写真:万葉 りえ
地図を見る戦火によって様々なものが焼き尽くされた沖縄で、戦後、そこだけは豊かに物があるという場所がありました。それが米軍基地です。
琉球ガラスは、物資が極端に乏しかった沖縄で、米軍基地に捨てられていたコーラやビールの瓶を生活のために加工して使いだしたのが始まり。生活のために生まれた物だったのです。
沖縄を旅すれば、様々な場所で目にする琉球ガラス。このように美しい海を写したかのような透明感があったり、波の泡のような気泡が入ったり・・・。あなたの心をとらえる作品が待っているでしょう。
写真:万葉 りえ
地図を見るご紹介したような歴史から始まった琉球ガラスも、現在は沖縄を代表する工芸で「名工」に選ばれる方があり、お土産品としても高い人気があります。またガイドブックを開けば、体験できる工房も何か所か出てくるでしょう。
ご紹介する名護市の「森のガラス館」は広いショップがあるうえに体験も出来る施設。しかも多くの方が沖縄観光で行く沖縄美ら海水族館と同じ本部半島に位置します。OKINAWAフルーツランドや名護パイナップルパーク等も近くにあって、旅の計画に組み込みやすい場所なのです。
写真:万葉 りえ
地図を見るお店の前には駐車場もあります。車を降りたら、煌めくガラスの花々が飾られたアーチが出迎えてくれます。きっと製作も取り付けにも時間がかかったはず。そんなおもてなしのアーチをくぐって、まずはショップのほうへ入ってみましょう。
写真:万葉 りえ
地図を見る店内には日用で使いたいものから、飾っておきたいものまで様々な製品が揃います。それも、「置かれている」というより、「広がっている」と言いたくなる種類と量なのです。
写真:万葉 りえ
地図を見る特に使いやすい大きさのカップや皿類は、少しずつ違うものが何種類もそろいます。ご覧のように、カップが並んでいるこの一角だけでも形が違うものが何種類もあるのがおわかりいただけるでしょう。
でもここにあるのはそれだけではないのです。「どれだけの時間と手間をかけて作られたのだろうか」とため息が出るような素晴らしい芸術作品も展示されています。様々なコンクールで受賞されている職人さんのそのような作品もぜひ見ておきましょう。
写真:万葉 りえ
地図を見るそんな素晴らしい作品が生まれる工房が、ショップのすぐ横にあります。熱さや時間と闘いながら、一瞬の気のゆるみも許されない現場の様子。作品が生まれていく過程をどうぞ静かにご覧ください。
写真:万葉 りえ
地図を見るそんなすごい職人さんたちの技術。体験したい方も多いでしょう。小学生以上だったら、本格的に吹き竿を使ってオリジナルグラスを作ることができるのです。一人ずつ職人さんが付いてくれるので、自分の好きな色で作品にしてみましょう。
また、5歳以上のお子様ならガラスのアクセサリーやジェルキャンドル等いくつかの体験ができるようになっています。作品例も並べられているので、ガラス館の方と相談して決めるのもいいでしょう。
きっと出来上がった作品には家族の思い出も詰まっているはず。大切に持ち帰ってくださいね。
写真:万葉 りえ
地図を見る海と空の青さだけでなく、朝焼けや夕やけ。また亜熱帯の濃い緑やフルーツ、鮮やかな紅型など、沖縄では美しい色に何度も出会うでしょう。そんな中から自分の好きな沖縄の色をした琉球ガラスをぜひ見つけてみてください。
写真:万葉 りえ
地図を見るどの種類にするかを決めた後でも、個体それぞれで色や色の入り具合が違います。また、気泡やひびが入った作品となると本当に個性がいっぱい。
体験をしたり、お気に入りの作品を選んだり…森のガラス館で過ごす時間を、ぜひ楽しんできてください。
住所:沖縄県名護市為又478
電話番号:0980-54-2121
アクセス:許田インターから10キロメートル
2019年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
万葉 りえ
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