写真:津田 泰輔
地図を見る白浜の中心地からは少し南に離れていますが、海岸線を巡るならぜひ押さえて欲しい場所が、ここ「志原海岸」。車で回るなら、まずはここからスタートすれば、白浜の有名な海岸線を効率よく回ることができます。ちょうど道の駅も併設しているので、ここで一休みもかねて散策するのはいかがでしょう。
道の駅志原海岸に車を停めて海岸線を少し歩けば、写真のような広大な石畳の海岸線が現れます。志原千畳敷と呼ばれる場所で、白浜のガイドブックによく掲載される千畳敷とはまた別の場所になります。
そのためかまだまだ穴場スポットで観光客もまばら。本家の千畳敷より少し荒々しくゴツゴツとした海岸線です。
写真:津田 泰輔
地図を見る志原海岸の少し入り江になった場所はこのような美しいエメラルドグリーンの海が見えるスポットも。さすが白浜と言えるような透明度抜群の水です。
写真:津田 泰輔
地図を見る志原海岸の奥にはこのような海の波で削られてできた海蝕洞もあります。中に入ることも可能で、太平洋の荒波に削られてできた広大な洞窟に、大自然の力を体感することでしょう。
南紀熊野ジオパークに選ばれた複雑な海岸線の代表的スポットでもあります。
写真:津田 泰輔
地図を見る白浜の代表的な海岸スポットの一つ、三段壁。志原海岸から車で海岸線をドライブすること約30分でたどり着くことができます。
特徴は何と言っても高さ50メートルもの断崖絶壁。下を見下ろすと海に吸い込まれそうになるほど高度感を感じることができます。
写真:津田 泰輔
地図を見る断崖絶壁の下には熊野水軍が船を隠したといわれる洞窟があります。三段壁洞窟と呼ばれる場所は観光地として整備されていて、地上からエレベータで36メートルの地底まで降りることができます。
200メートルほどの周回コースには、当時の番所小屋を再現した場所や、洞窟内に打ち寄せる波しぶきが見られる場所もあります。細い洞窟にときより大きな波が打ち寄せると、激しい轟音とともに白波が洞窟内に砕け散って迫力満点です。
写真:津田 泰輔
地図を見る三段壁から少し北に行くと、白浜の千畳敷があります。ここにも大きな駐車場があって、次々と観光客が押し寄せる人気スポットになっています。
一つの大きな岩盤が太平洋の荒波によって削られ、壮大な景観を作り出しています。志原海岸の千畳敷は荒々しくゴツゴツとしていましたが、こちらはどちらかというと曲線的で角が波によってそぎ落とされて丸くなっているのが特徴です。
写真:津田 泰輔
地図を見る夕日の美しいスポットしても有名で、夕方に訪れると岸壁や人影がシルエットに変わり、なんとも美しい景観を見せてくれます。
ただ、後に紹介する円月島もこれまた夕日の名所で、どちらを取るのか悩ましいところ。二つのスポットは車で15分ほどなので、太陽が沈む前に千畳敷を見て、太陽がまさに沈む寸前には円月島に移動しておくというのもアリだと思います。
写真:津田 泰輔
地図を見る白浜と言えば外せないのがこの白良浜。海岸近くにはホテルが立ち並び、お店もこの周辺に集まっています。夏は海水浴を楽しむ観光客でにぎわい、白浜で最も活気のある場所になります。
昼間は海水浴を楽しみ、夜はホテルで温泉を楽しむというのが、昔から関西のリゾート地として栄えてきた王道パターンとなっています。
写真:津田 泰輔
地図を見るこの白い砂浜を作り出しているのは石英と言うガラスの原料にも使われる石からできています。明治から大正にかけては、この白浜から大阪に運ばれ実際にガラスの原料として使用されてきました。
現在は砂の流出により白い浜が維持できなくなったため、オーストラリアから砂を輸入してこの白い砂浜を綺麗なまま維持しています。
写真:津田 泰輔
地図を見る砂浜も綺麗ですが、海の水もとても綺麗です。遠浅の海岸で砂も白いため、とても綺麗なブルーの水を湛えています。
日本の渚百選にも選出されているほか、ハワイのワイキキビーチとも姉妹浜提携を結んでいます。本家のワイキキビーチとはスケールでは劣りますが、美しい海岸線にホテルや観光街がならぶ様子は、ワイキキビーチにとても似た雰囲気があります。
写真:津田 泰輔
地図を見る白浜でも一番おすすめしたいのが、ここ円月島です。白良浜から車で5〜10分もあればたどり着きます。ドライブするなら、南から攻めて夕方にここを訪れると美しい景観を見ることができます。
昼間に訪れると、海蝕洞と呼ばれる波の浸食によってできた穴が開いているちょっと珍しい島を見るだけになってしまうのですが、ここに海に落ちる夕日を穴に入れた写真を撮るとなると、俄然、旅は楽しくなってきます。
写真:津田 泰輔
地図を見る円月島を見るだけなら道路横からどこでも大丈夫ですが、穴にすぽっと太陽を入れようと思うと、位置を考えなくてはなりません。季節によっても落ちる場所も違いなかなか穴に入れにくいシーズンもありますが、秋分春分の日であれば比較的綺麗に穴に太陽が入ってくれます。見るのに最適なここ!という場所はなく、道路横のスペースを移動しながらベストポジションを探すのが良いでしょう。
太陽は真下ではなく少し北側に向かって落ちていくのでそのあたり計算して動いていく必要があります。夕日が綺麗に落ちる日は、カメラマンや観光客が同じ目的でたくさん集まってくるので、よくわからなければとにかく人の集まっている場所にまずは向かうというのも一つの手です。
写真:津田 泰輔
地図を見るこのように見事にホールインすれば、なんだか楽しく旅が終われる気がしないでしょうか。天候にも恵まれないと見ることができないので、運の要素が多分にありますが、綺麗に穴に太陽が入れば、なんだか良いことがあるような気がしませんか。
白浜から紀伊半島の南の端まで続く複雑で入り組んだ海岸線は、平成26年8月28日に南紀熊野ジオパークとして認定されました。プレートの沈み込みによって生み出された3つの地質が風雨にさらされて様々な地形を生み出している場所です。特に海岸線は太平洋の荒波によって削り取られ、美しくも荒々しい景観を見せてくれます。
白浜は観光地として宿泊施設も充実しており、これらの自然の景色を簡単に楽しむことのできる場所なのです。
この記事を書いたナビゲーター
津田 泰輔
ブログを書き始めたのをきっかけに関西の秘境巡りを始めて約6年。まだまだ知られていない魅力的な絶景スポットをたくさん発見しました。今までアウトドアとは無縁だった私が手軽に行ける秘境を関西中心に紹介してい…
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