縄文人の生活を体感!世界遺産登録を目指す青森「三内丸山遺跡」

| 青森県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

縄文人の生活を体感!世界遺産登録を目指す青森「三内丸山遺跡」

縄文人の生活を体感!世界遺産登録を目指す青森「三内丸山遺跡」

更新日:2019/09/11 14:56

朱 とんぼのプロフィール写真 朱 とんぼ 奈良通1級、江戸文化歴史検定2級

青森県の三内丸山遺跡は、現在から約5900年〜4200年前の日本最大級の縄文集落跡。東北新幹線の新青森駅からバスで15分の広大な敷地に復元建物が並び、出土品展示の「さんまるミュージアム」では縄文人の生活を分かりやすく体感できます。
三内丸山遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、2019年に世界文化遺産候補に選定されています。次の世界遺産を先取りしてみましょう!

三内丸山遺跡は縄文文化のイメージを変えた!

三内丸山遺跡は1992年から発掘調査が始まり、東京ドーム約9個分の広さに縄文時代前期から中期(紀元前約3900年〜2200年)の大規模の集落跡が見つかりました。日本最大級の規模の遺跡で、現在から約5900年〜4200年前に、この地に縄文人の「ムラ」があった証。

約1500年間以上にわたりこの地に定住、自然の恵みをうまく利用して豊かな食生活をおくっていたなど、それまでの縄文文化のイメージをかえた貴重な遺跡です。復元建物があり、中に入ることもできますから、縄文人の生活を想像してみましょう。

三内丸山遺跡は縄文文化のイメージを変えた!

写真:朱 とんぼ

地図を見る

復元された大型竪穴建物。長さ32mもあり広々とした空間で、用途は集会所、共同作業所、冬季間の共同家屋などの説があります。

三内丸山遺跡は縄文文化のイメージを変えた!

写真:朱 とんぼ

地図を見る

敷地にいくつか白いドーム状の建物があります。これは、遺跡で発掘された柱跡やお墓などの発掘時の状況を保存しながら展示するためのドームです。南盛土のドーム内では、実際の地層の重なりが分かります。

三内丸山遺跡は縄文文化のイメージを変えた!

写真:朱 とんぼ

地図を見る

巨大な6本柱の大型掘立柱建物

巨大な6本柱の大型掘立柱建物

写真:朱 とんぼ

地図を見る

発掘により、550棟以上の竪穴建物跡、掘立柱建物跡をはじめ、大人と子どもの墓、大型掘立柱建物跡、道路跡、捨て場なども見つかっています。この発掘により、縄文人の「ムラ」では、住まい、祭りの場、お墓、捨て場などが計画的に配置されていたことが、わかっています。

復元建物のうち、ひときわ目立つものが大型掘立柱建物で、高さが約15mあり、三内丸山遺跡のシンボル的存在です。

巨大な6本柱の大型掘立柱建物

写真:朱 とんぼ

地図を見る

6本柱の大型掘立柱建物横のドーム内の大型掘立柱建物跡は、地面に穴を掘り柱を建てて造った建物のための柱穴跡です。中に直径約1mの栗の木柱が残り、それぞれの柱穴が直径約2m、深さ約2m。柱の間隔が4.2mで6本柱の長方形の大型高床建物と考えられています。建物の用途には諸説ありますが、現在より約4600年前に造られたことは驚異で必見です。

三内丸山の縄文人はグルメ

三内丸山の縄文人はグルメ

写真:朱 とんぼ

地図を見る

遺跡入口の縄文時遊館に、三内丸山遺跡出土品を常設展示している「さんまるミュージアム」があります。三内丸山遺跡の数多くの出土品からわかる縄文人の生活を、縄文人の家族の人形を使って分かりやすく、体感できる楽しいミュージアムです。

赤漆塗りの木製皿が出土し、捨て場から栗やクルミ、真鯛の骨、タコやイカまで出土。縄文人のグルメな食生活を想像してみましょう。

三内丸山の縄文人はグルメ

写真:朱 とんぼ

地図を見る

三内丸山遺跡の土偶は特徴的で、腕を広げた十字形の体が平らの板状土偶です。可愛い形から三内丸山遺跡のシンボルとなっていて、板状土偶を粘土でつくる体験工房も開かれています。

三内丸山の縄文人はグルメ

写真:朱 とんぼ

地図を見る

出土品の綺麗な緑色のヒスイ製大珠は、新潟県の糸井川産。琥珀は岩手県の太平洋側産、黒曜石は北海道産と、舟などによる交易が約5000年以上前に行われていたことは、驚きです。縄文人は想像以上に豊かな生活をおくっていたようですね。

目指せ、世界遺産登録!

目指せ、世界遺産登録!

写真:朱 とんぼ

地図を見る

三内丸山遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、2019年7月30日に文化庁の世界文化遺産候補に選定されています。津軽海峡をはさんだ北海道と北東北の17の遺跡で構成されています。日本が世界に誇る縄文文化、その中心がこの三内丸山遺跡です。

三内丸山遺跡は、世界の四大文明が栄えた時代と重なっています。現在より平均気温が2、3度ほど高かった温暖な自然と共生し、武具の出土のない温和で協調的な社会が築かれていました。東北新幹線の新青森駅のそばと交通の便もよく、無料のボランティアによるガイドもあります。
ユネスコの世界文化遺産登録を目指している貴重な遺跡。ぜひ訪れて、世界遺産登録の先取りをしましょう。

三内丸山遺跡の基本情報

住所:青森県青森市大字三内字丸山305
電話番号:017-766-8282
入館料:大人410円、高校生・大学生200円、中学生以下無料
休館日:毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)
アクセス:
JR新青森駅からバス15分
JR青森駅からバス30分〜40分

2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/20 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -