写真:古都の U助
地図を見る吉田神社は清和天皇の御代、貞観元年(859年)に中納言藤原山蔭卿によって奈良の春日大社のご祭神を吉田山に勧請し創建されました。以来広く崇敬を集め、今も七五三のお詣りや結婚式の舞台としても人気があるお社です。
吉田神社へ行くルートはいくつかありますが、最も一般的なものは京都大学・百周年時計台記念館がある東一条通から東へ進んだ写真の参道で、本宮まで石段のほかスロープもあります。
写真:古都の U助
地図を見る東一条通から進んだ参道石段の周囲は、紅葉とともにうっそうとした杉の古木が点在し、趣ある光景。神社の創建以前よりこの地は神が集まる特別な場所として神楽岡(神楽丘など)と呼ばれた地で、その名に相応しい独特の雰囲気が漂います。
写真:古都の U助
地図を見る画像の右手側、垣の奥に吉田神社の本宮があります。秋は朱色の神社建築と紅葉の色合いがとても美しいです。
吉田神社のご祭神は奈良の春日大社と同じく健御賀豆知命(たけみかづちのみこと)、伊波比主命(いはいぬしのみこと)、天之子八根命(あめのこやねのみこと)、比売神の四柱。
写真:古都の U助
地図を見るこちらは本宮第三殿の天之子八根命と第四殿の比売神の御子で、水徳の神とされる天忍雲根命を祭る若宮社。本宮の南東側にあります。
写真:古都の U助
地図を見る若宮社の石段下には右側の屋根の下に神の使いとして鹿像が置かれ、左側には高さ10メートルもあるサザンカの大木があります。
サザンカは、参道石段の杉の古木とともに京都市左京区の区民誇りの木にも選ばれている名木。花の時期は例年11月上旬から12月中旬頃です。
写真:古都の U助
地図を見る吉田神社は奈良の春日大社から勧請したお社であり、春日大社と同じく鹿は神の使いとされています。授与品には可愛らしい鹿が刺繍されているおみくじもあります。
写真:古都の U助
地図を見る若宮社の西南側には奈良の猿沢池を模してつくられた龍沢池があり、かつてはここで雨乞い神事が行われていました。
池の周囲の紅葉も美しく、水面に落ち葉が散っている光景も絵になります。
写真:古都の U助
地図を見る池の対岸には菓祖神社の鳥居も見えます。菓祖神社ではお菓子の祖神として田道間守命と林浄因命を祀っています。
写真:古都の U助
地図を見る吉田山の山中、菓祖神社の周辺も紅葉が美しい場所。山といっても吉田山は最も高いところで標高105メートル。ちょっと勾配がきつい場所や石段が一部あるものの、歩きやすい靴であれば年配の方でも十分歩ける場所です。
写真:古都の U助
地図を見るこちらは本宮の南側にある山蔭神社。吉田神社創建に貢献された藤原山蔭卿を祀る社です。山蔭卿は食物の調理、調味に秀でた人物で、自らが編み出した四条流庖丁式の創始者となりました。この山蔭神社は包丁の神・料理飲食の祖神として多くの料理店や業界の方々の信仰を集めています。
写真:古都の U助
地図を見る山蔭神社の周辺は視界が良く、吉田神社西側に位置する京都大学吉田キャンパスや、はるか西方の京都西山地域の山々を望むこともできます。
写真:古都の U助
地図を見る山蔭神社周辺の紅葉。周囲の景色とともに見ることができます。
写真:古都の U助
地図を見るこちらは吉田山南東部に位置する斎場所大元宮です。こちらでは虚無太元尊神を中心に、東神明社に天照皇大神、西神明社に豊宇氣比売神を祀る他、全国津々浦々八百万の神々を祀っています。
写真:古都の U助
地図を見る斎場所 大元宮は、通常中門からの参拝となりますが正月3日間と節分祭、毎月1日に重要文化財に指定されている大元宮の本殿や、東西諸神社に参拝することができます。
この斎場所大元宮からすぐ東にある竹中稲荷社や天満宮社、さらに東の真如堂なども素晴らしい紅葉の名所です。ぜひ併せて訪れてみてはいかがでしょうか。
住所:京都市左京区吉田神楽岡町30番地
電話番号:075-771-3788
アクセス:
京都市バス「京大正門前」停留所より徒歩約5分
京阪電車・京阪本線「出町柳駅」より徒歩約20分
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/20更新)
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