オタワの街を歩く上で欠かせない、1つ目のスポットとしてご紹介したいのが、「国会議事堂」。オタワで一番大きなショッピングセンターである「リドーセンター」から西にしばらく歩いた場所に大きな石造りの建物を構えています。
この国会議事堂ですが、西側と東側の棟、そして本棟で形成されています。国会の開催中も閉会中もたくさんの人でにぎわい、観光客の人だかりができています。時間がある方は衛兵交代式や夜のプロジェクションマッピング、内部見学ツアーに参加しても良いと思いますが、外から見て写真を撮るだけでも随分と大きなインパクトを与える建物です。
実は、この「国会議事堂」で素敵な写真を撮るために絶好の3つのスポットがあります。まずは、上の写真のように、赤々と燃えている、噴水の上に鎮座する石との撮影。真正面から撮りがちですが、被写体の方が噴水の縁に乗ってカメラを縦にして撮ると、背面の議事堂とともに2つの要素を盛り込んだ写真を残せます。
また、ご覧のように日が傾くのを待って「ネピアン・ポイント」からの景色を映すのも良いでしょう。西日が注ぎ始める頃から、オレンジ色の空とのコラボを楽しむことができます。完全に日が沈めば、明かりに照らされたまた別の景色を楽しむことも可能。眼下を流れるリドー運河との夢の共演です。
最後に、「国会議事堂」からこの「ネピアン・ポイント」までの道のりに位置する「メジャーズ・ヒル公園」からの議事堂を映すのもおすすめ。国会議事堂までの距離があるので、下からのアングルでも素敵なセルフィ―を撮影できますよ。
お次は「ロイヤル・カナディアン・ミント」。ここでは、カナダで流通している貨幣を鋳造しています。中での撮影はNGですが、スタッフさんによって英語でのガイドツアーが定期的に行われます。ツアーでは、溶解や裁断、選別など製造の過程の各ステップが映像を通し解説されます。また、経路はガラス張りで実際の製造場所の上部を通るようになっているので、現場で働いている人々の様子や機械の作動している様子を見下ろすことができます。
特に驚くのは、ここではかつてヨーロッパやアフリカなど40か国以上のコインを製造したことがあるということ。国家の緊急時や本国で資源が枯渇している場合に、ここ「カナディアン・ミント」で製造を委託されたということなのです。それだけ多数の国に貢献していたのにも驚きですが、受注する都度異なる原料、大きさ、形状の通貨の製造する対応力の幅と技術力の高さに驚愕です。
さて、こちらはどこで撮影したものか皆さんお分かりでしょうか?
正解は…
洗面所のシンクの横の部分です。ご覧のように、多種のコインが中に埋め込まれています。細部まで妥協せず来場客を楽しませるサービスに心が躍ります。洗面所に入った人にしか発見できないので、見つけたら少しラッキーな気持ちになりますね。
もちろん、お土産売り場も充実しています。様々なデザインのコインが壁や敷地一面に販売されています。ウォーキングツアー開催までの待ち時間やツアー後にゆっくりと見て回ればお気に入りのコインを見つけることができそう。ちなみに、オンラインでもいくつかのコインを販売しています。
続いて、「バイワード・マーケット」。リドーセンターのすぐ北側の十数ブロックにわたるこちらのエリアでは、たくさんの露店があるほか、おしゃれなカフェやパティオ付きのダイナーも集まります。小物店やグローサリー販売店などがあるので、チーズや雑貨など友人へのお土産の購入に最適です。また、小腹が空いたときにスイーツやペイストリーをいただきましょう。
マーケットの中にある「Lollo Salads & Cafe」では、豊富な種類のサラダが楽しめます。写真はチキン入りサラダとビーツで色付けされたスープ。ビビッドなピンクの見た目は、目で見ても楽しいですね。ただ量がアメリカンサイズなので、1つオーダーして2人で分け合ってもよいかもしれません。
「バイワード・マーケット」では、日中に食べ歩きをするだけでなく、日が沈むのを待って夜の散策をするのにも最適です。
写真のように明かりに照らされたパティオはお昼とは違った雰囲気を醸し出し、ここも撮影スポットの一つ。
そして、「ローリエ・ハウス」。こちらは、かつてのカナダ首相・ローリエとキングが暮らした邸宅でした。現在は、歴史的建造物として当時のインテリアがそのまま保存されています。
内部を見学する際に、希望であれば邸宅やローリエについての概要をまとめたショートムービーを英語で見ることができるので、ローリエってなんぞや?という人にも安心です。プラス5ドルで、ベランダでお菓子やティーをいただくこともできます。
中に足を踏み入れてみると、豪華な家具や華美な装飾がされたお部屋がそのままに残されていることがわかります。こんなに豪華な部屋の中で首相は実際にくつろげたのかは疑問ですが、まるで当時の世界にタイムスリップしたかのようでぜいたくな気分を味わうことができます。
奥に進むとキッチンが。戸棚に収容されているものやキッチン家具、食品を見ると、当時の暮らしを垣間見ることができます。
最後にご紹介したいのが、世界遺産の「リドー運河」。オタワ市とお隣のキングストン市を結ぶ重要な水路です。ちなみに冬は水面が凍るので、人々に大人気なスケートリンクへと様変わりします。
上の写真は、第一章でご紹介した「メジャーズ・ヒル公園」からの絶景。対岸の都市も一望できます。
国会議事堂の南側の川の部分には、停泊している船との写真が撮影可能。西日が後ろから差し、国会議事堂のシルエットが浮かび上がる幻想的な写真を撮ることができます。
オタワには、ここで紹介しきれなかった「戦争記念碑」「リドー・ホール」「オタワ大学キャンパス」「ノートルダム聖堂」など、他にも施設が盛りだくさん。明け方に、お昼に、夕方に、日が暮れてから、シーンごとに建物や街は様々な顔を見せてくれます。
夜はアウトサイドのパティオもたくさんの人でにぎわうので、夜のお散歩も比較的安全です。一角ごとに距離が長く徒歩で回るのは厳しいので、「Day Pass」とよばれるパスなどで交通機関をうまく利用して、オタワの街を効率的に廻りましょう。
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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