吉野川は東西に流れており、朝日夕陽が美しい川です。全国でも東西に流れる川は、そう多くありません。中流域にある美馬市脇町周辺は、秋と春、夕陽がとても美しい季節となります。この頃は太陽が、真東である山と山の間を流れる吉野川の川面付近に沈みます。
海に沈む夕陽と少し違って、表現が難しいですが、山間部の川沿いに暮らす人々の一日を閉じていくような、人の営みを感じる夕陽です。
夕陽の美しい時間はそう長くはありません。美しい夕陽に照らされた街を散策するには、自転車がとても便利です。
<美馬市脇町夕陽スポットの基本情報>
住所:徳島県美馬市脇町 美馬市地域交流センターミライズ周辺
アクセス:JR穴吹駅・徳島自動車道脇町ICから車で約5分
特にお勧めのスポットは、潜水橋と呼ばれる洪水時に川に潜る橋が見える付近です。夕陽が、川面を黄金色に輝かせます。川の細かな波立ちによって、キラキラ、ゆらゆらと模様を作り出しています。
懐かしい風景の潜水橋と相まって、幻想的な様子となります。時々橋を通る車や自転車、人のシルエットに暮らしを感じます。
秋と春には、美しい夕陽の写真を撮るカメラマンも多く見かけます。この夕陽を撮るベストスポットは、吉野川の堤防上です。車は通行止めで歩行者と自転車、バイクしか通れない場所では、安心して夕陽を眺め撮影ができます。
この脇町潜水橋などを、イギリス製のブロンプトン自転車でゆっくり巡るツアーを、地元の美馬市脇町にある株式会社AWA-RE(アワレ)で行っています。
株式会社AWA-RE(アワレ)内に、「ブロンプトンポタリング協会」を設け、ブロンプトン自転車で徳島県や香川県を巡るツアーを催行しており、「脇町うだつの町並みコース」では脇町潜水橋がコースに入っています。
写真はポタリング中のもの。この付近の吉野川の堤防上は車が通行止めなので、潜水橋を眺めながら自転車でゆっくりと走れます。
ポタリングとは、自転車でゆっくりお散歩をすること。ツアーガイドの案内で、見所を教えてもらいながら、夕陽に包まれる風景を楽しむことが出来ます。
詳しくは、関連MEMOのブロンプトンポタリング協会のホームページをご覧ください。ツアー以外にも短時間で周辺を巡るプランもあるので、問い合わせてみてください。
<株式会社AWA-REの基本情報>
住所:徳島県美馬市脇町猪尻若宮南131-2
電話番号:0883-53-7055
アクセス:JR穴吹駅・徳島自動車道脇町ICから車で約5分
日が沈む頃、潜水橋を通るとこんな風景を見ることができます。水面に近い橋は、川の中にいるように感じられます。
ゆっくりと歩いて渡るのがお勧めです。車も通るので気をつけながら、色づいた川面を写真に撮るのがいいですね。
自転車で渡る場合は充分気をつけましょう。洪水時に水中に潜る橋なので、欄干がありません。
<脇町潜水橋の基本情報>
住所:徳島県美馬市脇町〜美馬市穴吹町
アクセス:JR穴吹駅・徳島自動車道脇町ICから車で約5分
また、JR穴吹駅前から吉野川に架かる自歩道橋の「ふれあい橋」もお勧めです。この橋は、潜水橋と違い洪水時でも通れる橋です。自転車と歩行者専用の橋ですので、ゆっくりと静かに吉野川を高い場所から望め、ここからも美しい夕陽が見られます。
川面からの高さも結構あって、高い所が苦手な人は少し怖いかもしれません。
<ふれあい橋の基本情報>
住所:徳島県美馬市脇町〜美馬市穴吹町 JR穴吹駅前
アクセス:JR穴吹駅すぐ近く・徳島自動車道脇町ICから車で約5分
美馬市脇町には、「うだつ」と呼ばれる、隣家との境に装飾を施した防火壁を設けた古い商家の並ぶ町並みがあります。
夕方、観光客がいなくなった頃、この町並みをゆっくりと走るのもいいですね。歩行者専用の道路では無いので、自転車で通ることができます。
<脇町うだつの町並みの基本情報>
住所:徳島県美馬市脇町
電話番号:0883-53-8599(一般社団法人美馬観光ビューロー)
アクセス:JR穴吹駅・徳島自動車道脇町ICから車で約5分
川を黄金色に染めながら沈んでいく夕陽が見られる、吉野川中流域の美馬市脇町付近は、特に秋と春がお勧めの季節です。
全国でも数少ない川の夕陽スポットで、自転車を使っていろんな場所を巡ることが出来ます。
近くには歴史情緒あふれる「うだつの町並み」もあるので、夕陽に照らされた魅力ある風景の中を、ポタリングで楽しめます。
徳島県へお越しの際は是非訪れてみてください。
2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/12/10更新)
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