写真:土庄 雄平
地図を見る白壁の蔵屋敷、なまこ壁、柳並木の風景、風情豊かな町並みが広がる倉敷美観地区。かつて江戸時代に天領(幕府直轄領)だった歴史に始まり、岡山の豊かな産物の集積地として繁栄し、生活と歴史が緩やかに結びつきながら現在に至るまで残されてきました。
写真:土庄 雄平
地図を見る倉敷駅から徒歩20分と、都会の真ん中に、21ヘクタールもの広大な街並みが展開するのは圧巻で、さながら歴史の中に迷い込んだような感覚を味わえます。特に、伝統的な建物と倉敷川が織りなすレトロモダンな風景がとても趣深く、国内外の人々から愛され続けて止みません。
写真:土庄 雄平
地図を見る今では、その街並みを活かして「倉敷帆布」「倉敷デニム」といった倉敷ブランドが揃うお洒落なショップやカフェなどが軒を連ね、年中たくさんの観光客で賑わいを見せています。大原美術館や倉敷アイビースクエア、旧大原家住宅などの文化施設も多く集まっており、1日中散策しても飽きないエリアです。
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな岡山を代表する観光スポットの「倉敷美観地区」ですが、日中は人が多いという難点も!そこでお勧めしたいのが、日没後の時間帯です。なぜなら、人がまばらになるとともに、街並みのレトロな趣もさらに高まるから!特に日が暮れていく日没前30分から、明かりが灯って夜景が楽しめる日没後1時間の間は、街並みの表情変化を味わうことが可能です。
写真:土庄 雄平
地図を見る河畔に腰を下ろしながら、温かな光が照り返る倉敷川をゆっくりと眺めてみて下さい。活気のある日中の倉敷美観地区とはまた違って、静かで心洗われる時間を過ごすことができますよ。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして、日没から約30分で辺りは暗くなり、街灯に照らし出される夜の美観地区へと変化します。白壁の建物が薄明かりに照らされると、何とも言えない味を生み出し、その姿にうっとり。倉敷川に映り込む建物の姿も美しく、川沿いに並木になっている枝垂れ柳も夜の清々しさを強調してくれますね。
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな夜の「倉敷美観地区」の景観を楽しむなら、L字形になっている箇所に架けられている「中橋」から眺めるのがオススメです。なぜなら、橋の両側から趣を異にする美観地区の夜景を楽しむことができるから。
まず、大原美術館や旧大原家住宅などが立ち並ぶ橋の西側は、少し建物が控えめですが、それ故に街灯の明かりが中心になり、どこか心落ち着く趣深い景色が魅力です。天気が良ければ、青空のグラデーションも残り、味わいをプラスしてくれますよ。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして川舟乗り場を見渡す東側は、レトロな建物が明かりを纏い、まるで時代劇に迷い込んだような世界観を見せてくれます。暗闇の中から浮かび上がるように照らされた倉敷格子や白壁の建物、それらが倉敷川の川面に映る姿は幻想的!
写真:土庄 雄平
地図を見る活気がある日中のイメージを想像しがちな「倉敷美観地区」ですが、実は夜にはまた異なった趣があります。太陽が西の空に落ちる頃、美観地区全体が照明の優しい光に包まれ、古き良き街並みの風情がより一層高まるのです。また、倉敷川に映り込む建物の佇まいや、夜風に揺られる枝垂れ柳もアクセントになり、そこにはいつまでも眺めていたくなる時間が流れます。ぜひ一度、日中とはまた違った美しさを見せる夜の「倉敷美観地区」味わってみてはいかがでしょうか?
住所:岡山県倉敷市本町
アクセス:JR倉敷駅から徒歩20分
2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
土庄 雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。山岳雑…
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