阿蘇五岳を中心に、まるでドーナッツのような地形をなす阿蘇。一周する外輪山の風景が特徴的で、そのなかに大スケールの牧歌世界が広がっています。盆地の部分には、豊かな湧き水を背景に田んぼが営まれ、標高を上げれば、ひたすらに広がる草原と、そこに放牧される乳牛。阿蘇五岳の山容は荒々しくも優美で、人々の心を魅了して止みません。
そんな素晴らしい素地をもっていながら、2016年の熊本地震を経て、すっかり被災地としてのイメージが定着してしまった阿蘇。有名なラピュタの道が崩落したことも周知の事実になっています。しかしながら、地元パワーと各地域からの支援で、次第に復興しており、活力を取り戻してきています。2018年4月には阿蘇山上に至る阿蘇パノラマライン全線が復興したほか、2019年3月には菊池渓谷も復活を果たしました。
まだまだ災害の爪痕は残りますが、それでも前を向きながら懸命に歩みを止めない阿蘇。今一番目を向けたい地域であるのと同時に、再び脚光を浴び始めている地域と言えるでしょう!
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな阿蘇から北に車で30分弱、阿蘇の隣町の南小国町にある「プチトマト」。かつて大分県でイタリアンを手掛けていたオーナー夫妻が、水と緑が綺麗なこの地で15年前にお店を移転して営むレストランです。そんな、このプチトマトの裏の顔はライダーハウス「リパパ亭」!なんと1泊3000円〜という格安で宿泊することができます。また、ライダーでなくても一般のお客さんも利用可能な点が、ライダーハウスというスタイルにハードルを感じさせず嬉しいですね。
写真:土庄 雄平
地図を見るしかしながら、ライダーハウスを知らない方は最初、戸惑うかもしれません。基本は大きな共同部屋を自分で場所取りして寝床を確保するのが一般的!また、風呂も外へ入りに行くのがもう一つの一般的ルールです。「温泉館きよら」という地元の方行きつけの温泉が車で5分のところに位置しているので、利用しましょう。
さらに、ライダーハウスは寝袋持参というスタイルが多いのですが、「リパパ亭」では毛布や枕など無料で貸し出してくれるので、そこは安心!とはいえ「基本的に間借りで、あとはご自由に」というのがライハの常識なので、過度なサービスは求めないようにご注意ください。
写真:土庄 雄平
地図を見るこの「リパパ亭」の特筆すべき点は、アットホームなオーナー夫妻の温かなお人柄と、そのご夫妻が手掛ける絶品料理!まるで自分の実家に帰ってきたような落ち着く雰囲気で迎え入れてくれ、笑顔が素敵なお二人と談笑する時間はとても楽しく、自家製のこだわりが詰まった夕食のパスタは絶品!この宿だからこそ味わえる充実した時間を過ごすことができます。
また、500円追加で二食付きに変更できますが、これは絶対に付けたいところ!なぜならコストパフォーマンス抜群の最高の朝食を味わうことができるからです。例えば、ほのかに甘い自家製パンとサクふわコロッケ、自家製ベーコンが入った食べ応え抜群の目玉焼きに、贅沢なフルーツ&ヨーグルト!朝からバリバリ活動して旅を楽しみたい旅行者を後押ししてくれるホスピタリティのこもった朝食ですね。
写真:土庄 雄平
地図を見るまた「リパパ亭」の立地も素晴らしいのもポイント!緑豊かで、空気も澄んで美味しく、美しい川に面しています。そこに流れているのは、ひたすらに長閑な時間。都会の喧騒からかけ離れた素朴な時間に、きっと癒されること間違いなし!
写真:土庄 雄平
地図を見るまた、そんな魅力的なライダーハウス「リパパ亭」ですが、阿蘇以外にも九州屈指の温泉地「黒川温泉」や、CMにも登場し「水のカーテン」として一躍有名になった名瀑「鍋ヶ滝」と車で15分以内という距離も嬉しいところ。朝から阿蘇界隈の名所を効率よく回ることができ、心癒される絶景に数々出会うことができますよ!
写真:土庄 雄平
地図を見るあまり一般的に馴染みのないライダーハウスですが、実はリーズナブルで満足度の高い旅をしたい方にはぴったり!特に今回紹介した南小国町の「リパパ亭」は敷居を感じさせず、優しいオーナー夫妻に迎えられ、気軽に宿泊することができ、そして絶品の料理を頂くことができます。
また鍋ヶ滝や黒川温泉、大観峰まで車で30分以内、菊池渓谷やくじゅう連山・牧ノ戸峠まで1時間以内という好立地!ぜひ、リパパ亭を拠点に阿蘇周辺を満喫してみてください。きっと最高の旅にホッとする思い出も加わるはず!
住所:熊本県阿蘇郡南小国町大字赤馬場3230-1
電話番号:0967-42-1881 ※宿泊には電話予約が必要です
アクセス:阿蘇市街から車で1時間
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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