奈良・かかしで町おこし!聖徳太子ゆかりの「安堵町」を歩こう

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奈良・かかしで町おこし!聖徳太子ゆかりの「安堵町」を歩こう

奈良・かかしで町おこし!聖徳太子ゆかりの「安堵町」を歩こう

更新日:2019/09/18 13:07

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
奈良県で“かかし”アートというと、高取町や明日香村がよく知られていますが、聖徳太子ゆかりの地である斑鳩エリアの安堵町(あんどちょう)も“かかし”アートで有名なところです。とくに高さ約12mの聖徳太子の巨大モニュメントやミレーの名画「落穂拾い」を再現したかかしはインスタ映えするとして大きな話題になっています。かかしで町の活性化をはかる安堵町を訪れて、かかしや町の歴史に触れてみませんか?
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大人気のミレーの名画「落穂拾い」をモチーフにしたかかし

大人気のミレーの名画「落穂拾い」をモチーフにしたかかし

写真:モノホシ ダン

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奈良県安堵町で「かかし」を用いた町おこしが始まったのは、人口減少が進む町を明るくしたいという町民の思いからです。オブジェ「案山子」製作展示実行委員会が中心となり、町内の各種団体とともに、町民と案山子を含めて人口10000人を目標としています。

安堵町案山子公園に建つ、聖徳太子をモチーフとした高さ約12mの案山子は、飛鳥時代に聖徳太子が推古天皇の摂政として、斑鳩宮(現在の法隆寺)から飛鳥京(現在の明日香村)まで行き来したとされる「太子道(たいしみち)」沿いにあり、法隆寺の方角を向いています。

遠くからでもそれと分かるインパクト大のかかしには、「デカい!」と唸らざるを得ないでしょう。

大人気のミレーの名画「落穂拾い」をモチーフにしたかかし

写真:モノホシ ダン

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聖徳太子のジャンボかかしとともに、安堵町の案山子を一躍有名にしたのが、ミレーの名画「落穂拾い」をモチーフにしたかかし。近くには木のフレームもあって、かかしを枠内に収める面白い写真を撮ることもできます。

大人気のミレーの名画「落穂拾い」をモチーフにしたかかし

写真:モノホシ ダン

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安堵町案山子公園の様子。カメラマンもかかしには、思わず笑ってしまうかもしれません。

まるで“リトル北海道”のような「クラーク博士のかかし」

まるで“リトル北海道”のような「クラーク博士のかかし」

写真:モノホシ ダン

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広大な田んぼをバックに立つクラーク博士のかかし。傍らにはタンチョウヅルもいて、“リトル北海道”のような雰囲気を漂わせています。

まるで“リトル北海道”のような「クラーク博士のかかし」

写真:モノホシ ダン

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新元号「令和」を祝う、夫婦岩と日の出のかかし。ちなみに二見浦にある夫婦岩の間から昇る朝日を見ることができるのは、5月〜7月の間です。

まるで“リトル北海道”のような「クラーク博士のかかし」

写真:モノホシ ダン

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電車ごっこのかかしは、かつて安堵町内を走っていた天理軽便鉄道を思わせます。このように安堵町案山子公園には、約40体の案山子がいます。かかしは常設展示なので痛みが激しいですが、町の人々によって補修されながら、訪れる観光客の目を楽しませてくれています。

<安堵町案山子公園の基本情報>
住所:奈良県生駒郡安堵町窪田501番地の1
電話番号:0743-57-1511(安堵町産業課)
アクセス:JR大和路線「法隆寺駅」から徒歩約30分 車利用の場合は西名阪自動車道 法隆寺ICから約10分 安堵町観光駐車場利用

安堵町歴史民俗資料館は奈良県再設置功労者「今村勤三」生家

安堵町歴史民俗資料館は奈良県再設置功労者「今村勤三」生家

写真:モノホシ ダン

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安堵町歴史民俗資料館は、奈良県再設置の功労者である今村勤三(いまむらきんぞう)の生家「今村邸」を安堵町が修復、改装し資料館として一般公開しています。

今村家は東安堵村で代々庄屋役などの村役を務めた名家。今村勤三は1887年(明治20年)に大阪府から奈良県を独立・再設置に導いた運動家です。

ほかに幕末の天誅組で有名な伴林光平(ともばやしみつひら)と深い親交のあった今村文吾、大阪帝国大学(現大阪大学)第5代総長で文化功労者の今村荒男の生家でもあります。

安堵町歴史民俗資料館は奈良県再設置功労者「今村勤三」生家

写真:モノホシ ダン

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館内では“あかりのまち”安堵町の伝統産業である「灯芯づくり」も紹介されています。灯芯とは、藺草(いぐさ)の皮を除いた“ずい”の部分で、油をしみ込ませて火を灯す素材で、かつては生活になじみの深い日用品でした。

安堵町では、米の裏作として藺草が作られ、身近な現金作物として灯芯の一大生産地になりました。のちに灯芯の需要低下にしたがって生産量は減少し、現在では他地域から取り寄せた藺草を使って灯芯ひきが行われ、町内の人々によってわずかにその伝統が守られています。

いまでは、寺院の灯明用、墨作りの採墨用灯芯、茶事の灯り用の長灯心、和ろうそくの芯としての需要が主なものになっています。2015年(平成27年)、この灯芯ひき技術は、町指定文化財(無形民俗文化財/民俗技術)に指定されました。

安堵町歴史民俗資料館は奈良県再設置功労者「今村勤三」生家

写真:モノホシ ダン

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ほかに館内では、かつて新法隆寺駅から天理駅を結んでいた天理軽便鉄道(路線距離9km)の資料も展示されています。1915年(大正4年)建設されたもので、町内にも安堵駅が設けられました。

軌間は狭軌(762mm)のミニ鉄道で、前期車両としては蒸気機関車が、後期車両としてはレールカー・ガソリンカーが使用されていました。1945年(昭和20年)に廃止、現在路線の一部は近鉄天理線となっています。

安堵町の木戸池内には、レンガ組の築堤が残っており当時の面影を知ることができます。

<安堵町歴史民俗資料館の基本情報>
住所:奈良県生駒郡安堵町大字東安堵1322
電話番号:0743-57-5090
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:00まで)
休館日:火曜日
入館料:一般200円 高・大学生100円 小・中学生50円
アクセス:JR大和路線「法隆寺駅」から徒歩約30分 車利用の場合は、西名阪自動車道 法隆寺ICから約10分 専用駐車場利用

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飽波神社は“なもで踊り”で知られる雨乞いの神社

飽波神社は“なもで踊り”で知られる雨乞いの神社

写真:モノホシ ダン

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太子道沿いに建つ飽波神社(あくなみじんじゃ)は、聖徳太子創祀と伝わり、東安堵・西安堵の総鎮守社で、スサノオノミコトが祀られています。春日造、檜皮葺の本殿は奈良県指定文化財。

雨乞いの踊りとして知られる「なもで踊り」の絵馬や祭具、楽器を所蔵しています。鳥居に掲げられた額は、安堵町出身の陶芸家で人間国宝の富本憲吉(とみもとけんきち)の筆によるものです。

飽波神社は“なもで踊り”で知られる雨乞いの神社

写真:モノホシ ダン

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境内には、聖徳太子が愛馬“黒駒”に乗り、斑鳩から明日香へ通ったおり、休憩時に腰を掛けたと伝わる「太子腰掛け岩」があります。聖徳太子のかかしが出迎えてくれます。

<飽波神社の基本情報>
住所:奈良県生駒郡安堵町大字東安堵1379
電話番号:0743-57-5090(安堵町歴史民俗資料館)
アクセス:JR大和路線「法隆寺駅」から徒歩約25分 車利用の場合は、西名阪自動車道 法隆寺ICから約10分 安堵町観光駐車場利用

飽波神社は“なもで踊り”で知られる雨乞いの神社

写真:モノホシ ダン

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重要文化財の中家住宅(なかけじゅうたく)は、二重の濠をめぐらせた大和の環濠屋敷で、中世武士の平城式居館の姿をよく残しています。内濠に架けられた表門前にある橋は、夜毎に板を引きはずして唯一の入口を防備し、この部分を監視した物見窓が設けられています。

<中家住宅の基本情報>
住所:奈良県生駒郡安堵町大字窪田133
電話番号:0743-57-2284
維持管理協力金:500円
見学:できるだけ前日までの予約制
アクセス:JR大和路線「法隆寺駅」から徒歩約40分

自家製天然酵母パンの店「樸木」でランチやデザートを

自家製天然酵母パンの店「樸木」でランチやデザートを

写真:モノホシ ダン

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中家住宅のすぐ西側にある「樸木(あらき)」は、国産小麦と自家製天然酵母と、国産小麦粉、自然塩で作るパンが人気の店です。古民家ふうの外観が凄くステキ。

自家製天然酵母パンの店「樸木」でランチやデザートを

写真:モノホシ ダン

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店内には暖炉があって、手前にはテーブル席、奥には座敷席もあります。天然酵母パンやクッキー、スイーツが販売されているスペースもあり。

自家製天然酵母パンの店「樸木」でランチやデザートを

写真:モノホシ ダン

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ランチメニューは、お肉やお魚を使わず、天然酵母パンと季節の野菜や豆をたっぷり使ったヘルシーなメニューです。写真は、日替わりスープのセット(ミニケーキ、ドリンク付き)で、メインはパンの盛り合わせやサンドイッチなど4種類の中から選ぶことができます。

すべてのパンには、全粒粉が入っているので、少し固めですが、噛めば噛むほど自然の味がするヘルシーで素朴なパンです。ランチのほかにモーニングやデザートなどを楽しむこともできます。安堵町へやってきたらぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

<樸木の基本情報>
住所:奈良県生駒郡安堵町窪田的場190-1
電話番号:0743-57-9300
営業日:水・木・金・土・第一日曜
営業時間:10:30〜19:00(モーニング10:30〜11:30 ランチ12:00〜14:00 お茶・軽食12:00〜17:00)
アクセス:JR大和路線「法隆寺駅」から徒歩約40分 車利用の場合は、西名阪自動車道 法隆寺ICから約10分

第一回「安堵町かかしコンテスト」も開催

いかがでしたか。さらに、かかしで町おこしと地域の活性化をはかる安堵町では、2019年(令和元年)11月23日(土・祝)に、第一回「安堵町かかしコンテスト」が開催されます。場所は、安堵中央公園です。

安堵町では、コンテスト開催にあたり作品を募集しています。個人・団体どなたでもOKで、応募条件はひとり(1団体)1作品(1体の大きさは、たて・よこ2m以内)。素材は環境に優しく、燃やすことのできるもの。展示期間は約2ケ月で、風雨に耐えられるもの。応募締切は、2019年(令和元年)10月18日(金)です。

詳しくは、関連MEMOの「安堵町かかしコンテスト」のホームページをご覧ください。この機会にぜひ安堵町を訪れて、かかしと安堵町の歴史体験の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/09/12 訪問

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