旅行者必見!奈良の歴史・文化の発信拠点「奈良県立図書情報館」

旅行者必見!奈良の歴史・文化の発信拠点「奈良県立図書情報館」

更新日:2019/09/10 13:00

花月 文乃のプロフィール写真 花月 文乃 地域文化・民俗文化リサーチャー、グラフィックデザイナー、旅行ライター
奈良県立図書情報館は、通常の本の閲覧など情報活用の場を提供するだけでなく、奈良の歴史・文化をイベントや企画展という形で積極的に発信しています。

今回は、これからの図書館のあり方を示唆するような先進的な活動を行なっている機関に授与されるLibrary of the yearの2009年優秀賞を受賞した奈良県立図書情報館と、日本最古の公開図書館といわれる芸亭(うんてい)についてご紹介します。
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見逃せない図書・企画展示!イベントも開催!

見逃せない図書・企画展示!イベントも開催!

提供元:奈良県立図書情報館

http://www.library.pref.nara.jp地図を見る

奈良県立図書情報館は、旧施設の老朽化に伴い基本構想が策定され、現在の位置に移転・建設、2005年に開館しました。

コンセプトは、「情報共有の場、所蔵資料だけでなく国内外の資料や情報と人を結びつける場、情報活用だけでなく情報発信もサポートする総合情報センター」です。

蔵書の数は約74万5千冊、本だけでなく新聞・雑誌・マイクロフィルム・有料データベース・公文書・デジタル化資料も提供、年間約55万人前後の方に利用されています。

見逃せない図書・企画展示!イベントも開催!

写真:花月 文乃

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特筆する点は、新たな出会いと新たな情報への入り口を開く発信拠点として、様々な展示やイベントを実施、関連図書リストと合わせて提供していることです。

エントランスホールでは、企画展示が2週間前後のペースで開催されています。奈良にゆかりのあるクリエイターの方や非営利団体らとの連携をもとに、様々な情報を発信しています。

見逃せない図書・企画展示!イベントも開催!

写真:花月 文乃

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図書展示は、3階ブリッジを中心に館内各所で一つのテーマにつき1〜2ヵ月のスパンで開催されています。

毎回テーマを決めて、400〜500冊の本を選書して展示。テーマに沿ったアイテムをディスプレイしたり、解説パネルを設置、空間演出をするなど、博物館やギャラリー展示といった趣や見所があります。
テーマも「世界のブックデザイン展」のような巡回企画やインドの出版社「タラブックス展」など、本の新しい魅力や未知の世界に出会うことができる興味深いものとなっています。
展示されている本の多くは、もちろん、手にとって閲覧、貸し出しができます。

イベントは、奈良市出身の落語家 桂文鹿(かつら ぶんろく)さんプロデュースの図書館寄席「花鹿乃芸亭(うんてい)」などが開催されています。

図書展示や企画展示、イベントの開催内容は公式サイトや奈良県立図書情報館の活動を紹介する情報誌「芸亭(うんてい)」からチェックできます。

地元情報誌で知るディープな奈良

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写真:花月 文乃

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3階の専門資料スペースにあるのが、「ふるさとコーナー」と「戦争体験文庫」です。

「ふるさとコーナー」では、奈良に13年間暮らした文豪・志賀直哉をはじめ、奈良にゆかりのある作家の方たちの紹介とともに、その著作が並んでいます。

また、奈良県で発行されている地域情報誌や奈良県立図書情報館が発行しているフリーペーパーの「ナラヲヨム」をそれぞれバックナンバー含め閲覧できます。

地元情報誌で知るディープな奈良

写真:花月 文乃

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「ナラヲヨム」は、新たな奈良の発信をコンセプトに、奈良県立図書情報館のスタッフが取材・執筆・撮影・デザイン・ 編集を手がけています。そのため、まだ知られていないディープな奈良の情報が満載の冊子となっています。
最新号は2階インフォメーションカウンターでもらうことができます。(※発刊は不定期)

また、「ナラヲヨム」と奈良県立図書情報館の活動を紹介する情報誌「芸亭」は公式サイトの刊行物のカテゴリからや奈良県内の全ての電子書籍ポータルサイトnara ebooksサイトからも、デジタル版が閲覧できます。

地元情報誌で知るディープな奈良

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「戦争体験文庫」は、一般流通している書籍のほか、戦友会や遺族会がつくった会報のような一般に流通していない戦争体験に関する書籍が並んでいます。

貸し出しできない書籍もありますが、コピー対応は可能です。4ヵ月くらいのサイクルで、様々な資料が内容を変えて展示されています。

タビマエ・タビナカの奈良の情報取得をサポート!

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写真:花月 文乃

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2階と3階の相談カウンターでは、探している本や情報の相談に乗ってくれます。公式サイトのメールフォームからは、事前にメールレファレンスも受付けています。

本や雑誌は、利用者登録をすれば貸し出しが可能です。利用者登録は、旅行者の方でも、パスポート・免許証・保険証のいずれかで住所・氏名・生年月日の確認がとれれば当日中に取得できます。ただし、郵送で本を返却する場合、送料は本人負担となります。

コピーは有料となりますが、申し込みをすれば著作権の範囲内でコピーができます。

奈良県立図書情報館では、もう一度本の持つ魅力や力を再発見し、今まで知らなかった奈良に出会うことができます。旅行前や旅行中の奈良の情報取得では、頼もしいガイドになってくれそうです。

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写真:花月 文乃

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また、活用したいのが写真出力・編集ができるオーサリングルームです。有料で、撮影した写真をパソコンで編集して大判出力することができます。紙のサイズはA3〜A1、B3〜B2まで、マット紙と普通紙が選べます。

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日本最古の公開図書館「芸亭」

日本最古の公開図書館「芸亭」

写真:花月 文乃

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「芸亭」という情報誌を発行している奈良県立図書情報館ですが、「芸亭」とは何でしょうか?

「芸亭」は奈良時代末期に奈良に開設された日本最古の公開図書館です。

当時の高官・文人の石上宅嗣(いそのかみのやかつぐ)は、奈良時代の政治の動乱期に藤原氏が権力を手にする過程や仏教が政治と結びつき腐敗していく様子を目にし、仏教と儒教が調和した新しい思想を模索しました。

そんな中、芸亭は新たな思想を模索する同志たちが集い、本を通じて学び思索し、議論する場として誕生しました。771年、石上宅嗣が、晩年に自宅を阿閦(あしゅく)寺にし、主に儒学の本を収蔵した「外典の院」を「芸亭」と名づけ、希望者が自由に閲覧できるよう公開しました。

芸亭の「芸」の字は、虫よけのために書籍にはさむ香草で書籍の意味もあるため名づけられたといいます。他にも、阿閦如来を表す梵字「ウン」と同音の漢字をあてたという説があります。

芸亭は、奈良市の一条高校付近にあったとされその東側には顕彰柱があります。

日本最古の公開図書館「芸亭」

写真:花月 文乃

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また、奈良県立図書情報館から徒歩10分くらいの場所には、石上宅嗣が朝堂に仕え始めた頃、政治の実権を握っていた藤原仲麻呂(706~764)の邸宅推定地があります。あたりは児童公園となっていますが、推定地を表す案内板が設置してあります。

奈良県立図書情報館の基本情報

住所:奈良県奈良市大安寺西1丁目1000
アクセス:近鉄新大宮駅から徒歩約19分
近鉄新大宮駅前(南口)バス停から四条大路南町行き(8系統)に乗車し、県立図書情報館西口下車、徒歩5分。所要時間約15分
JR奈良駅・東口バス停(6番のりば)から県立図書情報館行き(22系統)に乗車し、終点。所要時間約20分
近鉄奈良駅・バス停(8番のりば)から県立図書情報館行き(22系統)に乗車し、終点。所要時間約20分

2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/20 訪問

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