京都・随心院のピンクの襖絵がSNSで話題!

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京都・随心院のピンクの襖絵がSNSで話題!

京都・随心院のピンクの襖絵がSNSで話題!

更新日:2019/08/19 17:06

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター

随心院(隨心院・ずいしんいん)は山科区にある真言宗善通寺派の大本山で、「小野小町ゆかりのお寺」として広く知られています。春には遅咲きの梅、秋には紅葉が見事な、京都を代表するお寺の一つです。とりわけ3月に行われる「はねず踊り」が有名で、この日には多くの参拝者・見学者が訪れます。この由緒あるお寺で最近新たに話題になっているのがピンク色(はねず色)の極彩色の襖絵。見ている人を雅で儚い世界に誘います。

京都市中心部から随心院までのアクセス

京都市中心部から随心院までのアクセス

写真:東郷 カオル

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随心院があるのは京都市山科区。京都駅の隣の山科駅で地下鉄に乗り換える、もしくは地下鉄の烏丸御池駅や東山駅からなら乗り換えなしで最寄り駅の小野駅までアクセスできます。

小野駅からは徒歩5分ほどで到着。立派な総門が見えて参ります。

京都市中心部から随心院までのアクセス

写真:東郷 カオル

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拝観入口の前には小野梅園が広がります。遅咲きの「はねず梅」を中心に230本もの梅が植えられており、例年3月中旬頃に見頃を迎えます。3月最終日曜日には「はねず踊り」が行われ、美しいはねず色の衣裳を身に着けた少女たちが小野小町と小町に恋した深草少将に扮して踊りを披露します。

※はねず色は薄紅色の古語

拝観ルートのご案内

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写真:東郷 カオル

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入口を入って拝観ルートを進みます。まず初めに目に入るのが小野小町が描かれたの衝立(ついたて)。

入る際には気が付かないと思いますが、裏側も素晴らしいので是非お帰りの際に両横に見える襖絵と一緒にご覧ください。

拝観ルートのご案内

写真:東郷 カオル

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書院は狩野派を中心とした見事な襖絵がいくつも拝見できます。表書院、奥書院ともに撮影は禁止ですがこのような何気ない杉戸も楽しいですよ。

撮影ができない場所は撮影禁止マークでお知らせされています。カメラを向ける際はマークを見落とさないでマナーを守って楽しみましょう。

拝観ルートのご案内

写真:東郷 カオル

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書院を進むと左がピンクの襖絵のある間、右奥が御本堂です。御本堂正面の庭は初夏には一面みずみずしい苔で覆いつくされ、秋になると見事な紅葉が楽しめます。

御本尊は如意輪観世音菩薩坐像、他にも快慶作の金剛薩捶坐像(重要文化財)や阿弥陀如来坐像(同)が安置されています。

極彩色のピンクの世界「極彩色梅匂小町絵図」

極彩色のピンクの世界「極彩色梅匂小町絵図」

写真:東郷 カオル

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「ピンクの襖絵」と話題なのがこちらの極彩色梅匂小町絵図。もともとは撮影禁止だったところ、要望に応えるかたちで撮影が可能に。SNSで拡散され、遠方からの女性の参拝者が沢山訪れるようになりました。

とは言っても随心院は京都市中心部からは少し離れた静かな場所にありますので、時間によっては独り占めできることも。誰もいない写真が撮りたい方は朝一番が狙い目ですよ。

極彩色のピンクの世界「極彩色梅匂小町絵図」

写真:東郷 カオル

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その名のとおり梅の香りがしてきそうなはねず色の襖絵。4枚一組で、絶世の美女と謳われた小野小町の波乱万丈の生涯が描かれています。

左から
生誕の図(出羽の国で生まれ、生活される様子)
饗宴の図(仁明天皇のもと宮仕えをされる様子)
伝承の図(宮仕えを辞し山科小野の里で過ごされる様子)
夢幻の図(山科小野を出て諸国を放浪される様子)
となっています。

極彩色のピンクの世界「極彩色梅匂小町絵図」

写真:東郷 カオル

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一つ一つを拝見すると非常に細かく描かれていることがわかります。例えば生誕の図ではご両親に抱かれてお祝いされている様子が窺えます。

雅な生活も、その晩年には華やかさとは程遠いものだったとか。多くが謎に包まれていて、各地に小野小町の晩年にまつわる伝承が残っています。

この襖絵の向こう側に、多くの人々から寄せられた文を下張りして作った「小野小町文張地蔵尊像」や、小町晩年の姿を写したといわれる「卒塔婆小町座像」があります。このまま参拝ルートを進むと見学することができます。

※襖の奥には入れません。襖には触れないようにお願いします。

随心院の境内を散策

随心院の境内を散策

写真:東郷 カオル

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続いて境内を散策してみましょう。境内には小野小町ゆかりの場所がいくつかあります。

「花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」
写真の歌碑は人生のはかなさを歌った、百人一首でもお馴染みのあの歌です。

随心院の境内を散策

写真:東郷 カオル

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境内のちょうど本堂裏手には文塚があります。小野小町に恋をして99日通った深草少将や数多くの貴公子たちから小野小町に寄せられた千束の文が埋まっていると云われています。

※百夜通(ももよがよい)の伝説
「百夜通ったらあなたのお気持ちに応えましょう」という小野小町の言葉で、深草少将が通いつめたが、99日目に雪のために命を落としたという話

随心院の境内を散策

写真:東郷 カオル

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化粧井戸(けわいのいど)は小野小町の屋敷にあった井戸で、小町はこの井戸を使って化粧をしていたと伝わっています。

先ほどの歌碑の内容を思い出すと、小町がどのような思いでここで化粧をしたのだろうと、思いを寄せてしまうのではないでしょうか。

随心院の基本情報

住所:京都府京都市山科区小野御霊町35
電話番号:075-571-0025
アクセス:地下鉄東西線小野駅から徒歩約5分

2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/14 訪問

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