琥珀色に染まる!和歌山県・串柿の里「四郷」“柿のれん”街道

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琥珀色に染まる!和歌山県・串柿の里「四郷」“柿のれん”街道

琥珀色に染まる!和歌山県・串柿の里「四郷」“柿のれん”街道

更新日:2019/09/26 13:44

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
和歌山県かつらぎ町の四郷(広口・滝・東谷・平)地区は、約400年前から串柿の特産地として長い歴史と伝統を育んできた“串柿の里”として知られています。毎年11月初旬、家族総出で皮をむき、柿をすだれ状に組み立て、家々の軒先や長い柿屋に吊るしている様子は、晩秋の風物詩として訪れる人々を楽しませます。秋の澄んだ青空のもと、琥珀色に染まるどこか懐かしい集落の風景に会いに行ってみませんか?
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豊臣秀吉も大坂城で正月の鏡餅に供えた串柿

豊臣秀吉も大坂城で正月の鏡餅に供えた串柿

写真:モノホシ ダン

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串柿の里「四郷」へのアクセスは、大阪府と和歌山県にまたがる国道480号線を利用します。しかし、国道480号線の鍋谷峠付近は幅員が狭く、車での離合困難な交通の難所となっていました。そこでバイパス道路の整備が計画され、2017年(平成29年)に鍋谷峠をバイパスする「父鬼バイパス」「鍋谷峠道路」が開通し、飛躍的にアクセスが向上しました。

串柿の里「四郷」で串柿がよく見えるエリアは、平地区の平・大久保・神野です。とくに平地区は四郷の中でも道が広く、観光バスも入ることができる唯一の地区です。車で、四郷に行かれる場合は平地区がおすすめです。車は地元の方の邪魔にならないところに駐車しましょう。

豊臣秀吉も大坂城で正月の鏡餅に供えた串柿

写真:モノホシ ダン

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四郷で串柿作りが始まったのは、約400年前。和泉山麓から吹き下ろす乾燥した冷たい風は串柿作りに最適で、四郷では古くから串柿作りが盛んでした。

さらに、豊臣秀吉が戦場での宴会で、串柿を食べて体調が良くなったことに喜び、大坂城で正月の鏡餅に串柿を供えたことから、お正月に飾る串柿は、伝統産業となっていきました。

串柿の製法は、自然環境に寄り添い、10月後半から11月中旬までの期間で大量の柿が加工され、朝から晩まで作業が続きます。串柿の見頃は11月上旬〜中旬です。また、雨にあたると黒く変色してしまうので、天気の悪い日は中にしまわれます。

なお、干している柿は、手で触ってしまうと商品価値がなくなってしまうので、見るだけ、写真を撮るだけにしましょう。

豊臣秀吉も大坂城で正月の鏡餅に供えた串柿

写真:モノホシ ダン

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平集落では、弘法大師ゆかりの「大師井戸」があります。その昔、巡錫中の弘法大師がこの地に立ち寄り、村人に飲み水を所望しましたが、当時、村では水が乏しく、下の川までわざわざ水を汲みに行きました。その苦労の様子を見ていた弘法大師は、持っていた杖で岩を3回突くと、こんこんと水が湧き出してきました。

村人は感謝の念を込めて大師像を祀り、以来約1200年、聖水は枯れることなく、いまなお湧き出しています。

大久保集落にある「定福寺」は別名“萩の八ツ割堂”

大久保集落にある「定福寺」は別名“萩の八ツ割堂”

写真:モノホシ ダン

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平集落で、串柿の見学を楽しんだら、大久保集落に行ってみましょう。道の途中からは、平集落の全景を眺めることができます。

大久保集落にある「定福寺」は別名“萩の八ツ割堂”

写真:モノホシ ダン

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大久保集落へは、急坂を上って約30分です。道中でも橙色に実った柿が目を楽しませてくれます。

大久保集落にある「定福寺」は別名“萩の八ツ割堂”

写真:モノホシ ダン

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大久保集落にある定福寺(じょうふくじ)は、別名「萩の八ツ割堂」と呼ばれています。所以は、萩の幹を八ツ割にして柱としていることからきています。

また本尊の11面観音立像は、筆と帳簿を手にしています。これは、西国33ケ所札所を評定する際に、自身が祀られているこの堂を札所に入れることを忘れたためで、別名「帳落としの観音」ともいわれています。お堂の近くには、駐車場とトイレもあるので、ここでひと息入れるのもおすすめです。

串柿には10個串と5個串があり、それぞれ意味があり

串柿には10個串と5個串があり、それぞれ意味があり

写真:モノホシ ダン

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串柿には10個串と5個串があります。これには意味があって、10個串は、両端に2個づつで、いつもニコニコ、中に6個で仲睦まじく。5個串は、両端に1個づつで、ひとりひとりが中に3個でみな幸せに…。

このように串柿には数合わせによる家内安全、健康祈願の意味があり、お正月に願いを込めてお祝いしています。また、柿のれん越しの風景も綺麗です。時期が合えば美しい紅葉を見ることもできます。

串柿には10個串と5個串があり、それぞれ意味があり

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大久保集落は、四郷の中ではとくに家が密集していて、重厚な屋根の古民家も見られます。平地が少ないために、ガレージの屋上に串柿を吊るしている民家もあります。

串柿には10個串と5個串があり、それぞれ意味があり

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大久保集落からは、深い谷を隔てて、神野(こうの)集落を見ることができます。ここからの風景は、まさに天空の里です。

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柿は栄養分豊富な“スーパーフルーツ”

柿は栄養分豊富な“スーパーフルーツ”

写真:モノホシ ダン

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平地区には、お土産を買えて休憩できるお店もあります。富有柿(ふゆうがき)は、果肉の食感が良く糖度が高いことから“甘柿の王様”と呼ばれています。柿はビタミンCが、みかんの約2倍と豊富で、柿を食べると風邪をひきにくくなるといわれるスーパーフルーツです。 琥珀色に染まる四郷の散策を楽しんだら、ぜひ、お土産に買い求めてはいかがでしょうか。

串柿の里 四郷の基本情報

住所:和歌山県伊都郡かつらぎ町四郷地区
電話番号:0736-22-0300(かつらぎ町観光協会)
アクセス:JR和歌山線「笠田駅前」から町コミュニティバス(1日3往復)で約17分 車利用の場合、阪和自動車道 岸和田和泉ICから約30分 京奈和自動車道 かつらぎ西ICから約15分

2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/11/04 訪問

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