写真:毎川 直也
地図を見る千年温泉はJR南武線「武蔵新城」駅から徒歩8分のところにある、創業50年の温泉銭湯です。2018年9月に大正ロマンをテーマにリニューアルオープン、その外観は西洋の文化が日本の建築に馴染み始めた大正の和洋折衷をイメージし、ファミリーでも入りやすい雰囲気を意識しています。
軒先の、鶴が家紋の蔦のかたちに集まったロゴマークは、ここの地名である「千年」、千年温泉という屋号に、ことわざの「鶴は千年亀は万年」をかけ、この湯に浸かった皆様が千年、健康に恵まれるようにと願いを込めてデザインいます。
写真:毎川 直也
地図を見る千年温泉は最寄駅から徒歩8分という好立地ですが、じつは車でのアクセスも非常によいです。南には中原街道、尻手黒川道路、西には第三京浜道路、北には府中街道と幹線道路が通っています。駐車場は建物横に5台、施設向かいに5台、合計10台を停められます。この規模の駐車場は銭湯では稀。こちらもファミリーでの来店を意識しています。
写真:毎川 直也
地図を見る店内に入るとまず聞こえてくるのはジャズミュージック。左手に大きなカウンター、正面奥には大きな窓、その下に椅子とテーブルが並び、カフェのような様相です。時間帯によっては、老若男女問わず人気なAI看板犬、シュガーに会えるかもしれません。券売機で料金、必要な浴用品のチケットを購入し、フロントに手渡して入館となります。
写真:毎川 直也
地図を見る浴室は高い天井、窓からは日の光が差し込み、壁面の白いタイルと合わせて明るい雰囲気になっています。写真は女湯、レンガ色のタイルが随所に配置され、背景画には葛飾北斎の「凱風快晴」、通称赤富士をモザイクタイルで描き起こしました。岐阜県多治見の職人が作成した逸品で、新しい建物のなかにも昔ながらの銭湯を感じさせてくれます。
写真:毎川 直也
地図を見るこちらは男湯。背景画は葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」です。内湯にある湯船は3機のジェットがついた41度のさら湯、強い泡付きがあり、血流改善効果のある39度の炭酸風呂、微細気泡が肌の汚れをかきだす41度のミルキーバスがあります。どの湯船も比較的ぬるめで、お子様でも問題なくはいれる温度です。また、湯船のお湯、シャワー、カランの湯はすべて軟水となっており、肌をすっきりと洗い流すことができます。
写真:毎川 直也
地図を見る浴室内は随所にタイルアートが見られます。こちらは女湯の壁面に飾られたタイルです。どこか懐かしい和柄のようで、かつ洋風な印象も感じられ、建物の外観同様、和と洋が混ざり合った大正ロマンを表現しています。ほかにも、天井を見上げると鯉が泳ぐステンドグラス、脱衣場にはウィリアム・モリスが描いた壁紙と、要所要所に華やかさがあります。
写真:毎川 直也
地図を見る白を基調とした明るい内湯に対し、露天風呂は少し照明を暗くし、タイルの色もシックで落ち着いた雰囲気。湯船に浸かってみると、囲いの隙間から明かりが漏れて、時間帯によって異なる表情を見せてくれます。囲いの向こう側は石庭風に岩が配され、見上げると空。夜にはライトアップされ、旅情豊かな雰囲気に癒されますよ!
写真:毎川 直也
地図を見る湯船に満たされているのは黒いお湯。これは黒湯という温泉で、東京神奈川エリアではよく見られる温泉。黒湯と一口に言っても濃さは場所ごとに異なり、千年温泉はかなり黒さの濃い、希少な温泉です。それを加水することなくお湯張りしているため、湯船に顎をつければ肩が見えません。温度は約41度、実際の数字よりぬるく感じる温泉なので、こちらもお子様でも安心して入れます。黒湯の電気風呂があることもポイント。比較的弱めなので、お子様の電気風呂デビューにもオススメです。
写真:毎川 直也
地図を見る露天風呂のわきには加水、加温なしの黒湯に触れられるカランがあります。店主の「本来の温泉の姿に触れてもらいたい」という思いから設置されました。温泉の成分をしっかりと肌に残して帰りたいかた、温泉ファンのかたは締めに浴びて帰ることをオススメします!
写真:毎川 直也
地図を見るサウナはフック式のロックがかかっており、入館時にサウナ料金を支払った方に鍵が手渡されます。入り口わきに敷物が用意してありますので持ち込みましょう。温度は約80度に設定されており、マイルドな熱さ。テレビもついています。
写真:毎川 直也
地図を見る水風呂はサウナのすぐ横。温度はチラーで維持し、バイブラによる気泡で撹拌されて約20度の水温をダイレクトに感じることができます。水風呂が苦手なかたやお子様には立ちシャワーをどうぞ。非常に柔らかいあたりで、優しい水に包まれます。冷水立ちシャワーでととのいを目指すのも十分可能、オススメです!
写真:毎川 直也
地図を見る露天風呂には椅子が2脚用意されており、腰かけて壁や囲いに頭を預ければ、全身脱力してリラックスできます。ととのいには環境も重要ですが、ここは静かな住宅街。さらに湯船のバイブラが生み出す重低音が周辺の生活音に蓋をして、ちょうどいい耳環境となっています。サウナーでなくても、千年温泉に訪れたら腰かけてほしい場所です。
写真:毎川 直也
地図を見る風呂あがりにはビールですね。フロントでプレミアムモルツ(おつまみ付き480円)を販売しています。ジョッキに注いでくれるのも嬉しいポイント。合わせるのは漆黒の黒湯で茹でた温泉玉子がオススメです。大人がビールを飲んでいる間、お子様には銭湯といえばの瓶牛乳、炭酸飲料、そして駄菓子も販売しています。
写真:毎川 直也
地図を見るロビーの椅子に腰かけてのんびり過ごすのもいいのですが、複数名での利用、特に子連れの場合は2階の休憩所をオススメします。一画にボーネルンドの遊具が置かれており、父親がビールを飲みながら子供を見て、その間に母親がゆっくりとお風呂に入る、そんな利用法が見られます。ここで初めて会った母親同士がママ友になる、なんてこともあるようです。地域に根差した銭湯らしい光景です。
写真:毎川 直也
地図を見る普段は半分に仕切られているこのスペース、仕切りを取り払うと約50畳の広さがあります。このスペースは普段マッサージや体操に貸し出しされており、今後紙芝居など、様々なイベントが企画予定となっています。是非ファミリーでのおでかけ先のひとつとして、最新の情報をチェックしましょう!
住所:川崎市高津区千年新町20-4
営業時間:平日14:00〜24:00
土日祝日11:00〜23:00
電話番号:044-766-6240
定休日:金曜日
アクセス:JR南武線、武蔵新城駅から徒歩8分
駐車場:10台
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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