写真：Lady Masala
地図を見るポルトガルには「リスボンは楽しみ、コインブラは学び、ポルトは働き、そしてブラガは祈りの町である」という言い回しがあります。第二の都市ポルトから列車や長距離バスで1時間ほどの距離にあるブラガは、宗教的に重要な意味を持つ都市として栄えてきました。美しい教会がひしめき合う古都には、見どころがたくさんあります。
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地図を見るサンタ クルズ教会と聖マルコス病院教会が建つカルロス アマランテ広場は、美しい花壇で彩られる市民や観光客の憩いの場所。聖ジョアン マルコスに捧げられたという教会の一部は、2018年に「Hotel Vila Galé Collection Braga(ヴィラ ガーレ コレクション ブラガ)」として生まれ変わりました。かつては病院として使用されていた部分で、現在は中心部分が教会、そして、左右の建物はそれぞれホテル、薬局として営業されています。
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地図を見る教会付属の修道院、そして、病院という歴史をたどってきた建物には、4つ星のホテルにふさわしい貫禄があります。外観の素晴らしさはもちろんのこと、内部の美しさも特筆に価します。ポルトガルの伝統的タイル、アズレージョで彩られる壁、季節の花々が美しい中庭とそれを囲む回廊。古い物を残しながらそれに新しい価値を与えるインテリアには、センスのよさが感じられます。
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地図を見る全館禁煙の客室は、広々として快適。歴史を感じさせる建物を改装してつくられた施設ですが、ホテルとしての開業は2018年というだけあって、設備はどれも最新式で清潔。また、バルコニーからは、ブラガ郊外にある世界遺産でカトリックの巡礼地でもある「ボン ジェズス ド モンテ聖域」を見渡すことができます。
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地図を見るシャワールームには、オレンジの香りが上品なオリジナルのアメニティーが充実。快適なバスタイムを約束してくれそうです。シャワーの後には、ボディーローションをたっぷり使って高級感のある香りを楽しみましょう。タオルのほかにバスローブも用意され、贅沢な気分が味わえます。
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地図を見るアズレージョが美しいレセプションでは、フレンドリーなスタッフが宿泊客を笑顔で迎えてくれます。茶色を基調としたアズレージョは、このホテルと同様にカルロス アマランテ広場に建つサンタ クルズ教会にも使用される歴史あるもの。
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地図を見るレセプションからつづく、中庭を囲む回廊を散策してみましょう。さりげなく配置されたアンティーク家具やポルトガルの歴史を物語るディスプレーには見飽きることがありません。お天気がよければ中庭にあるベンチに腰かけて本やガイドブックを読むのもよいでしょう。
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地図を見る宿泊客が自由に利用できるラウンジは全部で3カ所。回廊沿いにある一室には、ゆったりと心地のよいソファーがあります。ガラスケースには、実際に使用されていたという古い医療器具が展示されており、建物が病院として使用されていた頃をしのばせる貴重な展示は博物館さながら。
また、ホテル内にはビリヤードが楽しめるバー、2軒のレストラン、スパやフィットネスセンター、そして屋内外にプールがあり、外に出かけなくても十分にホリデー気分を満喫することができそうです。
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地図を見る宿泊料には、朝食の代金が含まれています。早起きして回廊沿いにあるレストランに行きましょう。ビュッフェ形式の朝食は、パンの種類が豊富でケーキ類も充実しています。その場でオムレツを焼いてくれるサービスもあるので、ぜひとも利用しましょう。野菜やチーズがたっぷりと入った熱々のオムレツは、見た目にもおいしそうで、栄養満点。一日の活力になりそうです。
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地図を見るスクランブルエッグやソーセージ、ローストしたマッシュルームやトマトなどのホットミールもおすすめです。特にカリカリに焼いたベーコンは絶品。生ハムメロンは、イタリアやスペイン料理の前菜として有名ですが、ベーコンメロンも意外とおいしいので試してみてください。こってりとしたベーコンの塩味とあっさりとしたメロンの甘さが口の中でとけ合って絶妙なハーモニーを奏でます。
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地図を見るレストラン内にも席がありますが、回廊沿いのテーブル、または、中庭で朝食をいただくこともできます。歴史を感じさせる建物と季節の花々を眺めながらの食事はとても贅沢。朝からしっかりと栄養をつけて、元気に観光に出かけたいものです。
世界遺産に登録されているカトリックの巡礼地ボン ジェズス ド モンテ聖域をはじめ、キリスト教の歴史を今に伝えるポルトガル最古の大聖堂があるブラガ。ポルトから列車や長距離バスでおよそ１時間という便利な立地条件から、日帰りで訪れる観光客に人気の場所です。しかし、短い滞在時間では見逃してしまう風景もあるでしょう。時間が許すのであれば、数百年の時を刻む「ヴィラ ガーレ コレクション ブラガ」に宿泊して、その美しい街並みを満喫してみてください。
※関連MEMOには「ブラガ」で訪れることのできる施設を紹介した記事を掲載しています。よろしければそちらもご覧ください。
2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
Lady Masala
旅とマーケット、蚤の市めぐりが大好きな庶民派ロンドナーです。ロンドンを中心にイギリス、ヨーロッパの見どころを歴史や文化とともに紹介いたします。また、趣味で集めているアンティーク・ヴィンテージ食器の魅力…
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