすすめ。樹高31m、幹周り22mは全国第一位で、平成16年9月には国の天然記念物にも指定されています。

大イチョウの黄葉は例年11月上旬から下旬。この期間は夜間ライトアップが実施されます。金色に燃える大迫力の大イチョウの絶景は必見です。

<北金ヶ沢の大イチョウの基本情報>
住所:青森県西津軽郡深浦町大字北金ヶ沢字塩見形356

3日目午前:日本一の大イチョウから鶴の舞橋、パワースポット岩木山神社へ

写真:Mayumi Kawai

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次に目指すは津軽富士見湖に架かる日本一長い木造の三連太鼓橋「鶴の舞橋」。岩木山を背景に四季折々の表情を見せるこの名所は写真好きにはたまらないスポットです。

また、女優・吉永小百合さんが出演するJR東日本「大人の休日倶楽部」の広告に起用されたことで一気に知名度が上がりました。

<鶴の舞橋の基本情報>
住所:青森県北津軽郡鶴田町廻堰大沢81-150

3日目午前:日本一の大イチョウから鶴の舞橋、パワースポット岩木山神社へ

写真:Mayumi Kawai

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次に訪れるのは岩木山神社。古くから「お岩木様」「お岩木山」と呼び親しまれる岩木山そのものをご神体とし、五穀豊穣、家内安全、金運アップ、その他子宝成就や縁結びにもご利益のある人気のパワースポットです。

<岩木山神社の基本情報>
住所:青森県弘前市大字百沢字裾野124

3日目午後:ご当地とうもろこしから津軽ねぷたに秋田犬まで

3日目午後:ご当地とうもろこしから津軽ねぷたに秋田犬まで

写真:Mayumi Kawai

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岩木山まで訪れたら、ぜひ押さえておきたい「嶽(だけ)きみ」。嶽きみとは、岩木山の標高400〜500mにある嶽地区で栽培・収穫されたとうもろこしの総称で、「きみ」は津軽弁でとうもろこしのこと。圧倒的な甘さを誇るこの嶽きみは、市場にほとんど出回らない幻のご当地フードなのです。

通常は8月中旬から9月末頃が販売シーズン。朝採れのとうもろこしはわざわざ足を運ぶ価値のある逸品ですよ!

<嶽きみ直売所の基本情報>
住所:青森県の嶽地区・百沢地区の県道3号線沿い、弘前市内にも直売所あり

3日目午後:ご当地とうもろこしから津軽ねぷたに秋田犬まで

写真:Mayumi Kawai

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青森といえば夏の風物詩「ねぶた」「ねぷた」祭り。弘前市内にある「津軽藩ねぷた村」では、弘前ねぷたをテーマとした歴史と伝統、職人技を見学し、さらに実際に体験もできる体験型観光施設です。

地域によって異なる「ねぶた」と「ねぷた」の違い、立体か平面か、祭りの形態など、ねぷたのすべてを知ることができ、また太鼓やお囃子、三味線の実演から金魚ねぷたなどの製作体験まで充実した内容で楽しませてくれます。

<津軽藩ねぷた村の基本情報>
住所:青森県弘前市亀甲町61

3日目午後:ご当地とうもろこしから津軽ねぷたに秋田犬まで

写真:Mayumi Kawai

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旅のクライマックスは、2019年5月にオープンした秋田犬発祥の地・大館市の「秋田犬の里」はいかが?忠犬ハチ公のふるさとにちなみ、建物の外観は二代目渋谷駅がモチーフでハチ公の銅像も設置されています。

館内は秋田犬グッズが目白押し。生の秋田犬を見学できるほか、フィギュアスケートのザギトワ選手に贈られたマサルをモデルにした秋田犬のぬいぐるみタワーが見もの。ぜひ秋田犬にまみれて癒やされてください。

<秋田犬の里の基本情報>
住所:秋田県大館市御成町1-13-1

2泊3日で北東北の魅力をまるっと堪能しよう

北東北をまるっと効率良く回るには、高速インターが直結し、東西南北へのアクセスが非常に便利な大館能代空港がおすすめ。大館能代空港のある北秋田市には、世界文化遺産候補にも選定された縄文遺跡群が控え、今後外国人訪日客の増加も期待できます。

まだまだ紹介しきれないほど多彩な観光スポットに恵まれた北東北、ぜひ今回のモデルコースを参考にしつつ、オリジナルのプランで北東北を満喫してくださいね。

2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:大館能代空港利用促進協議会

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/08−2019/08/10 訪問

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