ビーチリゾート「ブライトン」で満喫するイギリスの夏

ビーチリゾート「ブライトン」で満喫するイギリスの夏

更新日:2020/06/10 15:13

Lady Masalaのプロフィール写真 Lady Masala 知られざる名所案内人、蚤の市マニア
ブライトンは、ロンドンから列車で1時間あまりの距離にあるビーチリゾート。「ブライトン・ピア」とよばれるゲームセンターや遊園地のある桟橋をはじめ、海岸沿いには、エンターテインメント施設が充実しています。海で泳いで日光浴をして、おなかが空いたら海の家でフィッシュ&チップスを食べる。そんなビーチで過ごすイギリスの夏を満喫してみませんか。

駅から徒歩圏内「ナチュリスト・ビーチ」もある海水浴場

駅から徒歩圏内「ナチュリスト・ビーチ」もある海水浴場

写真:Lady Masala

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ロンドンのベッドタウンとしても知られる「Brighton(ブライトン)」は、ロンドン・ビクトリア駅から列車で1時間あまりの日帰り旅行に人気の都市。最寄り駅からビーチまでの距離が徒歩で15分ほどというアクセスのよさも手伝って、イギリスでは有数のビーチリゾートとして人々に親しまれています。ビーチといえば砂浜を想像しますが、ここは小石が敷き詰められた礫浜(れきはま)。心地よい潮風とともに、どこまでも続く海岸線を歩いてみたいものです。

駅から徒歩圏内「ナチュリスト・ビーチ」もある海水浴場

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ブライトンは、LGBTコミュニティーが集まることでも知られる進歩的な街。クラブやバーなどのナイトライフが楽しめる場所も多く、その開放的で自由な空気を求めて移り住むアーティストやミュージシャンも多いのです。

そんなブライトンのビーチには、水着をつけずに生まれたままの姿で日光浴が楽しめる「Naturist Beach(ナチュリスト・ビーチ)」があります。その周辺は浜辺の礫を積んで壁がつくられているため、プライバシーが守られています。男女の区別なく誰でも立ち入ることができるので、興味がある人は行ってみましょう。ブライトン・ピアを背にして、5分くらい歩いたところにあります。

駅から徒歩圏内「ナチュリスト・ビーチ」もある海水浴場

写真:Lady Masala

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海水浴やサーフィンはもちろんのこと、ビーチサイドでは、ミニゴルフやビーチバレー、卓球、ジップラインなどのアトラクションを楽しむこともできます。土産物店やギャラリーをのぞいたり、海の家を思わせるカフェでアイスクリームやフィッシュ&チップスを購入して、海を眺めながら食べたりするのもよいでしょう。ただし、カモメに食べ物をさらわれないように注意!

ビーチサイドのアミューズメント施設「ブライトン・ピア」

ビーチサイドのアミューズメント施設「ブライトン・ピア」

写真:Lady Masala

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ビーチ沿いの桟橋は、「パレス・ピア(Palace Pier)」または「ブライトン・ピア(Brighton Pier)」とよばれるアミューズメント施設として利用されています。レストランやアフタヌーンティーがいただけるカフェをはじめ、ゲームセンターや遊園地もあり、大人も子どもも楽しめる空間。随所に用意されたデッキチェアに腰かけて海を眺めれば、ホリデー気分も盛り上がるというもの。

ビーチサイドのアミューズメント施設「ブライトン・ピア」

写真:Lady Masala

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ジェットコースターやゴーカート、バウンシーキャッスルなどの遊園地ではおなじみの遊具のほかに、射的やチョコバナナなどの屋台、タロット占いの館まであり、縁日のわくわく感も味わえるブライトン・ピア。どこか古臭くて、初めて訪れるのに懐かしいような気分にさせられるレトロな空間では、遠い夏の日の記憶がよみがえり、思わず胸がキュンとなりそうです。

ビーチサイドのアミューズメント施設「ブライトン・ピア」

写真:Lady Masala

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そんな哀愁を秘めたブライトン・ピアで注目したいのは、メリーゴーラウンド。きらびやかな衣装に身を包んだ白馬にまたがれば、気分は王侯貴族。子どもたちに混ざって遊具に乗るのは気が引けるという方は、ぜひとも近くまで行って、そのレトロでかわいらしい姿を眺めてみてください。

<基本情報>
住所:Madeira Dr, Brighton BN2 1TW

老舗「Harry Ramsden’s」で本場のフィッシュ&チップス

老舗「Harry Ramsden’s」で本場のフィッシュ&チップス

写真:Lady Masala

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海辺の街を訪れたからには、おいしいフィッシュ&チップスを食べない手はありません。ビーチ沿いにあるカフェでも注文できますが、ゆっくりとテーブルについて寛ぎたいなら、ブライトン・ピアの向かいにある「Harry Ramsden’s(ハリー・ラムスデン)」に行きましょう。1928年創業の老舗ですが、リーズナブルな値段でイギリスの名物料理が味わえます。

老舗「Harry Ramsden’s」で本場のフィッシュ&チップス

写真:Lady Masala

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「World Famous Fish & Chips(世界に名高いフィッシュ&チップス)」を看板に掲げるこのレストランでは、Haddock(ハドック)または、Cod(コッド)のフライに、チップスとマッシーピー(すりつぶされたグリンピース)が添えられます。中・大・特大からサイズを選べますが、中でも十分すぎるほどのボリューム。

からっと揚がった熱々のフィッシュ&チップスに、塩とモルトビネガー(大麦麦芽酢)をかけていただくのがイギリス流。お酢の酸味が油っぽさを中和してくれます。レモンやタルタルソース、ケチャップとも相性がよいので、好みの味を見つけましょう。ただし、最初の一口は何もつけずに素材の味を楽しむことを忘れずに。

<基本情報>
住所:1-4 Marine Parade, Brighton BN2 1TA
営業時間:11:00-21:30(金/土のみ22:00まで)

エキゾチックなランドマーク「ロイヤル・パビリオン」

エキゾチックなランドマーク「ロイヤル・パビリオン」

写真:Lady Masala

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イギリスの作家、レイモンド・ブリッグズの代表作「スノーマン」に描かれていることでも知られる「Royal Pavilion(ロイヤル・パビリオン)」は、海辺のリゾートブライトンのランドマーク。ジョージ4世の命を受けて完成したというタージ・マハールのような外観の宮殿をぜひとも見ておきましょう。

エキゾチックなランドマーク「ロイヤル・パビリオン」

写真:Lady Masala

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18世紀後半に海水浴が健康法として注目されたことに加え、宮殿が建てられたことで、富裕層のための保養地として人気を集めたブライトン。その一方で、建設に関わったジョージ4世は、浮名を流し、放蕩の限りを尽くしたことで国民には嫌われていました。館内には、若くてハンサムであった頃の肖像画と、体重が増えすぎて歩くこともままならなかったという晩年の風刺画が展示されています。

エキゾチックなランドマーク「ロイヤル・パビリオン」

写真:Lady Masala

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インドや中近東を思わせるエキゾチックな外観に、中国風の内装が施されたロイヤル・パビリオンは、あくまでも西洋人が思い描く東洋趣味。当時のイギリス人にとっては、異国風で美しいものに見えたでしょうが、東洋人の私たちにとっては奇妙に映るかもしれません。

国庫を湯水のように浪費し、国民に忌み嫌われていたというジョージ4世ですが、芸術や建築に対する投資は惜しまなかったといいます。今日のブライトンの基礎を築いたのは、ジョージ4世であることは間違いないでしょう。

<基本情報>
住所:4/5 Pavilion Buildings, Brighton BN1 1EE
開館時間:9:30-17:45(4-9月)10:00-17:15(10-3月)

「ブライトン」で楽しい夏の1日を

開放的な雰囲気と美しいビーチを有するブライトン。ロンドンからのアクセスもよく、日帰りでも十分に楽しむことができます。アミューズメント施設が充実したビーチサイドでは、泳いだり日光浴をしたりするほかにも、さまざまなアクティビティーに参加できます。ビーチリゾートブライトンで、思い出に残る夏の1日を過ごしてくださいね。

2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/15 訪問

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