歴史とビールの街歩き!ドイツの古都「ケルン」の見どころまとめ

歴史とビールの街歩き!ドイツの古都「ケルン」の見どころまとめ

更新日:2019/09/12 12:31

松田 朝子のプロフィール写真 松田 朝子 トラベルジャーナリスト、ライター
ケルンは1世紀から続く古都。古代ローマの植民地として創建されたのち、フランスやイギリスの統治時代を経て現在に至っています。また、ケルンはベルリン、ハンブルク、ミュンヘンに次ぐドイツ第4の都市。スタイリッシュな都会の顔も併せ持っています。街はライン川の畔りにそびえる大聖堂を中心に広がり、石畳の通りには新旧の建物が軒を連ねます。様々なアングルからフォトスポットを探りつつ、歴史ある街を歩いてみましょう。
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はじめの一歩は、ケルン大聖堂から!

はじめの一歩は、ケルン大聖堂から!

写真:松田 朝子

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街の長い歴史を物語るのは、ケルン大聖堂。ゴシック様式の建築物としては世界最大であり、その高さも157メートル。1996年には世界遺産に登録されています。

はじめの一歩は、ケルン大聖堂から!

写真:松田 朝子

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ケルン大聖堂が初めてこの地にできたのは4世紀のこと。現在の形になるまでは、二重の内陣を持つ、全長95メートルの聖堂でした。12世紀後半には、聖堂内にイエス・キリストの生誕に関わる三賢王の遺骨を納める聖櫃が造られ、大聖堂はヨーロッパで最も重要な巡礼の場所の1つになりました。そこで巡礼教会にふさわしい、新しい大聖堂の建立が決まり、1248年には現在の大聖堂の礎石が置かれました。

途中、宗教改革などで建築作業が中断される時期もあり、完成は1880年。のちの第二次世界大戦で、ケルンの街はほぼ壊滅しましたが、大聖堂は内部は破壊されたものの、建物は奇跡的に難を逃れました。

近年は空襲前の外観を取り戻すべく、復旧作業が行われています。

はじめの一歩は、ケルン大聖堂から!

写真:松田 朝子

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大聖堂の中に入ると、美しいステンドグラスに目を奪われます。ケルン大聖堂には13世紀から現代までに造られたステンドグラスの窓が40面以上あります。その多くは宗教的なものですが、南側の翼廊にある窓は、現存のステンドグラスに使われている色を使い、コンピュータープログラムによって造られたモダンなモザイクガラス。これはドイツを代表する画家のゲルハルト・リヒターによって2007年に造られた作品です。

聖堂内に差し込む光を計算し、環境にも配慮した素材を使ったステンドグラスは、長い歴史を生き抜いてきた大聖堂に新しい色をもたらしています。

<基本情報>
住所:WXR5+G8 ケルン
電話番号:+49-221-17940555

鉄板の絶景!大聖堂&ライン川と鉄橋

鉄板の絶景!大聖堂&ライン川と鉄橋

写真:松田 朝子

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この大聖堂をパノラミックに楽しめるのは、ライン川を渡った対岸にある、ケルントライアングルが一押し。高さ103.2メートルのタワーは欧州航空安全庁(EASA)の本部です。 屋上は誰でも上がれる展望デッキになっていて、ケルン大聖堂をはじめ、ケルンの街を360度見渡すことができます。

ライン川と鉄橋、大聖堂がセットになったここからの眺めは、ケルンを代表する風景と言えるでしょう。

<基本情報>
住所:WXRC+5V ケルン
電話番号:+49-221-355004100

鉄板の絶景!大聖堂&ライン川と鉄橋

写真:松田 朝子

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ライン川にかかる鉄橋は、全長409.19 mのホーエンツォレルン橋。鉄道と歩行者だけが通れる橋です。

フェンス越しにすぐ横を高速列車のICEが行き来していますが、その視界を阻むのは、この橋の名物、Love Locks。恋人同士がお互いのイニシャルを刻んだ南京錠を橋の欄干にかけ、川に鍵を投げ捨てて不滅の愛の誓うというものですが、ここでは南京錠は欄干ではなく鉄道とのフェンスにかけられています。
鍵はフェンスでは足らず鉄塔にまで進出していて、不滅の愛の重さに耐えかねているようです。

フォトジェニックな旧市街

フォトジェニックな旧市街

写真:松田 朝子

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ケルン大聖堂の周囲は、アルトシュタットと呼ばれる旧市街。細い路地を歩くと、ロマネスク様式の聖マルティン教会や小さな広場、花が綺麗な噴水や塔などフォトジェニックなシーンにたくさん出くわします。

フォトジェニックな旧市街

写真:松田 朝子

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歩き疲れたら、小さなカフェやレストランの並ぶアルターマルクトへ。ライン川を臨むこのあたりはカラフルな建物も多く、絵葉書のような風景が続きます。

フォトジェニックな旧市街

写真:松田 朝子

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私たちが日常使う、オーデコロンはケルンが発祥の地。ケルンはフランス語読みでコロンといい、”Eau de Cologne”とはケルンの水という意味です。元祖のオーデコロンは、日本でも愛用者の多い「4711」フォーセブンイレブン。

1792年から現在まで200年以上も愛されているオーデコロンにこの名前がつけられたのは、ケルンがフランスの占領下にあった1796年。ナポレオンの指揮官は市内の建物全てに番号をつけるように命じ、その時、「4711」の創始者、ヴィルヘルム・ミュルヘンスの仕事場に振り当てられた番号が4711だったことに起因します。

「4711」の本店兼工場はケルンの中心部、グロッケンガッセ4711という住所にあります。大聖堂前の広場にもショップがあるので、「4711」はこちらでも買うことができます。

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ケルンの箱入り娘、ケルシュに酔いしれる

ケルンの箱入り娘、ケルシュに酔いしれる

写真:松田 朝子

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もう一つの「ケルンの水」はこの街でしか楽しめないビール、ケルシュです。ケルシュとはビールのスタイルの一種として知られますが、本来のケルシュとは原産地の指定もされた希少なビール。そして「ケルシュ協定」に調印している、ケルン近郊の24カ所の醸造所でしか造られていません。

「ケルシュ協定」では、ケルシュは品質を保つため、発酵の方法から色、透明度、など醸造に関する規定が細かく定められています。
さらにケルシュは熱処理をしていないため、また小さな醸造所で造られていて販売ルートを広げられないなどの理由で、ケルンからは出ることができないビールなのです。飲みたければケルンに来る以外の方法はありません。

ケルンの箱入り娘、ケルシュに酔いしれる

写真:松田 朝子

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街の至る所には、ブリューハウスという、ビールの醸造設備を持つ、伝統的なドイツのパブがあります。ここでは出来立てのケルシュと、それにあった食事が楽しめます。

ケルンの箱入り娘、ケルシュに酔いしれる

写真:松田 朝子

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ケルシュは0.2リットルくらいしか入らない、シュタンジと呼ばれる円筒形のグラスで出てきます。そしてグラスが空くと、ウエイターがクランツという、王冠みたいな形状のトレーでおかわりケルシュを運んで来ます。わんこそばのように、グラスが空になる都度、おかわりが運ばれてきます。

コースターは伝票のかわりになっており、おかわりが運ばれると、ペンで線が1本引かれます。もういらない、という時はグラスにコースターを被せます。

フルーティーで炭酸軽めのケルシュは、ビールの苦みが嫌だという人にオススメの爽やかな味わいです。

<基本情報>
住所:Roonstr.33 50674 Koln
電話番号:+49-221-241881

ベルギー地区はケルンのおしゃれスポット

ベルギー地区はケルンのおしゃれスポット

写真:松田 朝子

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ケルンの流行発信地は、ベルギー地区(Belgisches Viertel)と呼ばれる一角。街の雰囲気もベルギー風。ここでは、かわいいブティック、ギャラリー、カフェ、バーなどが軒を連ね、おしゃれな人たちで賑わっています。

ベルギー地区はケルンのおしゃれスポット

写真:松田 朝子

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中でも連日行列ができているのは「Bar Schmitz」というベルギーのアンティークが特徴的なカフェ&バー。行列の目的は、店頭販売のアイスクリーム・コーナー。もちろん店内でも食べられます。イタリアンジェラートやラクトースフリーのシャーベットなど、カクテルにしてもらえるものもあります。

<基本情報>
住所:WWPP+J9 ケルン
電話番号:+49-221-133898

ベルギー地区はケルンのおしゃれスポット

写真:松田 朝子

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石畳の歩道を歩いていると、時々、小さな真鍮のプレートが埋め込まれているのを目にします。これは「つまずきの石」といって、10センチ四方のプレートには、ナチ政権下で犠牲になった人の名前、生年月日、移送された収容所名、死亡年月日が刻まれており、生前に暮らしていた家の前に埋められているのです。

これは、ナチ政権の犠牲となった人々の存在を風化させず後世に伝えていこうというムーブメント。ドイツから始まり、現在ほかのヨーロッパ諸国にも広がっているところです。「つまずきの石」は、オーナー制で1つの石につき95ユーロを支払うと、オーナーになれます。そしてプレートは置いたら終わりではなく、オーナーは時々磨いたり掃除をしなくてはならないのです。

古くて新しい、ケルンの街

ケルンは二千年の歴史を刻む街。敷き詰められた石畳に過去と現在が混在しています。様々な時代に想いを馳せながら、街歩きを楽しんでみませんか?

取材協力:ドイツ観光局

2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/13−2019/08/18 訪問

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