カエルに温泉、さるぼぼ!?下呂温泉でご当地神社へ参拝!

カエルに温泉、さるぼぼ!?下呂温泉でご当地神社へ参拝!

更新日:2019/10/10 15:55

麻生 のりこのプロフィール写真 麻生 のりこ 元観光バスガイド、ご当地マンホーラー
カエルに温泉、さるぼぼ…。一見すると繋がりがないように見えますが、下呂温泉でのこれらの共通点は、なんと神社。そう、それぞれをご神体としてお祀りしているんです。
各神社の歴史は浅いものの、ご神体は下呂地方にゆかりの深いものばかり。無料の足湯が楽しめる温泉街で、湯めぐりしながら参拝してみませんか?

ビルの1階で温泉街を見守る「下呂温泉神社」

ビルの1階で温泉街を見守る「下呂温泉神社」

写真:麻生 のりこ

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兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並んで「日本三名泉」のひとつに数えられている下呂温泉は、平安時代に標高1,067メートルの湯ヶ峰山頂付近に湧出したのが始まりです。
その後、鎌倉時代に湯ヶ峰山頂付近からの湧出は止まりましたが、飛騨川のほとりに湧き出ていた温泉を白鷺が教えてくれたため"白鷺伝説"が残ります。

今回ご紹介するのは、いずれも下呂地方にゆかりの深いご神体をお祀りしたご当地神社。湯めぐりしながら、気軽に参拝できるところばかりです。

ビルの1階で温泉街を見守る「下呂温泉神社」

写真:麻生 のりこ

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こちらは下呂温泉の恵みと温泉が永遠に湧くことを願い、1989年に建立された「下呂温泉神社」です。飛騨川の支流・阿多野川沿いに伸びる阿多野通りと、白鷺坂との交差点角にありますが、ビルの1階に入っているので少し見つけにくいかもしれません。

ビルの1階で温泉街を見守る「下呂温泉神社」

写真:麻生 のりこ

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ご神体は山形県の霊峰・出羽三山のひとつ、湯殿山本宮から分霊した霊岩です。手水舎からこんこんと湧くのは水?それとも温泉? 気になる方はぜひ参拝してみて。
この神社の裏側(白鷺坂側)にキレイな公衆トイレがあります。

<基本情報>
住所:岐阜県下呂市湯之島801-2(下呂温泉旅館会館1階)
電話番号:0576-25-2541(下呂温泉旅館協同組合)
アクセス:JR下呂駅から徒歩約8分

等身大の"さるぼぼ"がお出迎え!「さるぼぼ七福神社」

等身大の"さるぼぼ"がお出迎え!「さるぼぼ七福神社」

写真:麻生 のりこ

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飛騨地方で昔から作られている“さるぼぼ”が目印のこちらは、その名も「さるぼぼ七福神社」。
下呂ロイヤルホテル雅亭の別館敷地内にあり、入り口の目印はピンクの大きな“さるぼぼ”です。等身大の“さるぼぼ”はこれ以外に6色・6体あり、七福神を表しています。

等身大の"さるぼぼ"がお出迎え!「さるぼぼ七福神社」

写真:麻生 のりこ

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建物と建物の間を奥へ進むと、小ぢんまりとしたお社が現れます。その周囲には奉納された“さるぼぼ”がいっぱい!
“さるぼぼ”は猿の赤ちゃんに似ていることから安産や良縁を願うお守りに、また語呂合わせから「災いが去る(猿)」など縁起の良いものとされています。

等身大の"さるぼぼ"がお出迎え!「さるぼぼ七福神社」

写真:麻生 のりこ

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お社の手前には無料で楽しめる「さるぼぼ黄金足湯」も。ph9以上のアルカリ性単純泉なところから“美肌の湯”と呼ばれる下呂温泉。参拝後、黄金の宝船に乗った“さるぼぼ七福神”を見ながら浸かれば、キレイになってさらに金運がアップするかも!?

なお、絵馬は神社隣接の売店で取り扱っています。おみくじは自動販売機式です。

<基本情報>
住所:岐阜県下呂市湯ノ島758-15
電話番号:0576-24-1001(下呂ロイヤルホテル雅亭)
アクセス:JR下呂駅から徒歩約8分
足湯営業時間:9:00〜21:00

下呂ならではの「加恵瑠神社」

下呂ならではの「加恵瑠神社」

写真:麻生 のりこ

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白鷺坂を上り、湯の街通りとの交差点を左折後、徒歩約1分。道路右側(北側)にあり奥へと参道が延びているのが2010年に誕生した「加恵瑠(かえる)神社」です。元々は下呂温泉合掌村にあったものを、こちらへ移築しました。

「旅行から無事帰る」「若返る」「知恵返る」などの語呂合わせから縁起が良いものとされるカエル。
一度にたくさんの卵を産むことから豊かさの象徴とされ、子孫繁栄をもたらす生き物として世界各地でも親しまれています。その鳴き声から「下呂」も連想できますね。

下呂ならではの「加恵瑠神社」

写真:麻生 のりこ

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ご神体はカエルの精(加恵瑠大明神)で、お賽銭を入れるとお告げを聞くことが。可愛らしいお告げは数種類あるので、下呂温泉滞在中に複数回参拝して聞き比べてみては。絵馬はもちろんカエルのイラスト入り。

拝殿の内側には絵馬状の説明板があり、カエルが持つ身体的特徴や様々な御利益についてが書かれています。

下呂ならではの「加恵瑠神社」

写真:麻生 のりこ

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境内の手水舎や灯篭の明かり取りもカエルの形。そのほか、あちこちにカエルが見られます。
下呂温泉では、この加恵瑠神社以外でもカエルの姿を見ることが。そぞろ歩きをしながら、見つけてくださいね。

「加恵瑠神社」のある場所は、江戸時代後期に伊能忠敬の測量隊が宿泊した場所なんですよ。

<基本情報>
住所:岐阜県下呂市湯ノ島
電話番号:0576-24-2222(下呂市観光協会)
アクセス:JR下呂駅から徒歩約11分

温泉情緒あふれる下呂温泉で、ご当地神社へ参拝しよう

岐阜県飛騨地方で古くから名泉として知られ、今なお多くの人々に愛されている下呂温泉。こんこんと湧き出る良質な温泉を集中管理システムにより、下呂温泉協同組合へ加盟している各施設へ供給しています。

色浴衣の貸し出しをしている施設もあるので、チェックイン後に浴衣姿で歩けば温泉情緒たっぷり。ご当地神社へ参拝したり足湯へ入ったり。楽しみながら、のんびりとお過ごしくださいね。

2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:岐阜県

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/09/06 訪問

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