大分県の2つの“日本一”「稲積水中鍾乳洞」「風連鍾乳洞」

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大分県の2つの“日本一”「稲積水中鍾乳洞」「風連鍾乳洞」

大分県の2つの“日本一”「稲積水中鍾乳洞」「風連鍾乳洞」

更新日:2019/08/30 10:20

春野 公比呂のプロフィール写真 春野 公比呂 歴史研究家、郷土文筆家、郷土登山家
大分県三大観光洞の内、2019年8月現在、見学できる二ヶ所の鍾乳洞はそれぞれ「日本一」を冠しています。豊後大野市の稲積水中鍾乳洞は、日本初のダイビングができる水中区間を擁し、総延長は1kmを超え、水中洞としては日本一の長さ。
臼杵市の風連鍾乳洞は、最奥部の広間にある鍾乳石群がケイビング界では「日本一美しい」と言われています。二種の暗黒の魅力を是非。
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神秘の支洞の地底淵・稲積水中鍾乳

神秘の支洞の地底淵・稲積水中鍾乳

写真:春野 公比呂

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稲積水中鍾乳洞は九州でも屈指の観光洞で、優れた自然景観の中にあり、広大な敷地には様々な観光施設等が建ち並んでいます。
受付の券売機で入洞券を購入すると一旦外に出て、鍾乳洞側から流れ出る中津無礼川の支流沿いを遡って行きます。

そうして滝壺の奥に洞窟が開口する「虹の滝」横まで来ると左に曲がり、鍾乳洞入口に到ります。コンクリート造りのトンネル部を抜けると早くもこの鍾乳洞を象徴する景観が現れます。水面のすぐ上に架橋され、青い光に照らされた水面はファンタスティック。ここが最もSNS映えする所です。

神秘の支洞の地底淵・稲積水中鍾乳

写真:春野 公比呂

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入口から70m進むと、新生洞コースと水中洞コースに分かれますが、どちらも地底池や地底淵が現れます。まずは前者を往復してみましょう。
巨大な石柱「黄金柱」、上方が石橋のようになった「天のかけ橋」、鍾乳石が石仏群のように見える「仏の里」、龍が天に昇っているように見える「昇り龍」等を過ぎると、「大サンゴ洞」が現れます。

この地はかつて大部分が水中にあり、上方のみ、水に浸かっていなかったことから、氷柱石や石筍、フローストーン(流れ石)が上部のみに見られます。太古の水底を歩くのは不思議な気分。

神秘の支洞の地底淵・稲積水中鍾乳

写真:春野 公比呂

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新生洞終点から分岐まで引き返し、水中洞コースを進みますが、「仙人の淵」や「幻の淵」、「底なしの淵」等を擁す水中支洞が次々と現れます。深い所では水深が40mにもなるから驚きです。それでも小魚が泳いでいて、更に驚かされます。

太古の阿蘇山の噴火により水没した鍾乳石

太古の阿蘇山の噴火により水没した鍾乳石

写真:春野 公比呂

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橋で陸地部に上がると、大小の石筍群や石柱、フローストーン等が次々と現れます。こちらの石筍群も石仏に見えますが、まるで意識を持って立っているようでもあります。

太古の阿蘇山の噴火により水没した鍾乳石

写真:春野 公比呂

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水中洞終点の「示現の淵」は最も落差を感じられる淵で、水中には約8万5千年前に阿蘇山が噴火したことにより、水没した鍾乳石があり、世界的にも貴重な景観を見ることができます。

太古の阿蘇山の噴火により水没した鍾乳石

写真:春野 公比呂

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鍾乳洞出口は館内に昭和の町並みを再現した「昭和タイムトリップ・ロマン座」に繋がっています。
園内の「巨竜霊泉」という泉には、実物大ではないかと思うほど、巨大な龍が水を飲んでいて迫力があります。他にも展示作品を購入できる「開世美術館」やアンティークショップ、白蛇を飼育している白蛇堂、大分県一の高さを誇る観音像等、様々な施設があるので、見ていて飽きません。

<稲積水中鍾乳洞の基本情報>
住所:大分県豊後大野市三重町中津留300
電話番号:0974-26-2468
アクセス:車で大分市より国道10号から中九州自動車道に入り、大野ICを降り、県道26号、県道45号経由で約1時間。無料駐車場完備

地底の宮殿・風連鍾乳洞

地底の宮殿・風連鍾乳洞

写真:春野 公比呂

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風連鍾乳洞はかつて、日本ケイビング協会長が15aもの広さを誇る最奥部の鍾乳石群を見て「日本一美しい」と評したことから、「日本一美しい鍾乳洞」と言われるようになりました。

入口から階段でかなり下に降りていった後、通路は水平になります。亀の形をした鍾乳石「亀さん」を過ぎると天井が低くなり、短い無数の氷柱石が垂れ下がっています。
「瑞雲の滝」というのは水しぶきを上げて落下する滝を彷彿させる高さ10mの鍾乳石で、鍾乳石の発達段階が見られるもの。

地底の宮殿・風連鍾乳洞

写真:春野 公比呂

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途中で屈曲した「腰折れの滝」や鍾乳石が白い「布引の滝」等を過ぎると、さきほどの瑞雲の滝のミニ版が集合したような壁面になります。

地底の宮殿・風連鍾乳洞

写真:春野 公比呂

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最奥の広間「龍宮城」に来ると、見る者を唸らせます。洞内最大の石筍「競秀峰」を中心に様々な形をした氷柱石、フローストーン、カーテン(カーテン状に薄く垂れ下がったもの)等が取り巻き、その様はさながら地底の宮殿と呼べるでしょう。

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もうすぐ繋がる?氷柱石と石筍

もうすぐ繋がる?氷柱石と石筍

写真:春野 公比呂

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「霊妙閣」も鍾乳石の発達段階がよく分かるもので、上から垂れる氷柱石と下から伸びる石筍がまさに繋がろうとしているところ。ただ、これらの鍾乳石は1cm伸びるのに100〜130年要するので、結合するのは何千年か先です。

もうすぐ繋がる?氷柱石と石筍

写真:春野 公比呂

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龍宮城は立体的になっており、階段で上部に上がり、全体を見下ろすことができます。天井部にはシャンデリア風の鍾乳石がいくつもぶら下がっており、地底の宮中晩餐を見守っているかのようです。ここが最もSNS映えする所。

もうすぐ繋がる?氷柱石と石筍

写真:春野 公比呂

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観光客は皆、前方を見て進んでいるから気づきにくいかも知れませんが、帰路、地面を見ながら歩いていると、まるで宇宙生物のような鍾乳石を見つけることができます。

<風連鍾乳洞の基本情報>
住所:大分県臼杵市野津町大字泊1632
電話番号:0974-32-2547
アクセス:
(公共交通機関)JR大分駅から大分バス佐伯行きで1時間、バス停「鍾乳洞入口」降車、徒歩10分
(車)JR犬飼駅から15分。無料駐車場完備

隣接した市に大分県三大観光洞が

一つの県に日本一の鍾乳洞が二つもあるのは貴重なことですが、この稲積水中鍾乳洞のある豊後大野市と風連鍾乳洞のある臼杵市は隣接しています。更に大分県三大観光洞の一つ、小半鍾乳洞(2019年8月現在休業中)のある佐伯市は、豊後大野市と臼杵市に隣接しています。つまりこの三ヶ所の鍾乳洞を一日で巡ることができるのです。

青や碧の美しい地底の淵や池を擁す稲積水中鍾乳洞と、広大な空間を埋め尽くす壮大な鍾乳石群の風連鍾乳洞を見学し、地底の魅力を存分に味わって下さい。尚、二ヶ所の鍾乳洞内の気温は年中15〜16度なので、夏は天然クーラー、冬は天然ヒーターになります。

2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/13 訪問

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