写真:土庄 雄平
地図を見る和歌山県橋本市から南へ30kmほど進んだ紀伊山地の山腹、標高800mに位置する高野山は、平安時代に嵯峨天皇から空海(弘法大師)が下賜され、修禅の道場として開かれた真言密教の聖地。2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産へ登録され、国内外から参拝する人が絶えない日本を代表する宗教施設です。
<高野山 金剛峯寺の基本情報>
住所:和歌山県伊都郡高野町大字高野山132
電話番号:0736-56-2011
アクセス:橋下市街から車で1時間半、バス・電車もあり
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな高野山を起点に、龍神村へと至る全長43kmの道が今回紹介する「高野龍神スカイライン」。かつて有料道路でしたが、現在は無料で通行できます。その特徴は、起伏に富んだワインディングと、所々目に飛び込んでくる紀伊山地の山々。また道自体も、和歌山県最高峰の龍神岳(標高1382m)近くを通るため、標高が高く、一部の区間ではまるで天空を滑る感覚を味わえます!
写真:土庄 雄平
地図を見る道の終点となっている龍神村と言えば、やはり日本三美人湯として名高い「龍神温泉」でしょう。紀伊山地の山々に囲まれた秘湯温泉街というべき情緒ある佇まいと、肌あたりの良い柔らかな無色透明な湯が特徴的!一度温泉に浸かれば、肌がつるつる&しっとりした感じになるため、美人という言葉がぴったりです。
<龍神温泉 元湯の基本情報>
住所:和歌山県田辺市龍神村龍神37
電話番号:0739-79-0726
アクセス:高野山から車で1時間半〜2時間、田辺市街から車で2時間〜3時間
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな和歌山県の代表的な二つの名所をつなぐ高野龍神スカイラインの魅力が最も高まるのが秋!実は、この道は関西屈指の紅葉名所としても知られているのです。一度に目に収められる紅葉の規模こそ小さいですが、総長40kmに渡る道沿いほぼ全て彩られるのが凄いところ。まさに引き込まれるような景色が続きます。
写真:土庄 雄平
地図を見る中でも一番の見所は、高野龍神スカイラインの峠の頂上に行く手前に現れるストレートの区間!真っ青な空と、すーっと伸びていく紅葉の道のコントラストが絶妙で、何とも言えない爽快さも醸し出してくれます。この絶景を独り占めできるのも嬉しいところ。
写真:土庄 雄平
地図を見るまた、同じく頂上へ行くまでの道の途中。後ほど紹介する花園展望台〜ごまさんスカイタワー区間で一番標高の低い地点では、紅葉に彩られた尾根筋を望むことができます。紀伊山地のスケールも相まって、とても見応えあり!かの有名な「ナメゴ谷」を彷彿とさせますね。
写真:土庄 雄平
地図を見る高野龍神スカイラインの小ピーク「箕峠」を越えて、ごまさんスカイタワーに行く途中に現れる花園展望台。この場所が秋になると、普段と全く様相を異にします。なぜなら、展望台を囲むように真っ赤なドウタンツツジが鮮烈に咲き誇るから。遠くには紀伊山地の山並みも一望し、まさに絶景!
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな花園展望台は、高野龍神スカイラインが日本百名道に選出されているカットとなっている場所で、同時に夕日の名所!天気が良ければ、紀伊山地の山並みに沈んでいく感動的な夕日に出会えます。オレンジ色に染まる空はいつまでも眺めていたくなる美しさ!
写真:土庄 雄平
地図を見る道全体で標高差が激しい「高野龍神スカイライン」。そのため、標高900mが最盛期を迎える時、標高1100mは落葉しているというように、全区間を最盛期で揃えるのは至難の技です。しかしながら、落葉も落葉で味があります。特に西日となる午後に、落葉の道はオレンジ色に染まり、独特の空間を作り上げるのです。閉ざされる冬季を前に、この道が放つ最後の輝きです。
また、冬季の通行規制が入る前の11月下旬から12月中旬。気温や霧など条件が揃うと、道を覆う木々が冬化粧され、樹氷に彩られることも。青空を背景にとなると、かなり「運」の要素が高いですが、見られれば感動必至!気温が下がった日の翌日が晴れていれば、その午前中が狙い目です。
写真:土庄 雄平
地図を見る関西屈指の標高とスケールを誇る「高野龍神スカイライン」。日本百名道に選出されており、その走り応えのある道の内容から、二輪乗りには有名ですが、観光ではあまり知られていません。しかしながら秋には、実に美しい紅葉を見せてくれるほか、ドウタンツツジの真紅の絶景や、運が良ければ樹氷が見られることも!ぜひタイミングを狙って、高野山や龍神温泉への観光途中に立ち寄ってみてください。きっと忘れられない風景に出会えますよ。
住所:和歌山県伊都郡 かつらぎ町大字花園久木
アクセス:橋下市街・田辺市街から車で2時間〜3時間
※冬季には例年12月中旬から3月下旬で通行規制が行われます。詳細は関連MEMOの龍神村HPでチェック!
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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