廃線マニア必見!長野電鉄木島線は鉄橋や架線柱も残る廃線跡

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廃線マニア必見!長野電鉄木島線は鉄橋や架線柱も残る廃線跡

廃線マニア必見!長野電鉄木島線は鉄橋や架線柱も残る廃線跡

更新日:2019/09/20 10:31

高橋 しゅうのプロフィール写真 高橋 しゅう 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
2002年4月廃止された長野電鉄木島線。信州中野と木島を結ぶ約13kmの路線は営業終了から約20年近く経ちますが、廃線跡には当時の鉄道施設や線路跡が随所に残り、往時を偲びながら廃線跡巡りを堪能することができます。

近年、廃線跡巡りの旅が認知され、歩道等に整備された廃線もありますが、木島線は以前の姿で残る廃線跡が魅力的な場所です。
今回、木島線廃線跡を鉄道ファンの目線で紹介します。
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レールや分岐区間が残る廃線跡(信州中野駅〜赤岩駅)

レールや分岐区間が残る廃線跡(信州中野駅〜赤岩駅)

写真:高橋 しゅう

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今回は木島線の廃線跡をかつての長野側の起点駅、信州中野駅より順を追って紹介します。

最初の見どころは、写真奥の信州中野駅。ここには現在、使われなくなった木島線用のホームがそのまま残っています。写真の電車は木島線でも活躍していた、元営団地下鉄日比谷線の車両。現在も長野電鉄全線で活躍しています。

レールや分岐区間が残る廃線跡(信州中野駅〜赤岩駅)

写真:高橋 しゅう

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信州中野駅を後にして間もなく、湯田中方面と木島線の分岐点が現れます。

写真、左側にまっすぐ延びる草の生えるレールは木島線の廃線跡、左側に分岐する線路は、現役の湯田中方面の路線です。かつて、ここから飯山市の木島駅まで木島線が延びていました。

レールや分岐区間が残る廃線跡(信州中野駅〜赤岩駅)

写真:高橋 しゅう

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信州中野駅を出発して一つ目の停車駅、中野北駅跡を過ぎると線路は、果樹畑の中を進んで行きます。

写真は、果樹畑の農道にひっそりと残る貴重な旧式の道路標識。この付近の廃線跡は近年整備されて、かつての面影がだいぶ薄れてきていますが、木島線廃線区間で唯一残る貴重な標識が、ここに踏切があったことを物語っています。

いつまでも残していてほしい光景です。

沿線最大の見どころ夜間瀬川鉄橋(四ヶ郷駅〜赤岩駅)

沿線最大の見どころ夜間瀬川鉄橋(四ヶ郷駅〜赤岩駅)

写真:高橋 しゅう

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かつての四ヶ郷駅跡(現在は保育園の敷地)を過ぎると、間もなく夜間瀬川にかかる大きな鉄橋、夜間瀬川鉄橋が現れます。

当時の姿で残る橋梁は存在感のある廃線施設で、沿線最大の見どころ。橋梁は錆びついていますが、架線柱も姿を留め、今にも列車が走って来そうな風景です。

沿線最大の見どころ夜間瀬川鉄橋(四ヶ郷駅〜赤岩駅)

写真:高橋 しゅう

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こちらは対岸の角度から見た夜間瀬川鉄橋。

鉄橋の背後に地域のシンボル高社山が写る風景は、現役時代には鉄道雑誌の表紙を飾ったこともある、人気の撮影スポットでした。

沿線最大の見どころ夜間瀬川鉄橋(四ヶ郷駅〜赤岩駅)

写真:高橋 しゅう

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夜間瀬川鉄橋を、さらに進むとかつての赤岩駅。

現在、駅や線路跡は車道に変わりましたが、赤岩駅のシンボルであった桜(写真中央)と木島線と赤岩駅を記載している観光案内板が、今も当時の姿で残っています。

ここは沿線の名所、谷巌寺や高社山の登山口としても利用されていた駅でした。案内板は夏は草木に隠れていますが、赤岩駅跡も見逃せない廃線スポットです。

各所に残存する貴重な鉄道標識(赤岩駅〜田上駅)

各所に残存する貴重な鉄道標識(赤岩駅〜田上駅)

写真:高橋 しゅう

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こちらは、赤岩駅から柳沢駅の区間にひっそりと残る鉄道標識の勾配標。細い脇道の踏切跡に残る鉄道標識は、かつてここに鉄道が走っていたことを証明する貴重な存在です。

各所に残存する貴重な鉄道標識(赤岩駅〜田上駅)

写真:高橋 しゅう

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廃線跡にバラスト(砂利)が残る、柳沢駅から田上駅区間。路線の距離を示すキロポストも僅かに残っています。キロ程を示す数字は、ほぼ消えていますが、こちらも貴重な廃線跡の施設です。

各所に残存する貴重な鉄道標識(赤岩駅〜田上駅)

写真:高橋 しゅう

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柳沢駅から田上駅の区間に残る踏切跡。「でんしゃに注意」の看板もそのまま残り、ここが踏切であったことが明確にわかる廃線スポットです。

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トンネルや残存する貴重な架線柱も(田上駅〜木島駅)

トンネルや残存する貴重な架線柱も(田上駅〜木島駅)

写真:高橋 しゅう

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田上駅から信濃安田駅区間の岩井地区にぽつんと残る「でんしゃにちゅうい」標識。田園地帯の長閑な風景の廃線跡も絵になります。

トンネルや残存する貴重な架線柱も(田上駅〜木島駅)

写真:高橋 しゅう

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写真は、信濃安田駅近くに残る木島線区間唯一のトンネル跡。このトンネルを抜けると、木島寄りにかつて信濃安田駅がありました。写真にはありませんが、ホームの跡は盛り土になって今も面影を残しています。

トンネルや残存する貴重な架線柱も(田上駅〜木島駅)

写真:高橋 しゅう

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信濃安田駅と木島駅の区間に残る架線柱。沿線の架線柱は、廃止から20年近くが経過し、信州中野駅付近と夜間瀬川鉄橋区間を除き、ほぼ全線で撤去されていますが、この付近だけは、珍しく架線柱が数本、当時のままに残っています。

レールが残っていれば、現役路線にも見える、貴重な風景です。

様変わりした廃線跡(終着の木島駅周辺)

様変わりした廃線跡(終着の木島駅周辺)

写真:高橋 しゅう

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踏切跡に残る線路。廃線跡のレールは全線で撤去済ですが、踏切跡には一部レールも残っています。廃線跡巡りでは、何といってもレールの痕跡を発見できると、一段と心が躍ります。

写真は木島駅手前数百メートルの地点。ここから木島駅に向かう廃線跡は現在、太陽光パネル設置場所として活用され、風変わりな廃線風景となっています。

様変わりした廃線跡(終着の木島駅周辺)

写真:高橋 しゅう

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ここは、終着の木島駅跡です。木島駅舎は廃線後も十数年間、バス待合所として活用され、当時の姿をそのまま残していた貴重な木造駅舎でした。しかし、惜しまれながらも2018年秋にすべて取り壊されました。

今では僅かに残ったホームの跡が、かつてここに駅があったことを伝えています。更にバスの車庫付近(写真奥)に残る1本の架線柱も廃線跡の貴重な風景です。

様変わりした廃線跡(終着の木島駅周辺)

写真:高橋 しゅう

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木島線廃線後は、かつての線路に並行して、信州中野駅と木島駅を結ぶ代行バスが走り、地域住民の足となっています(現在は飯山駅まで延長)。

写真は廃線跡(右側)と並行して走る代行バスです。

木島線廃線巡りの交通手段は?

最後に、木島線の廃線巡りの際の交通手段についてご紹介します。車の利用以外では、木島線代行バスとレンタサイクル(冬季以外)が便利です。

代行バスは、木島線に並行したルートで、各スポットへのアクセスが便利。バスと徒歩を組み合わせて廃線歩きを堪能できます。但し、便数が限られる為、ルートの考慮が必要。

また、飯山駅や中野市内で貸出をしているレンタサイクル(電動アシスト付も有り)利用も便利。貸出時間内、自由に廃線跡巡りの足として活用できます。片道約15km程度の距離は、往復しても一日あれば十分に堪能できると思います。※冬季や荒天時を除く。

木島線跡は、鉄道施設の痕跡と共に、北信州の長閑な沿線風景も絵になる、廃線マニアの方に必見の廃線巡りルートです。なお、紹介しました廃線施設は、今後道路整備等により撤去されることも考えられますので、予めご了承ください。

2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/09/02 訪問

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