映画「名探偵コナン」にも登場!三河湾のアートな島・佐久島

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映画「名探偵コナン」にも登場!三河湾のアートな島・佐久島

映画「名探偵コナン」にも登場!三河湾のアートな島・佐久島

更新日:2014/05/16 17:43

さとう みゃーおのプロフィール写真 さとう みゃーお 元添乗員の旅行ライター

愛知県の三河湾に浮かぶ離島「佐久島」は、うなぎの養殖で有名な西尾市一色町からフェリーでたった20分。穏やかな海と豊かな自然に抱かれた「現代アートの島」です。2010年に公開された映画「名探偵コナン 天空の難破船」に登場したことで話題となったこの島で、のんびりと癒しの休日を過ごしてみませんか?

「佐久島」ってどんなところ?

「佐久島」ってどんなところ?

写真:さとう みゃーお

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愛知県西尾市一色町の佐久島は、全体が三河湾国定公園に含まれています。周囲11.6km、人口300人弱の小さな島ですが、様々なアート作品が展示され、触れたり、記念撮影したりと作品を体感できる「現代アートの島」です。
紀元前1世紀頃に伊勢の「作彦」という臣が島に移り住み、農業を始めたことから「作島」と呼ばれるようになったのが島名の由来。同じ愛知県内の日間賀島・篠島と合わせて、三河湾三島または愛知三島と呼ばれています。

写真は、西渡船場にあるアート作品「宝船さちかぜ」(松岡徹 作)です。一色港からの船が佐久島に着くとまず目に飛び込んできます。近寄ってみると、タコと観音様、人魚の顔を裏側から外すことができ、観光地でおなじみの顔出し看板に変わるというカラクリになっています。また、人魚の手には佐久島名物の「大あさり丼」「えび丼」が描かれています。この作品は、「アートの島、佐久島」流のユーモアあふれる歓迎というわけです。

佐久島のアイコン、「おひるねハウス」

佐久島のアイコン、「おひるねハウス」

写真:さとう みゃーお

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佐久島が「アートの島」の呼ばれるようになったきっかけは、1996年〜2000年に一色町が主催した「弁天海港佐久島プロジェクト」。様々なアートイベントを行うことで島民と観光客の交流を図り、アートフェスティバルや展覧会などが多数行われた事が大きな話題になりました。その後2001年からは、自然や伝統とアートによって島おこしを目指す「三河・佐久島アートプラン21」が始まり、様々なアート作品が島内に作られました。

写真は、西地区の石垣(しがけ)海岸 にある、島の代表的アート作品「おひるねハウス」です。作者の建築家・南川祐輝氏が「この海岸で昼寝をしたら気持良いだろう」と思ったことから作られました。人ひとりが横になれる位の小さな箱の中で横になると、感じるのは潮風と波の音だけ。「おひるねハウス」は「三河湾の黒真珠」と呼ばれる、佐久島の伝統的な黒壁の家並みをイメージして黒く塗られています。

2010年に公開された映画「名探偵コナン 天空の難破船」で、「おひるねハウス」の上にコナン君と怪盗キッドが座っている場面があり、一躍コナンファンの聖地となった場所ですが、実際は一番上まで登ることはできません。

「おひるねハウス」
愛知県西尾市一色町佐久島石垣
西港渡船場から徒歩10分

築100年の空き家を再生!「大葉邸」

築100年の空き家を再生!「大葉邸」

写真:さとう みゃーお

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写真は西地区の築100年、空家になって50年の民家をまるごと作品化した「大葉邸」です。2001年から行われている「三河・佐久島アートプラン21」の一環として芸術家の平田五郎氏によって作られました。

建物の中のいくつかの部屋は作品化されており、内部の見学は要予約です(当日可)。屋内外には“覗き穴”のような怪しい「スリット」が何ヶ所かあるので探してみてください。

「大葉邸」
愛知県西尾市一色町佐久島西側41
予約・問い合わせ 0563-78-2001 (佐久島弁天サロン)
西港渡船場から徒歩5分
見学無料/時間:9〜17時
月曜休館(7・8月は無休)「緑の庭」は年中無休で公開

子どもたちを見守る「大和屋観音」

子どもたちを見守る「大和屋観音」

写真:さとう みゃーお

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西地区の「大葉邸」周辺の黒い壁の家々の中を散歩していると突然、コミカルで親しみやすい観音様「大和屋観音」に出会います。2003年に作られた「大和屋観音」は子どもたちを見守っているという想像の世界の観音様。作者の松岡徹氏は愛知県岡崎市出身のアーティストで、西渡船場の「宝船さちかぜ」、正念寺の「海神さま」など島内の複数の作品を手がけています。

この場所は以前は「大和屋」という雑貨店で、おばあさんが一人で店番していました。そのショーウインドウの中に、今は観音様がたたずんでいるという暖かいエピソードがあります。

「大和屋観音」
西港渡船場から徒歩5分
大葉邸からすぐ

「かもめの駐車場」

「かもめの駐車場」

写真:さとう みゃーお

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西地区から東地区へと歩いていく途中の大浦海水浴場に、「カモメの駐車場」があります。海に向かってたくさんのカモメのオブジェが整列していて、遠くから見ると本物の鳥の群れのように見えます。この作品は作者の木村崇人氏が、風を観測するしかけとして制作したもので、佐久島でカモメを観察していたことから着想し、作られました。実際に島では、冬におびただしい数のゆりかもめが1ヶ所に集まって止まっている光景を目にすることができます。

「かもめの駐車場」
愛知県西尾市一色町佐久島西屋敷
東港渡船場から徒歩10分

まだまだたくさんの作品があります。

ご紹介したもの以外にも、島中に現代アート作品が点在しています。今回は西地区を中心に、代表的なものを厳選してご紹介しましたが、東地区にも正念寺の「海神さま」や、海岸にたたずむ白い箱「イーストハウス」などがあります。日帰りでも見て回ることはできますが、できれば素朴な民宿に宿泊してゆっくりと過ごしていただきたいです。
のんびりと穏やかな時間が流れるアートの島、佐久島へぜひお出かけください。

一色漁港佐久島行船のりば
愛知県西尾市一色町小藪船江東176
東名岡崎ICより約45分
0563-72-8284

佐久島へのアクセス
佐久島行船のりばから20(西港)〜25(東港)分。
1日7往復(季節、天候によって変動あり)
片道大人820円

島での交通
西港〜東港までは約2km、徒歩30分。
レンタサイクルもあり。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/07−2014/05/08 訪問

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