幻獣と仄暗い不思議世界 大阪・国立民族学博物館 特別展「驚異と怪異――想像界の生きものたち」

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幻獣と仄暗い不思議世界 大阪・国立民族学博物館 特別展「驚異と怪異――想像界の生きものたち」

幻獣と仄暗い不思議世界 大阪・国立民族学博物館 特別展「驚異と怪異――想像界の生きものたち」

更新日:2019/09/20 13:57

Sige pandaのプロフィール写真 Sige panda パンダライター、パンダスポット探検家
大阪・吹田市の国立民族学博物館では、特別展「驚異と怪異――想像界の生きものたち」を2019年11月26日(火)まで開催中。人魚、龍、河童などの幻獣と人間の心理や想像力にまつわる特別展。

資料点数は約630点。ファイナルファンタジーXVや五十嵐大介氏のイラストなど、現代のアーティスト、ゲームデザイナーによるクリーチャー制作も紹介。高校生以下は入場無料。仄暗い不思議な空間を体感してみませんか。
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迷路のような不思議空間

迷路のような不思議空間

写真:Sige panda

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会場は大阪万博記念公園内にある、国立民族学博物館 特別展示館。1歩足を踏み入れると、モノクロームの空間に不思議なものがいっぱい。この空間をデザインしたのは、京阪宇治駅や南海電気鉄道 ラピートの設計などを手がけた京都出身の建築家・若林広幸氏。

空間に45度の角度をつけた、迷路のような作りの会場1階は、「水」「天」「地」「驚異の部屋の奥へ」の4つのゾーンからなっています。

迷路のような不思議空間

写真:Sige panda

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視線を感じて見上げると頭上に大きな龍。龍は支配者の権力の象徴や、悪の権化としても描かれます。漫画ドラゴンボールなどに出てくる龍は、中国文化圏での姿。ヨーロッパ文化の影響が強い地域では、翼のあるトカゲのような姿で描かれます。

迷路のような不思議空間

写真:Sige panda

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さらに存在感のある仮面。ボリビアの「悪魔踊りの仮面と衣装」これ、絶対夜になったら動くヤツですよね。展示物と空間の両方から、不思議な世界が構成されて、まるで異国の骨董店に来たみたい。自分がどこにいるのか忘れて、この世界観に没入できます。

想像力をかき立てる「幻獣ミイラ」

想像力をかき立てる「幻獣ミイラ」

写真:Sige panda

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「ろくろ首のミイラ」ライデン国立民族学博物館 Collection Nationaal Museum van Wereldculturen. Coll.no. RV-360-4740

こちらの「驚異の部屋の奥に」と呼ばれる部屋には、幻獣のミイラや絵画などのコレクションが並びます。オランダのライデン国立民族学博物館が所蔵する人魚や鬼、ろくろ首のミイラなども展示。写真は長い首が巻き付いた「ろくろ首のミイラ」です。

これらは江戸時代後期に長崎の出島に出入りしていたオランダ商人たちによって持ち帰られたもの。日本で見世物として人気がありましたが、特に人魚は欧米でも大人気で類似品もたくさん出回りました。

想像力をかき立てる「幻獣ミイラ」

写真:Sige panda

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「猫鬼の頭蓋骨」湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)蔵

さらに妖怪・幻獣研究家 湯本豪一氏の約5,000点におよぶコレクションの中から、幻獣ミイラや絵巻、錦絵、書物などの貴重な資料も。こちらは福島県いわき市好間町の一部に伝わる幻獣「猫鬼」の頭蓋骨。

猫鬼達は1本角から順に、2本角、3本角、角なしの天鬼と修行に励んで位を上げていくのだそうです。修行している姿を妄想すると、なんだか可愛く思えてくるから不思議。

想像力をかき立てる「幻獣ミイラ」

写真:Sige panda

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「人魚のミイラ」湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)蔵

こちらの頭でっかちは「人魚」。なんだかフォルムが可愛らしい。展示場には「烏天狗」や「河童」などの不思議なミイラもありますよ。

なんだか気になるオススメたち

なんだか気になるオススメたち

写真:Sige panda

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こちらの陽気な3人衆。マレーシアの木彫り人形です。左右が「カブトガニの精霊」、まんなかは「かまどの精霊」。なんとも憎めないこの表情。なんだろう、さすが精霊…癒やされます。

なんだか気になるオススメたち

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「エッ、呼んだ?」いや呼んでない。こちらは木彫りの「ナワル」。メキシコの民間信仰で、動物に変身する能力を持った人や、人を守る動物霊を意味します。

「なぜこの姿に化けたし。他にもっとあるやろ…」とツッコミたくなりますが、なんとも言えないインパクトがあります。

なんだか気になるオススメたち

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収集家ドナルド・コードリー旧蔵のメキシコの仮面コレクションも見応えあり。手前は「クモ」の仮面。他にも「サソリ」、「イナゴ」など軽くトラウマ級の面構え。近くにはもっと恐ろしい「悪魔仮面」たちも勢揃いですよ。

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館内にちりばめられた不思議たち

館内にちりばめられた不思議たち

写真:Sige panda

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迷路のような展示を回るには、床面の足跡をたどってみましょう。何種類かありますが、これは河童の足跡。足跡通りに進めば、迷わずに回ることができます。

館内にちりばめられた不思議たち

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マネキンの語源がマンドラゴラってご存知でしたか?こちらはもともと、みんぱくの展示場で使われていたマネキン。民族の多様性を表すために、銀色のシンプルな姿で表されています。

もともとの語源と言われる「mannequin(マヌカン)」は、オランダ語では小さい人を指す「manikin」。近世ヨーロッパの民間信仰で「manikin」は、ヒト型の植物「マンドラゴラ」を指すのです。

今は役目を終え、収蔵庫の奥にひっそりと立っていたものが、山中由里子 特別展実行委員長の遊び心でここに飾られているのです。久々の娑婆の空気を喜んでいるように見えませんか。

館内にちりばめられた不思議たち

写真:Sige panda

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さらに会場には、素敵なフォトスポットが2カ所。写真は太古の巨大サメ「メガロドン」の顎(復元)。手前に立っても向こう側から覗いても。フォトジェニックな1枚になること間違いなし。さらに中国漢族の「龍舞の金龍」もカラフルで迫力があり、おすすめです。

珍しいグッズも

珍しいグッズも

写真:Sige panda

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会場のショップで販売されている、グッズもなかなかクール。展示会のエンブレムが入った「オリジナルマグカップ」(税抜 1,600円)。このエンブレムは、漫画家 五十嵐大介氏がこの特別展の為に描き下ろしたオリジナル。展示や図録にも五十嵐氏のイラストが。会場2階では原画も展示されています。

珍しいグッズも

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こちらは「竜涎香(りゅうぜんこう)ハンドクリーム」(税抜 1,200円)。竜涎香とはマッコウクジラの腸内結石で、貴重な天然香料。中国では「龍のよだれが固まったものである」と考えられていました。なんとも神秘的なハンドクリーム。ソリッドパフュームのサンプルもあるので、匂いを嗅いでみてくださいね。

珍しいグッズも

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他にも邪視を跳ね返すといわれるお守り「ファティマの手 トルコリング」(税抜 741円)や、カトリックの聖人がついたお守り「エスカプラリオス」(税抜 240円)など、不思議なグッズがそろっています。

国立民族学博物館までは大阪モノレール「万博記念公園」駅から徒歩約15分。開催期間中の土日祝には、無料のみんぱくシャトルバスも運行中です。本館1階には、本格民族料理が楽しめるレストランもあります。特別展のコラボメニューもあるのでぜひご賞味くださいね。

詳しくは関連MEMOの公式ホームページをご覧ください。

特別展「驚異と怪異――想像界の生きものたち」の基本情報

期間:2019年8月29日(木)〜11月26日(火)
時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館:水曜日

場所:国立民族学博物館
住所:大阪府吹田市千里万博公園10番1号
TEL:06-6876-2151
料金:大人880円、大学生450円、高校生以下無料

2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/28 訪問

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