チュニジア最大のローマ遺跡ドゥッガに佇み古代世界を偲ぶ!

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チュニジア最大のローマ遺跡ドゥッガに佇み古代世界を偲ぶ!

チュニジア最大のローマ遺跡ドゥッガに佇み古代世界を偲ぶ!

更新日:2019/10/08 13:14

菊池 模糊のプロフィール写真 菊池 模糊 旅ライター、旅ブロガー、写真家、古墳ナビゲーター
チュニジア北西の内陸部に世界遺産の巨大遺跡ドゥッガがあります。もともとベルベル人のヌミディア王国の中心都市であったことから、後のローマ時代も重要視され繁栄。2000年後の現在は、静かな田園地帯の広大な丘陵一帯に神殿などがそびえ、古代を偲ぶ旅人を癒してくれる魅力的な遺跡となっています。チュニスからは日帰り可能なので、ぜひ訪問してください。
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ドゥッガ遺跡の概要

ドゥッガ遺跡の概要

写真:菊池 模糊

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ドゥッガ遺跡はチュニスから日帰り観光が可能なチュニジア最大のローマ遺跡です。1997年に世界遺産に登録されたことから注目を集め、人気が出てきています。

ドゥッガは、紀元前ヌミディア王国の重要な都市として建設され、後にカルタゴ、次いでローマに征服され、紀元2〜4世紀には大いに繁栄し人口は1万人以上だったと推測されます。ローマ帝国が衰退すると、ヴァンダル人に破壊され、ビザンチン帝国時代は要塞化されました。イスラム時代になると廃墟となり忘れられていましたが、19世紀末に考古学者により発掘され、今は見晴らしの良い巨大遺跡として多くの観光客を集めています。

ドゥッガ遺跡の概要

写真:菊池 模糊

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遺跡に到着すると目の前に巨大なテアトルこと半円形の劇場があります。丘の傾斜を利用してスケールの大きな観覧席が設けられています。保存状態は良好で、最近では夏になると、ここでドゥッガ・フェスティバルというクラシック音楽のコンサートが開催されます。チュニスの旅行会社や有名ホテルからのフェスティバル観覧ツアーがありますので、それを利用して訪問するのも一興です。

ドゥッガ遺跡の概要

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劇場の観客席の上から裏に回ると、広大な遺跡全体の様子が見渡せます。約70haもあり北から南へかけての山手一帯に都市遺構が広がっています。ここがアフリカ最大規模のローマ都市遺跡とされるゆえんが分かります。

そそりたつ大神殿

そそりたつ大神殿

写真:菊池 模糊

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劇場から南西方向に歩みを進めると、都市の中心部にそびえるキャピトルこと大神殿があります。ここはドゥッガのシンボルといえるもので、絵葉書や紙幣・切手になった素晴らしい建造物です。

そそりたつ大神殿

写真:菊池 模糊

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キャピトルに近づくとその巨大さを実感できます。意外に保存状態が良く、2000年の時を経て堂々と佇立しています。コリント様式の列柱が大きな屋根部を支え、青空を背景にそそり立つ景観は圧倒的な迫力があります。

この神殿はマルクス・アウレリウスとルキニウス・ウェルスの共同皇帝に捧げられたもので、ユピテル、ユノー、ミネルヴァの三神が祀られています。

そそりたつ大神殿

写真:菊池 模糊

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キャピトルの周りには、フォルムといわれる市民広場やマルシェと呼ばれる市場跡があります。さらに南へ下っていくと、住宅・浴場・各種商店・売春宿跡などが広がっており、都市の規模の大きさが実感できます。

南の下町にあるいくつかの門からキャピトルを見上げ、その門を額縁のように配して写真撮影すると印象的な作品になります。ぜひチャレンジしてください。

共同浴場とトイレ

共同浴場とトイレ

写真:菊池 模糊

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メインストリートを下るとディオニソスとユリシーズの家という住居跡があります。ここから発見されたのが、有名な「オデッセウスとセイレーン」というモザイク作品で、現在はチュニスのバルドー博物館に展示されています。

アーチ状の門(写真参照)をくぐるとリキニアの浴場跡に行くことができます。

共同浴場とトイレ

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リキニアの浴場跡は本格的なもので、運動場・冷温室・温浴室・熱浴室などが並んでいます。また写真にあるように床にはモザイクが残っており、当時は豪華な共同浴場であったことが想像できます。

共同浴場とトイレ

写真:菊池 模糊

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面白いのは公衆トイレです。Uの字形に座って12人ほどが一斉に用を足すことができるもの(写真参照)。この形になっているのは、当時のローマ人はトガと呼ばれる長衣を着ており、それを着たままトイレを覆って用を足すように作られているためです。市民の団欒の場として世間話がはずんだことでしょう。もちろん、汚水を流す下水設備は完備していました。

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自然散策とローマ以前の遺跡

自然散策とローマ以前の遺跡

写真:菊池 模糊

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レリーフや像類は少なく、貴重なものはバルドー博物館などで保存展示されています。それでもいくつかは遺跡の各所で見ることができます。

自然散策とローマ以前の遺跡

写真:菊池 模糊

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遺跡を見学してると野鳥や蝶などが飛んできます。乾燥地帯に適応した花なども咲いています。また感動的なのは、写真のような羊の群れとも遭遇することです。これは、近辺が緑のある丘陵地帯で絶好の牧畜場所であるためで、古くから続くチュニジアの田舎の生活を垣間見るようです。こうした、動植物も観察しながら、のどかな遺跡の世界を楽しんでください。

自然散策とローマ以前の遺跡

写真:菊池 模糊

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遺跡の出口へ至る東側の下部にローマ遺跡とは雰囲気の違う塔が見えます。これは、リビコ・プュニック廟と呼ばれるもので、貴重なローマ時代以前の建築物。紀元前3世紀のヌミディア王子の墓とされ、カルタゴ語とベルベル語で書かれた碑文が発見されました。イギリスがその碑文を大英博物館に持ち去ろうとした際に塔全体が崩壊し、その後フランス政府により再建されたものです。

この塔を見学してからドゥッガ遺跡を後にしましょう。

近くの町でイノシシ料理

近くの町でイノシシ料理

写真:菊池 模糊

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ドゥッガ遺跡にはまったく店はなく、昼食もとることができません。そこで、遺跡の下の町であるテブルスークで休憩するのがおすすめ。

この近辺ではイノシシが多いことから、名物料理はイノシシ料理です。写真のように煮込まれており、柔らかくクセもないので、とても美味しいもの。せっかくですので、ぜひ味わってみてください。

近くの町でイノシシ料理

写真:菊池 模糊

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イノシシ料理店では、テブルスークにある Hotel Thugga が一番です。現地では唯一の高級ホテルで観光客向けの昼食用レストランを兼ねており、とても清潔で綺麗です。予約しておけばイノシシ料理を用意してくれます。

写真のようにイノシシを狩る意匠の洒落たモニュメントがあり、部屋も綺麗なホテルですので、ドゥッガ遺跡を一日ゆっくり見学して、ここに一泊されるのも良いでしょう。

近くの町でイノシシ料理

写真:菊池 模糊

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テブルスークは典型的なチュニジアの田舎町で、地味ですが、くすんだ佇まいに味があります。余裕のある方は散策してみてください。ここからバスで首都チュニスへ約2時間で帰ることができます。

ドゥッガ遺跡の基本情報

住所:Dougga、Teboursouk Beja、Tunisia
アクセス:首都チュニスからテブルスークまでバスで約2時間。テブルスークから遺跡まではタクシーまたはルアージュ(乗り合いタクシー)、キャミオネット(小型トラック)で約20分
チュニスから日帰り観光ツアーもあり

2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/01/17 訪問

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