南大東空港(写真)は那覇から約360km東南東にある南大東島にある空の玄関です。JAL系の琉球エアーコミューター(RAC)が就航し、午前中は那覇との直行便1往復、午後は北大東島を経由して那覇を結ぶ便が1往復運航中。
午後便は曜日によって旅程が異なり、金・土・日・月曜は那覇→北大東→南大東→那覇、火・水・木曜は那覇→南大東→北大東→那覇となります。
空港出入口には写真の巨大なモニュメント・南大東村の村章を模った交流の門があります。1997年の新空港開港及び南大東村の村制50周年を記念して建てられ、交流する島・南大東島を象徴。
また、モニュメントの空港ビル側には琉球石灰岩でできた「南大東空港」の石碑があります。更にモニュメントの出入口側には日本語、英語、大東方言での挨拶がかかれたモニュメントもあって旅行者を出迎え、見送っています。
南大東空港は島東部にあり、ターミナルビル(写真)は滑走路の海側に建てられていますが、海岸線近くは森林がある小高い丘となっているのでビルから海がほとんど見えません。逆に滑走路陸側に沿う道路からは空港施設がよく見える場所があります。
なお午後便では那覇空港や北大東空港から南大東空港に着くと、行先が南大東でなくても全員飛行機を降ろされます。乗り継ぐ旅行者はそのまま待合室にいるのではなく、もう一度手荷物検査受けることになりますが、ちょっと降りて1階の土産店などに顔を出してみてはいかがでしょうか。
南大東空港は3階建てのターミナルビルで、1階にチェックインカウンターや搭乗待合室、到着ロビーなどがありますが、2階空港関係の事務所と展望デッキ(写真)、3階は展望デッキのみと眺める場所は確保されています。
しかし、展望デッキの滑走路側はフェンスがあってカメラも一部通すことは出来ません。もし滑走路や飛行機を写真を撮影する場合は2階から3階までの階段上しかありません。なお2階展望デッキへは屋内から階段を利用します。
1階には売店(写真)、その奥に観光案内所兼カフェがあります。またジュースの自動販売機もあるので、搭乗前後や出迎え・見送りだけでなく、海軍棒プールなどへの観光途中にジュース等を購入する時にも利用出来ますし、サイクリング旅行者には一時休憩する場所としても最適です。
また、観光案内所兼カフェではコーヒーやジュースを味わえるほか、島のパンフが揃っていますので、島観光へ出発前にぜひ寄りましょう。
<1階売店の基本情報>
電話番号:09802-2-2665(運営:有限会社三島商事)
営業時間:午前便及び午後便の到着時間から出発時間の2回
南大東空港を発着する飛行機の窓からは、天気が良ければ離着陸時南大東島(写真)や北大東島の景色がよく見えます。特に海岸線の崖を切り開いて造った港を上空から眺めると、島で港を見る以上に南北大東島の海岸線の荒々しさが実感できるはずです。
南大東島では捕れたマグロを加工したジャーキー、旧空港の建物を利用して製造中のラム酒やその加工品、大東羊羹が土産として有名ですが、ここではちょっと変わった持ち帰りやすい土産を紹介します。
沖縄地方で月桃(げっとう)は虫よけや消臭など昔から生活に密着。南大東島では月桃をソーカと呼ばれます。月桃を生地に練りこんで揚げたカリントウは、後味に月桃の風味が漂います。その味を商品名にした「あっ!ソーカ」をぜひゲットし、あっという味を感じてみてはいかがでしょうか。
南大東島ではサトウキビの他にトウモロコシの栽培も行われています。太陽(沖縄方言ではティーダ)をいっぱい浴びて収穫したトウモロコシを茹でて加圧殺菌した商品で、歯触り・香りも良く、甘みが強いのが特徴。開封すればそのまま食べる事も出来ますが、袋のまま熱湯で5分位温めたり、電子レンジで温めるとよりおいしく味わえます。
南大東島はサトウキビ栽培が盛んで、しかも収穫時になるべく近い形でサトウキビを味わえる土産としておすすめの品が、南大東島産のサトウキビを加圧加熱殺菌した「沖縄県産さとうきび」。こちらもティーダコーンと同じ農場で製造された商品。節目に沿って切り、緑の皮をナイフで取った後、中の白い繊維質の所をかじって汁を飲むと、自然の砂糖の甘みを堪能できます。
住所:沖縄県島尻郡南大東村字旧東258
電話番号:09802-2-2546(南大東空港管理事務所)
ターミナルビル営業時間:8:00〜18:00
2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/17更新)
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