写真:やた 香歩里
地図を見る常楽寺は群馬県東南部の太田市にあり、正式名称は「紫雲山阿弥陀院常楽寺」。関東の一都六県の「花の寺」が集まった「東国花の寺百ケ寺」の群馬一番札所であり、その境内では春は桜、初夏はアヤメや紫陽花、夏は蓮など、四季折々に美しい花が咲くお寺です。なかでも注目を集めるのが彼岸花の季節。境内や参道が彼岸花の赤に染まります。
写真:やた 香歩里
地図を見る静かなお寺の境内に、彼岸花が幾重にも重なって鮮やかな花を咲かせる様は見事。多くの人がこの光景を見に訪れます。
写真:やた 香歩里
地図を見る静かに佇むお地蔵さまに寄り添って咲く彼岸花。対照的な静と動が互いを引き立て、なんとも言えない趣深い世界が広がっています。
写真:やた 香歩里
地図を見る常楽寺の境内には、十六羅漢像をはじめ、八体仏(干支の守り本尊)や七福神など、たくさんの石仏がみられます。こちらの石仏はなんとも優しいお顔。昔話の世界を思わせ、ほのぼのとした空気が漂うようです。
写真:やた 香歩里
地図を見るそうかと思えば、このように厳しいお顔の石仏も。赤い彼岸花が力強くほとばしる炎のようにも見えてきます。
写真:やた 香歩里
地図を見るこの美しい彼岸花を見に、季節になるとたくさんの人が訪れます。手軽にスマホで撮影する人も多いですが、大きなカメラを抱えた人も。
境内は写真撮影OKですが、三脚の利用についてはご遠慮くださいとのお願いをされています。通路は人が通るには十分ですが、三脚を立てると通行の妨げになってしまいますし、気づかずにお花を傷めてしまうこともあります。ぜひマナーを守って、観賞・撮影を楽しみましょう。
写真:やた 香歩里
地図を見る境内には古代蓮が咲く池や、錦鯉の泳ぐ池もあります。太子堂や石塔などもあり、水辺やお堂の傍らで咲く彼岸花は、また違った雰囲気を醸し出します。
常楽寺の彼岸花は、“見渡す限り広がる”ような花畑ではありませんが、ピーク時にはどこを見ても彼岸花が咲いていて、その場その場でさまざまな情景をつくりだしています。
写真:やた 香歩里
地図を見る赤だけでなく、真っ白な彼岸花もちらほらとみられます。フォトジェニックなスポットがたくさんなので、ぜひゆっくり境内を回って、素敵なポイントを探してください。
写真:やた 香歩里
地図を見る常楽寺は、この地域にあった3つのお寺を明治時代に合寺して建てられたお寺です。明治というと比較的新しい印象をもちますが、合寺される前の旧常楽寺には、群馬県内最古の年号の刻まれた宝篋印塔や、鎌倉時代の様式の墓石群などがあり、古い歴史をもっています。
写真:やた 香歩里
地図を見るお彼岸にはお墓参りに行かれる方も多いでしょう。また、彼岸花の別名である「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」は仏典が由来となったもの。石仏と彼岸花の親和性が高いように感じられるのは、彼岸花そのものにどこか仏教とのつながりを感じられるからでしょうか。
写真:やた 香歩里
地図を見る彼岸花は、通常であればその名の通り秋のお彼岸頃に咲き、9月中旬〜下旬が見頃となりますが、気候により大きく変動します。開花情報は公式サイトに掲載されていますので、ご確認の上でお出かけください。8月下旬から咲く早咲きの品種もあります。
なお、2019年9月21日(土)〜26日(木)には、境内の「うすさま明王堂」にて、9:00〜17:00の間「糸井黄山 墨彩画遺作展」が開催されます。また9月22日(日)には、10:30頃から境内にて雅楽演奏も予定されています。
写真:やた 香歩里
地図を見る常楽寺は最寄りの東武伊勢崎線木崎駅から徒歩約30分。道は複雑ではありませんが少々距離がありますので、車での訪問が便利です。駐車場もあり、お花の観賞の際にも利用することが可能です。
華やかなのにどこか物寂しく、力強くも優雅な彼岸花。心に染み入るような日本の秋の眺めをぜひご覧ください。
住所:群馬県太田市上田島町372
電話番号:0276-31-0001
アクセス:
〔車〕北関東自動車道伊勢崎ICより約20分
〔電車〕東武鉄道伊勢崎線木崎駅から徒歩約30分
2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/15更新)
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