百年に一度!「弘前城本丸石垣修理事業」は今しか観られない絶景あり

百年に一度!「弘前城本丸石垣修理事業」は今しか観られない絶景あり

更新日:2019/09/08 12:37

浦賀 太一郎のプロフィール写真 浦賀 太一郎 週末トラベラー
全国有数の桜の名所・弘前城(弘前公園)!GW頃に見頃を迎えることもあって、多くの人が弘前城の桜を観に訪れます。現在は大規模な石垣修理事業を行っており、平成27(2015)年に「天守曳屋」で本来の位置から本丸中央部まで約70m移動したことは大きくメディアでも取り上げられました。今回は、「お濠と桜と天守!」の名物風景が観られなくても、百年に一度の大事業を楽しめる弘前城おすすめスポットを紹介します!
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天守崩壊の危機!弘前城本丸石垣修理事業とは

天守崩壊の危機!弘前城本丸石垣修理事業とは

写真:浦賀 太一郎

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弘前城は、初代弘前藩主・津軽為信(ためのぶ)によって計画され、二代藩主・信枚(のぶひら)が完成させた、江戸時代のお城です。東北で唯一天守が現存し、国の重要文化財に指定されています。また城域も江戸期の城郭建築を知る貴重な遺構として国の史跡に指定されています。

弘前城本丸東面の石垣は、昭和58(1983)年の日本海中部地震を契機に、石垣の膨らみ「はらみ」が指摘され、その後も調査や測量が続けられました。そして、このままでは天守ごと石垣が崩落してしまう可能性があることがわかり、平成20(2008)年に修理のための専門委員会が立ち上げられ、修理事業が進んでいるのです。

天守崩壊の危機!弘前城本丸石垣修理事業とは

写真:浦賀 太一郎

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石垣の工事は、本丸(天守北側平場)の発掘調査からはじまり、水濠の水を抜き、一時的に濠を埋め立て、工事の足場としています。工事の様子は、木道の展望台が設置されているので、二の丸から眺めることができます。

天守崩壊の危機!弘前城本丸石垣修理事業とは

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弘前城天守は、本丸の内部へ約70m移動しているので、展望台からは頭の部分がひょっこり見えるくらいです。元々は、写真正面の、シートを被っている櫓台石垣が、総重量約400tもの3階建ての天守を乗せていたのです。400t!凄い重さですよね。

いざ本丸へ!天守の移動を実感

いざ本丸へ!天守の移動を実感

写真:浦賀 太一郎

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二の丸から、「お濠と桜と天守!」が映える1番の見所だった下乗橋を渡り、南口券売所から先は従来通り有料区域です。本丸へと続く枡形は、本来正面から右手に天守が開けて見えましたが、曳屋後は、正面に見えるようになっています。

いざ本丸へ!天守の移動を実感

写真:浦賀 太一郎

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元々あった場所に、今はもちろん天守は無く、もし江戸から令和の、どこかの時代で消失してしまっていたら「天守台跡」と銘打たれた案内看板がちょこんと建っていそうな趣です。実は、今の天守は二代目で、本来の天守は本丸南西隅(写真は南東隅)にあり、五層の壮大なものでしたが、落雷で焼失したと伝えられています。

いざ本丸へ!天守の移動を実感

写真:浦賀 太一郎

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今の三層の天守は文化5(1808)年に幕府の許可を得て、文化7(1810)年に櫓建築として再建された、「事実上の」天守なのです。天守は基本的に再建の許可が下りる事は無く、江戸城の天守ですら再建されることはありませんでした。本丸には現在、展望デッキが設けられ、高さ2.5mと、3.4mの位置から本丸や天守を眺めることができます。

百年に一度の弘前城の風景を堪能!

百年に一度の弘前城の風景を堪能!

写真:浦賀 太一郎

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展望デッキからは、曳屋で移動した天守と、岩木山の見事な景観を望むことができます。これぞ百年に一度の絶景!元々の天守台の場所では絶対にありえなかった、奇跡のコラボです。天守が元の位置に戻るまでの期間限定なので、この機会を見逃したら、ほとんどの人は一生観ることはできないのではないでしょうか。

百年に一度の弘前城の風景を堪能!

写真:浦賀 太一郎

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本丸内では、「石垣普請番屋」が公開されていて(9:00〜17:00・冬季休館)、石垣修理事業にまつわるパネル・模型等がコンパクトに展示されていて大変興味深いです。

百年に一度の弘前城の風景を堪能!

写真:浦賀 太一郎

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番屋内からは石垣工事の全貌を眺めることができます。実は、弘前城本丸の石垣は、明治29(1896)年に崩落して、翌年に天守の曳屋が行われています。崩落は天守のすぐ傍で起こっており、差し迫った天守崩落の危機を回避するために、曳屋が行われたのです。

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天守内部には曳屋で使用された工具や耐震補強も!

天守内部には曳屋で使用された工具や耐震補強も!

写真:浦賀 太一郎

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天守内部の見学も従来通り可能です。曳屋が行われたときに使用された油圧ジャッキなどの展示が興味を引きます。天守は三層ですが、階段はとても急なので、昇り降りには十分注意しましょう。

天守内部には曳屋で使用された工具や耐震補強も!

写真:浦賀 太一郎

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弘前城天守は、完成してからすでに200年以上の歳月が流れ、如何に当時の大工さんの腕が優れていたとしても、経年劣化にはどうしても耐えられません。いつ震災クラスの大地震に見舞われても、大事な文化財を後世に残すために、今回の石垣修理事業の一環で、天守にも内側から鉄骨を入れ、仮の耐震補強が施されました。

天守内部には曳屋で使用された工具や耐震補強も!

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歴史ある文化遺産と現代技術の融合!これも、これからの弘前城の見所の一つに加えられるでしょう。最上階からは、以前と変わらず岩木山の雄姿を拝むことができます。天守台を眺めることもできますよ!

むしろ弘前城へは今こそ行くべき!

むしろ弘前城へは今こそ行くべき!

写真:浦賀 太一郎

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弘前城は戦火も免れているため、城門が5棟、櫓が3棟、そして現存天守と、計9棟が重要文化財に指定されている、全国屈指の名城でもあります。

石垣修理事業で本来の景観を損ねていると思う方もいるかもしれませんが、むしろ今しか観ることのできない天守と岩木山の絶景や、石垣修理の現場など、まさに百年に一度の超レアイベントの真っ最中と言えます。弘前城は、今こそ行くべき超おすすめスポットですよ!

弘前城(本丸石垣修理事業)基本情報

住所:青森県弘前市大字下白銀町1
電話番号:0172-33-8739(弘前市公園緑地課)
アクセス:JR弘前駅から徒歩約25分・弘南鉄道中央弘前駅から徒歩約15分
開城時間:有料区域は4月1日〜11月23日9:00〜17:00(それ以外の期間は無料・天守閉鎖)。無料区域は常時開城

2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/14 訪問

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