写真:小浜 みゆ
地図を見る1.ライオン像
ニューヨークの自由の女神のように、シカゴを象徴する記念撮影スポットが美術館前にある2頭のライオン像。アメリカ国旗やシカゴ市旗など4つの旗と一緒に撮れたら、とってもラッキー!天気が良い10:30〜15:30だけ、旗が掲げられます。
写真:小浜 みゆ
地図を見る2.ウォルト・ディズニーが掃いた階段
シカゴ美術館には附属の美術大学があり、有名な芸術家を輩出している名門校。シカゴ出身のウォルト・ディズニーもその一人で、入場してすぐの階段は、ウォルトが掃いた階段なんだとか!ディズニー映画「ファンタジア」で魔法にかかったほうきが掃除するシーンは、ウォルトが学生時代「掃除を誰かがやってくれたら…」なんて発想で生まれたと言われているんですよ。
写真:小浜 みゆ
地図を見る3.レンブラント『黄金の鎖をつけた老人 Old Man with a Gold Chain』/2F 213
オランダ絵画の巨匠、レンブラント・ファン・レインによる1631年頃の作品。王様でも、貴族でもない一般人に黄金の鎖などの衣装をつけさせ、モデルとして描いています。リアリティあふれるシワや白髪の表現は、実際に見ると感動もの!
写真:小浜 みゆ
地図を見る4.ゴヤの6連作/2F 220
スペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤによる、1806年頃に描かれた作品。修道僧ペドロが盗賊マラガートに襲われたものの、逆にペドロが盗賊を縛り上げたという実話に基づいて描かれた漫画のような6連作です。6枚全てがそろって見られるのは、奇跡的。
写真:小浜 みゆ
地図を見る5.ルノワール『フェルナンド・サーカスの曲芸師達(フランシスカとアンジェリナ・ウォルテンベルグ)Acrobats at the Cirque Fernando(Francisca and Angelina Wartenberg)』/2F 201
フランスの画家ピエール=オーギュスト・ルノワールによる、1879年の作品。シカゴ美術館で人気のある作品のひとつで、元所有者ポッター・パーマー夫人も、旅先に持っていくほどお気に入りだったそうですよ。
写真:小浜 みゆ
地図を見る6.スーラ『グラント・ジャッド島の日曜日—1884 A Sunday on La Grande Jatte —1884』/2F 240
シカゴ美術館で、見ずには帰れない重要な作品がフランスの画家ジョルジュ・スーラによるこの作品。無数の「点」で構成されている点描法が用いられていて、絵に近づいてみるとその細やかさに脱帽です。門外不出、シカゴ美術館でしか見られません!
写真:小浜 みゆ
地図を見る7.ゴッホ『自画像 Self-Portrait』/2F 241
オランダの画家フィンセント・ファン・ゴッホによる、1887年頃に描かれた作品。スーラの影響を受け、点描法で描かれているのがポイント。他美術館へ貸し出されていることも多く、対面には『アルルの寝室』もあるので、どちらかは見たいところです。
写真:小浜 みゆ
地図を見る8.モネ『積みわら Stacks of Wheat』/2F 243
243室はフランスの画家クロード・モネの作品がずらりと並ぶ、いわばモネの部屋。モネは定点観測するように、同じ場所で時のうつろい、そして光と影を見事に表現した画家です。1枚の絵だけでなく、連作を比較し鑑賞できるのは、所有数の多いシカゴ美術館ならではの楽しみ方!
写真:小浜 みゆ
地図を見る9.ゴーギャン『神の日 Mahana no atua (Day of the God)』/2F 246
フランスの画家ポール・ゴーギャンによる、1894年に描かれた色彩豊かな作品。滞在していたタヒチの女性を題材にフランスで描いた作品で、日本の浮世絵の影響も受けています。
写真:小浜 みゆ
地図を見る10.オキーフ『黒い十字架、ニューメキシコ Black Cross, New Mexico』/2F 265
アメリカ人に特に人気のエリアが、アメリカ美術のコーナー。20世紀を代表する女性画家ジョージア・オキーフによるこの作品は、ニューメキシコ州の風景を描いたもの。2階階段に飾られた『雲の上の空 IV Sky above Clouds IV』も要注目です。
写真:小浜 みゆ
地図を見る11.ウッド『アメリカン・ゴシック American Gothic』/2F 263
グラント・ウッドによる、1930年に描かれた作品。アメリカでパロディに使われる超有名な名画で、同じポーズ・表情で写真を撮るのが、記念撮影の大定番です!
写真:小浜 みゆ
地図を見る12.アーチボルト・ジョン・モトリー・ジュニア『ナイトライフ Nightlife』/2F 263
アーチボルト・ジョン・モトリー・ジュニアは、シカゴ美術館でいまイチ押しのシカゴ出身アーティスト。1943年に描かれたこの絵は、シカゴのナイトクラブが生き生きと描かれた作品。262室にあるホッパーの『ナイトホークス』も、ぜひチェックしてほしいアメリカ美術です。
写真:小浜 みゆ
地図を見る13.ピカソ『老いたギター弾き The Old Guitarist』/3F 391
スペイン生まれの画家パブロ・ピカソによる、1903〜04年に描かれた作品。青を基調とした作品群「青の時代」の代表作で、貧困の苦しみが表現されています。
注目は絵の下に隠された、秘密の作品。実はこの絵の下には女性が描かれていて、近くで見ると女性の顔や胸の線が見て取れるんです…!実物を見て、その秘密をぜひ確かめてみてくださいね。
写真:小浜 みゆ
地図を見る14.安藤忠雄の屏風ギャラリー(Ando Gallery)/1F 109
日本人なら注目したいエリアが、プリツカー賞も受賞している建築家・安藤忠雄が設計した屏風ギャラリー。聞こえてくるのは、来館者の足音のみ。静かで闇のなかに光がさす空間に立ち、言葉では表せない"何か"を感じてみてください。
写真:小浜 みゆ
地図を見る15.ソーン・ミニチュア・ルーム(Thorne Miniature Rooms)/LL 11
ソーン・ミニチュア・ルームは、シカゴの富豪ジェームズ・ウォード・ソーン夫人が職人に作らせたミニチュア部屋がずらりと並ぶギャラリー。作品は実際にあった部屋を、1/12のサイズで再現したもの。富士屋ホテルの和室を再現した作品もありますよ!
名作を堪能したあとは、ギフトショップでお土産を手に入れましょう。マグネットや複製画、有名画家の名前がデザインされたTシャツが人気です。
今回紹介した作品の右側に記載した数字は、作品が展示されている部屋番号を表しています。シカゴ美術館で手に入るビジターガイド(英語)、もしくは公式アプリで地図をご確認ください。簡単なビジターガイドは、日本語も準備されています。紹介した作品は、貸し出し中の場合もありますのでご了承ください。
シカゴ美術館最大の弱点は、大人迷子率の高さ。地図がわかりやすい公式アプリをあらかじめダウンロードしておくことをおすすめします。音声ガイドも聴ける、無料のお役立ちアプリです。シカゴ美術館の英語名「The Art Institute of Chicago」で検索してくださいね。
ちなみにバックパックや大きい荷物は知らないうちに作品を傷つける可能性があるので、ロッカー等に預けましょう。
印象派やアメリカ美術の名作を堪能できる、シカゴ美術館。所要時間は15つの見どころをすべて巡って、駆け足で90分ほど。休憩やお土産を買う時間を含めると、2時間〜3時間以上は確保するのがおすすめです。世界の名作を、シカゴ美術館で鑑賞してみてくださいね!
住所:111 S Michigan Ave, Chicago, IL 60603
電話番号:+1-312-443-3600
アクセス:アダムズ / ワバッシュ駅より徒歩2分
営業時間:10:30〜17:00(木は20:00まで)
料金:一般 $25、学生・65歳以上・14歳〜17歳 $19、13歳以下 無料
取材協力:シカゴ市観光局、The Art Institute of Chicago
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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