城壁の北部、Via鉄道のケベックシティ駅からほどなく歩いた場所にある「サン・ジャン通り」はベーカリーやスイーツショップ、雑貨屋さんなどが軒を連ね、どの時間帯も地元客や観光客でにぎわっています。城壁は、フランスの街にループする境界線のようなもの。一足踏み入れると、歴史を感じさせる街並みが広がります。
この通りは200m超も続いており、奥まで進むと橋のようなものが見えてきます。実はこれも「サンジャン門」と呼ばれる要塞の一部で、新市街との境界線に当たります。
チョコ専門店「Chocolats Favoris」など色々なお店がひしめくこの通りでひと際大きく絶大な人気を誇っているのが、ここ「Paillard - St-Jean」というベーカリー屋さん。惣菜パンから菓子パンまで数十種類のパンが並び、香ばしいかおりが食欲をそそります。ツイストされたパンにチョコチップと粗い粉砂糖がまぶしてあるパンがおすすめ。
朝7時から開店しており、忙しい中店員さんたちも皆温かく迎えてくれるので、気持ちの良い朝を迎えられそうです。
シタデルの建設前にフランス軍の儀式や訓練の場所として使われていたという「ダルム広場」は、いわずと知れた写真撮影スポットの一つ。手前のオブジェと「フェアモント・ル・シャトー・フロントナック」を写真に収めましょう。
そして、フロントナック背面にある「テラス・デュフラン」から望む景色も写真に収めたいところ。眼下に海とロウワータウンの街並みが広がります。例年9月の下旬から紅葉のシーズンが始まるので、紅葉の季節は写真のような一味違った景色を一望できます。
日が落ちて夜を迎えると、景色が一気にロマンチックに。照明に照らされた木々や明かりの灯された船舶、家々が素敵な情景を作り出します。
とにかく高いところから街を見下ろしたいという人は、「エスプラナード公園」を訪れましょう。道なりに城壁を上り、壁を少しよじ登ると、芝生に足を踏み入れることができます。お天気がいい日は街の景色が広がります。
続いて新市街に出て南下すると、「アブラハムの平原」に到達します。しばらく進むと展望台に到着しますが、芝生のなかの歩道の途中にはユニークなフランス語が。「その溝を踏まないでください。その溝たちは足を食べようと寝ているから。」と書かれています。芸術的かつ遊び心があっていいですね。
いよいよ展望台に到着。海の向こうの景色に感動すること間違いなし。
フランス・ルネッサンス様式の建物を構えるこちらの「ケベック州議事堂」では、周囲に大きな噴水や公園、銅像がたくさん並びひと際目を引きます。なんとこの州議事堂は、平日は内部見学が可能。
内部にはケベック州の政治や政治家にまつわる様々なデータを見ることができます。州議員の一週間を追体験出来たり、歴代の政治家についての情報も。女性議員の割合が多いというデータから、世界の中でも政治界で女性の進出が進んでいることがわかります。
内部ではガイドツアーも行われており、写真のように上院議場や下院議場の部屋を見ることができます。赤や青のアイコニックな部屋に立ち入ることができます。
その他一般客が見学できる図書館や利用できる食堂もあります。
世界遺産の旧市街・ケベックシティには、車やバスも往来していますが、馬車の姿も頻繁に見ることができます。石畳や上り坂に歩き疲れた際に、乗ってのんびりと散策するのもグッド。視点も高くなるので、写真撮影に適します。
更に、ケベックシティは世界遺産の街ですが、マクドナルドやサブウェイなど世界的チェーン店も進出しています。日本の京都市のように、景観を崩さないよう配慮されたデザインが施され、一味違った店構えが。ポストもカーキ色をしているので、ぜひ探してみましょう。
広くて迷ってしまいそうですが、バスも走り、アッパータウンの主要な全体部分を通れば2時間半ほどで一周することができます。なので、ゆっくりと歩いて街並みを堪能したい人には歩くのが断然オススメ。
ちなみにシャトーフロントナックのすぐ正面に観光案内書があり、自分の希望の場所や廻り方を伝えるとおすすめルートを懇切丁寧に提案してくれます。残念ながら日本語マップはありませんが、英語対応可。営業時間に注意して、街歩きの起点にしてみるといいかもしれません。
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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