写真:小野 和伸
地図を見る大分県と熊本県の県境の熊本県側、九州の屋根と呼ばれている「九重山(九重連山)」の中にありながら、他の山々からは少し距離が離れている名峰「湧蓋山」の麓には、幾つもの温泉地が存在しており、沢山の温泉が湧いています。しらはなシンフォニーが位置する山川温泉も、その中のひとつの温泉地です。豊かな自然が広がり、美しい環境に心が洗われます。
熊本県内にあるしらはなシンフォニーですが、最寄りのICは大分自動車道の「九重IC」です。九重ICからは約40分かかりますが、道も整備されている国道387号線は、ドライブに適している気持の良い道路です。
山川温泉の共同浴場の付近から北里川を渡ると目的地に到着します。分かりやすい場所に、看板が設置されていますので、迷う心配もないでしょう。
写真:小野 和伸
地図を見る自動車を止めて建物に近づくと、両側に植栽が美しく植えられており、その奥に玄関があります。2本の銘木に支えられた大きな庇と大きな館銘が印象的です。
玄関を入ると、今度は御神木の様に感じる存在感のある大きな銘木がホールに立っています。その他の内装にも、木材が沢山使われています。暖色系の木材の色彩は、柔らかくて温かい空間を演出しています。
写真:小野 和伸
地図を見る宿泊施設ですが、玄関横の受付で料金を支払うと、日帰り入浴を行うことが可能です。浴室は、廊下を真っすぐ進んだ先に、男女別の大浴場と貸切の露天風呂が2室用意されています。
2室ある貸切の露天風呂がとにかく美しい。その温泉は凄いの一言です。青空の青がそのまま降りてきたかのような美しい青色をしていますが、近くで確認するとそれは白いことが確認できます。
写真:小野 和伸
地図を見る泉質は「含硫黄−カルシウム・ナトリウム−硫酸塩・塩化物温泉」といい、硫黄泉・硫酸塩泉・塩化物泉の3つの要素を持った泉質です。湯口の温泉を口に含むと、硫黄泉特融の苦味と口から鼻に抜ける風味が感じられます。
肌に付着した硫黄泉の香りは、嬉しい思い出です。次の日まで身体に残り、タオルや衣服からも仄かに香る為、自宅に帰宅しても温泉の名残を楽しむことができるでしょう。なお、硫黄泉はアクセサリーを変色させる恐れがある泉質です。入浴の際は、注意しましょう。
写真:小野 和伸
地図を見る温泉だけではありません。草花や緑に囲まれた浴槽で過ごすひと時は、本当に気持ちの良いものです。流れる雲を眺めながら温泉に揺られて過ごすと、日常の喧騒も忘れ、心が穏やかになっていきます。
写真:小野 和伸
地図を見る男女別の大浴場には内湯と露天風呂の2つの浴槽が設けられています。内湯は透明ですが、露天風呂は、貸切の露天風呂と同じように美しい白濁の温泉が広がっています。透明な温泉と白濁の温泉、1回の入浴で色が全く異なる温泉に浸かれますので、お得感の感じられる大浴場です。
写真:小野 和伸
地図を見るしらはなシンフォニーは、「子宝に恵まれる」というお話しも有名です。ホールの銘木は、本当に御神木の様な存在となっており、宿泊中に銘木に触り何度も温泉に浸かると、子どもを授かったという方が何組もいらっしゃるとのこと。
実際に宿泊者から、子宝に恵まれたという報告のお手紙が幾つか届いており、その効果に驚きを隠せません。この自然に囲まれた豊かな環境と、素晴らしい温泉が、心と身体に影響していることは、間違いないでしょう。
ちなみに、ホールの銘木は「子宝の樹」と呼ばれており、樹齢500年のケヤキとのこと。
ちょろちょろと流れる温泉の音に気持ちを落ち着かせ、硫黄泉特有の香りを沢山体内に吸収し、非現実的な美しい色の温泉に心がときめきます。口に含めば独特な味で、肌のスベスベ具合からも温泉を感じられます。しらはなシンフォニーの温泉は、五感を全て使い楽しむことができる面白い温泉です。
また、五感全てを使って経験したことは、印象に深く残るものです。小国周辺を観光される際は、是非しらはなシンフォニーにお立ち寄り下さい。素敵な思い出を残す事ができるでしょう。
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