上高地の紅葉スポット一挙紹介!河童橋や大正池から穴場の名所まで

上高地の紅葉スポット一挙紹介!河童橋や大正池から穴場の名所まで

更新日:2019/09/17 15:31

藤田 聡のプロフィール写真 藤田 聡 温泉研究家、紅葉ガイド
上高地近辺の紅葉といえば涸沢カールが有名ですが、本格的な登山が必要。しかし、河童橋や大正池などバス停から近い平地でも、美しい紅葉を存分に楽しめます!
今回は上高地の紅葉スポットを、有名観光地から穴場の名所まで詳細に紹介。カラマツの黄葉が見頃時期を迎える、晩秋の平日なら混雑も控えめです。大正池から河童橋までのハイキングコースは平坦で、初心者や高齢者でも余裕で紅葉狩りを楽しめます!

上高地の紅葉は大正池から見よう!

上高地の紅葉は大正池から見よう!

写真:藤田 聡

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上高地の紅葉は、大正池が一番のおすすめです。バスの終点には有名な河童橋があるので、初心者は無意識に終点まで乗車しますが、この絶景を見逃して後で知ったら後悔必至。大正池バス停で下車して散策を始めましょう!

上高地は通年マイカー規制をしているので、気軽に行ける場所ではありません。後で後悔しないように、大正池から河童橋の間にある紅葉スポットを一挙に紹介します!

上高地の紅葉は大正池から見よう!

写真:藤田 聡

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大正池の紅葉は、大正池ホテル前にあるバス停から梓川に下っていけば、すぐに見られます。バス停に隣接して公衆トイレもあるので、必ず用を足してから行きましょう。

写真中央の山は『日本百名山』の焼岳。上高地からは北アルプスの美しい山々を一望出来るので、主要な山の名前を覚えておくと紅葉狩りを一層楽しめます!

上高地の紅葉は大正池から見よう!

写真:藤田 聡

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大正池の紅葉は人気が高く、バスの乗客も結構な割合で下車します。この写真の撮影時間は朝10時少し前で、松本市内のビジネスホテルを早朝に出発すれば十分間に合う時間帯です。手前が山影になっていますが、大正池に風景が映り込み写真撮影には好都合。少し待てば太陽が上昇して、山影も解消します。

晩秋の上高地では、早朝の気温が氷点下になる事も珍しくありません。防寒着が必須ですが日中は気温が上がるので、きめ細かく体温調節が可能なジッパー付きの服装がおすすめ。天気の急変に備えて、雨具も持参しましょう。河童橋まで商店が一切無いので、ペットボトル入りの水やお茶・昼食用のお弁当を、上高地入山前に購入しておく必要があります。

上高地の中心!河童橋の紅葉

上高地の中心!河童橋の紅葉

写真:藤田 聡

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河童橋は上高地のシンボルとも言える観光名所。紅葉の名所でもあり、橋の上からカラマツの黄葉と北アルプスの山々をカメラに納める人が多数居ます。

実は橋の木材にもカラマツが使用されているので、黄葉とのコラボは必見です!

上高地の中心!河童橋の紅葉

写真:藤田 聡

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河童橋の上から望む穂高連峰の紅葉は、大正池から望む焼岳とともに上高地から見える北アルプスの代表的な景観。後で後悔しないように、記念写真を多めに撮影しておきましょう!

上高地の中心!河童橋の紅葉

写真:藤田 聡

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大正池から河童橋までの所要時間は約80分。初心者や高齢者が上高地の大自然を満喫しながら、写真撮影や昼食休憩等も含めてゆっくりと歩く場合には3時間程かかります。

時間が余れば上高地ビジターセンターや周辺ホテルの名物スイーツを楽しむなど、観光の選択肢が多いのも河童橋のメリット。宿泊すれば翌日は、岳沢湿原経由で明神池方面まで足を伸ばせます。

日帰りの場合は上高地バスターミナルも至近距離で、始発のシャトルバスに乗車してスムーズに帰れます。

「上高地の天然カラマツ林」は穴場の黄葉名所!

「上高地の天然カラマツ林」は穴場の黄葉名所!

写真:藤田 聡

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上高地の紅葉は最初に広葉樹が色付き、その後でカラマツ(落葉松・唐松)が黄葉します。上高地を代表するカラマツの名所は写真の場所ですが、各種の散策マップにも全く記載されていない穴場です。

地名が無いので「上高地の天然カラマツ林」や「梓川左岸のカラマツ林」と呼ばれていますが、地元では「中の瀬大曲り(なかのせおおまがり)のカラマツ林」の通称で呼びます。

河童橋からバスターミナル側の遊歩道を下流方面に20分程歩いた場所にあり、画像右下の「地図を見る」をタップすると、撮影場所の詳細な地図が表示されます。

「上高地の天然カラマツ林」は穴場の黄葉名所!

写真:藤田 聡

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「上高地の天然カラマツ林」は、大正池に次ぐ紅葉の絶景ポイント。この景観を見る為にもカラマツの紅葉見頃時期に合わせて、晩秋に行くのが断然おすすめ。例年10月18日から26日が見頃とされますが、ツイッターやインスタグラムの写真で最新の紅葉状況を確認して行きましょう。

地名が無いので口コミやブログには、河童橋として掲載されている場合も。実際、この先を進めば河童橋が見えて来ます。

「上高地の天然カラマツ林」は穴場の黄葉名所!

写真:藤田 聡

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「上高地の天然カラマツ林」付近の遊歩道は非常に広く、絶好の写真撮影ポイント。あらゆる種類のアングルやレンズを試して、傑作を狙いましょう。

テーブル付きのベンチも多数あるので、ここで持参した昼食を頂くのもおすすめ。上高地の紅葉を眺めながら頂く昼食は、一生の思い出になります!

田代湿原・田代池など途中の紅葉も美しい!

田代湿原・田代池など途中の紅葉も美しい!

写真:藤田 聡

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上高地の紅葉といえば河童橋や大正池が有名ですが、その間の散策路でも素晴らしい紅葉狩りが出来ます。特に田代湿原周辺は開けた土地で眺めがよく、田代池もカラマツの紅葉に彩られます!

田代湿原・田代池など途中の紅葉も美しい!

写真:藤田 聡

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上高地のハイキングでは名所を目指して急ぐのではなく、途中の紅葉にも目を向けて下さい。そして気に入った場所では存分にインスタ映えを狙えるように、時間に余裕を持った旅行計画にしましょう!

写真は大正池から田代池に向かう途中の遊歩道で、全く名もない場所。紅葉のカラマツ林の中を遊歩道が真っ直ぐに伸びており、忘れられない光景です。

田代湿原・田代池など途中の紅葉も美しい!

写真:藤田 聡

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上高地では紅葉に加えて遊歩道自体も、バリエーションが豊富で飽きずに散策を楽しめます。写真は大正池から田代池を目指して少し歩いた場所で、湿地帯に囲まれ橋のようになっています。この場所は広葉樹の紅葉も美しいので、是非覚えておいて下さい。

バスの車窓や足湯でも紅葉狩り!

バスの車窓や足湯でも紅葉狩り!

写真:藤田 聡

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上高地では年間を通じてマイカー規制を実施しており、自家用車でもシャトルバスに乗り換えて行く必要があります。晩秋にカラマツの黄葉見頃を目指して行くと、上高地へ向かう途中の山肌では広葉樹の紅葉が最盛期。バスの車窓から紅葉狩り出来ます!

バスの車窓や足湯でも紅葉狩り!

写真:藤田 聡

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上高地へ向かうシャトルバスは、紅葉時期に限らず常時混雑しているので席は選べません。しかし、運良く前方になった場合には、運転手さんの運転にも注目しましょう。大型バス一台分の幅しか無い上高地の林道を、正確無比のハンドル裁きで運転する様子は、まさに芸術的です!

バスの車窓や足湯でも紅葉狩り!

写真:藤田 聡

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上高地へ向かうシャトルバスは、さわんどバスターミナルが始発です。周辺には松本市営の有料駐車場が多数あり、中でも市営第二駐車場は足湯公園駐車場とも呼ばれ、無料の足湯「さわんど温泉湯の郷公園」を併設。紅葉狩りをしながら、上高地のハイキングで疲れた足を温泉で癒せます!

さわんどバスターミナルは始発のシャトルバスだけでなく、新島々駅始発の路線バスも通り、同じ切符でどちらにも乗車可能。西側から行く場合は、高山市営あかんだな駐車場や平湯温泉バスターミナルを利用します。

上高地の紅葉の基本情報

住所:長野県松本市安曇上高地
電話番号:0263-95-2433(上高地インフォメーションセンター)
例年の紅葉見頃時期:(色づき始め)10月上旬、(最盛期)10月中旬〜10月下旬
紅葉ライトアップ:なし
標高:約1500m
アクセス:松本電鉄新島々駅から上高地行きバス約60分、大正池下車徒歩すぐ
車の場合は沢渡駐車場から上高地行きシャトルバスを利用

2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/10/25 訪問

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