ブラガ「ボン・ジェズス・ド・モンテ聖域」ポルトガルの巡礼地

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ブラガ「ボン・ジェズス・ド・モンテ聖域」ポルトガルの巡礼地

ブラガ「ボン・ジェズス・ド・モンテ聖域」ポルトガルの巡礼地

更新日:2019/09/04 15:00

Lady Masalaのプロフィール写真 Lady Masala 知られざる名所案内人、蚤の市マニア
ポルトガルで最も古い都市のひとつであるブラガは、イベリア半島で最初にキリスト教が伝えられた宗教的に重要な意味を持つ場所です。86もの教会がひしめき合うというブラガの郊外にある「ボン・ジェズス・ド・モンテ聖域」は、巡礼のための聖堂が連なる世界遺産。貴婦人のスカートを思わせる美しいバロック式の階段とその上にそびえる教会の姿には、キリスト教徒ならずとも敬虔な気持ちにさせられるでしょう。
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十字架の道から教会へと導く「バロック式階段」

十字架の道から教会へと導く「バロック式階段」

写真:Lady Masala

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「Braga(ブラガ)」は、ポルトガル第二の都市ポルトから列車や長距離バスで1時間ほどの距離にある日帰り旅行に人気の場所。「リスボンは楽しみ、コインブラは学び、ポルトは働き、そしてブラガは祈りの街である」と言われるほど、キリスト教が深く根付いています。八王子市と同等の面積に大小さまざまな86もの教会が建ち並ぶというブラガは、ポルトガルで最も古い大聖堂があることでも知られています。

十字架の道から教会へと導く「バロック式階段」

写真:Lady Masala

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古都ブラガ郊外にある「Santuario do Bom Jesus(ボン・ジェズス・ド・モンテ聖域)」は、エスピーニョ山山頂にあるボン・ジェスス教会を中心とした聖域で、カトリックの巡礼地でもあります。116メートル、600段もの階段が教会へと続き、イースターに近いセマナ・サンタとよばれる時期には、敬虔な信者が膝をつき祈りながらこの階段を上るといいます。

これらの聖堂郡は、18世紀に宗教改革に対抗するために築かれました。絵や彫刻で再現された聖書の場面を見ることで信仰を深めるという目的があります。路線バスとケーブルカーが発着する広場から教会へと向かう十字架の道には、随所にキリストの受難を伝える像が納められた礼拝堂があり、ひとつひとつにお詣りしながら頂上にある教会を目指します。

十字架の道から教会へと導く「バロック式階段」

写真:Lady Masala

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十字架の道を歩いていると美しいバロック式の階段が見えてきます。高みにそびえる教会の姿と相まって思わず息をのむほどの美しさ。階段の下段は「五感の階段」、そして上段はキリストの聖痕である「三徳の階段」とよばれています。

踊り場には泉があり、それぞれに視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚を表します。視覚の泉は両の目から、味覚の泉は口から水があふれ出ており、その興味深い姿は見逃せません。さらに階段を上ると、信仰・希望・博愛の泉が続きます。泉を見下ろすように立つ旧約聖書の預言者の像にも注目してみてください。

モーゼス広場にそびえる堂々たる「ボン・ジェズス教会」

モーゼス広場にそびえる堂々たる「ボン・ジェズス教会」

写真:Lady Masala

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バロック式階段の最上部に見えてくるのは、モーゼス広場。ポルトガルにある庭園のなかでも五本の指に入るほど美しいとたたえられるその広場は、いつも多くの人々でにぎわいます。ひときわ目を引くのは、季節の花々が彩を添える花壇。随所にベンチもあるので、お天気がよければ、腰をかけてその美しさを味わってみてください。また、教会を背にするとブラガの街が一望できます。

モーゼス広場にそびえる堂々たる「ボン・ジェズス教会」

写真:Lady Masala

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モーゼス広場よりもさらに高い場所にあるのは、1784年から1811年にかけてブラガを代表する建築家カルロス・アマランテによって建てられたという「ボン・ジェズス教会」。過剰な装飾を省いた新古典様式の外観には、シンプルでありながらもどっしりとした貫禄があります。教会を取り囲むように建ち並ぶ像は、ポンテオ・ピラトをはじめとするキリストの処刑に携わった8人。ひとりひとりの表情がそれぞれに異なるところが興味深いです。

モーゼス広場にそびえる堂々たる「ボン・ジェズス教会」

写真:Lady Masala

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19世紀に完成した比較的新しい教会だけに、内部は明るく開放感があります。淡いパステルカラーで彩られた壁や天井、聖書の物語を描いた壁画は、荘厳というよりもメルヘンチック。その一方で、主祭壇のキリストの受難を伝える像は、十字架の道に建てられた礼拝堂にあるものと同様に、その場面を疑似体験しているかのような生々しさで見る者に訴えかけてきます。

幻想的な「洞窟」とキリストの受難を伝える「礼拝堂」

幻想的な「洞窟」とキリストの受難を伝える「礼拝堂」

写真:Lady Masala

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教会を出てさらに歩みを進めると、そこには美しい庭園と小さな池に囲まれた洞窟があります。規模は大きくはありませんが、カメやコイが泳ぐ池に咲くハスの花、水辺を取り囲むように植えられた季節の花々が彩を添え、幻想的な空間をつくり上げています。

幻想的な「洞窟」とキリストの受難を伝える「礼拝堂」

写真:Lady Masala

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教会の敷地内に突如出現するこの洞窟は天然のものではなく、20世紀に入ってから人工的につくられたものなのだとか。もちろん中に入ることもできます。足元には水たまりが広がっていたり、時折水がたれてきたりと本物の鍾乳洞と見紛うほどの完成度の高さ。洞窟の上には八角形の東屋があり、絶好の撮影ポイントとなっています。

幻想的な「洞窟」とキリストの受難を伝える「礼拝堂」

写真:Lady Masala

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洞窟に沿ってさらに歩みを進めると、木々が生い茂る公園とキリストの受難を伝える像が納められた礼拝堂が連なる広場に行き当たります。時間に余裕があれば、バロック式階段と教会だけではなく、これらの場所も訪れて、ゆっくりと時間をかけて見学してみてください。

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水力で動くポルトガル最古の「ケーブルカー」

水力で動くポルトガル最古の「ケーブルカー」

写真:Lady Masala

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ブラガ市街からの路線バスが到着する広場から教会までは、ゆっくりお詣りしながら歩いて20分ほどの道のりです。足腰に自信がある人は自分の足で歩いて頂上を目指したいところですが、ケーブルカーを利用するという手もあります。

ポルトガル最古であるというこのケーブルカーは、上にあるタンクに注水することで、その重みと重力により下に降り、連結している下のものは上に引き上げられるという仕組み。上の駅では注水作業を見ることもできます。

水力で動くポルトガル最古の「ケーブルカー」

写真:Lady Masala

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キリストの受難を物語る礼拝堂や教会内部はもちろんのこと、五感や三徳の泉の興味深いモチーフ、洞窟や庭園、そして、美しいバロック式階段など、見どころが尽きない「ボン・ジェズス・ド・モンテ聖域」。じっくりと時間をかけて散策してみたいものです。

ボン・ジェズス・ド・モンテ聖域の基本情報

住所:Estrada do Bom Jesus, 4715-056 Tenoes
アクセス:リヴェルダーデ大通りにある停留所から「02」番のバスに乗車して終点で下車
教会開放時間:8:00〜19:00(夏季)/9:00〜18:00(冬季)

2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/16 訪問

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