雲林寺(うんりんじ)は、臨済宗南禅寺派の禅寺であり、現住職がこのお寺に来るまではごく普通の山里のお寺でした。住職が平成8年(1996年)にこのお寺に赴任して以降、修行時代に出会った子猫とのご縁により本物のネコや猫グッズが徐々に増えていくようになり、今では猫フィギュアだけでも600種類以上のネコたちに囲まれるネコだらけのお寺になっています。
写真は雲林寺山門。
運が良ければ本物のネコのお出迎えを受ける事ができます。お出迎えがあるかの運試し(猫試し)をしてみましょう!山門下に小坊主の看板が見えますがこれも猫バージョンに住職が改造したもの。
玄関(入り口)前の天井にぎっしり飾られているのは「猫絵馬(400円)」です。
絵馬の表側には白い猫が簡単に描かれていて、参拝者が自由にその猫絵の上からお絵かきが可能。裏側には願い事と自分が書いた猫絵の名づけをします。結果、自由に描かれた絵馬は1枚たりとも同じものがないのです!そして住職が勝手に選んだ力作は玄関に展示されてしまうという始末。
ちなみに絵馬を残して行った有名人には、タレントの中川翔子さんや梅沢富美男さん、動物写真家の岩合光昭さんなど(境内展示中)がいます。
玄関に足を踏み入れるとネコちゃんだらけの空間が目に飛び込んできます。このスペースだけでもいろんな仕掛けが存在しており、ネコ好きなら30分以上は留まれることでしょう。
写真の右側に写るのはご住職の奥様ですが、彼女が猫背なのもどこか笑えるところです!
玄関に鎮座する猫の置物の背中にあるのが雲林寺名物の「猫みくじ」。良く当たることで有名なおみくじは形の違う猫が7種類いて、左手を上げている猫(左招き)は人を招く(恋愛成就など)とされ、右手を上げている猫(右招き)は金運、幸福を招くとされています。どちらを選ぶかはあなた次第!
雲林寺名物の「猫かぶり」は一番奥の客間にありますが、そのお面(木製)を被りながら本堂にお参りすることも可能。ご本尊様も猫かぶりのままでお参りしても決して怒ることはありません!
読者の皆様にお願いしたいのは、雲林寺はお寺です。
お寺にお参りした以上はご本尊(釈迦牟尼仏)とご縁を結ぶことを忘れずにお願いします。そのままお参りせずに帰ってしまうと猫のたたりが待っているかも知れません。
雲林寺にはたくさんの猫グッズがあり、今も増え続けています。たくさんある猫グッズの中でおすすめのグッズをご紹介!
ご朱印帳(2,000円)の表紙はもちろん猫柄。
写真のように1ページ目は雲林寺住職手書きのご朱印がいただけます。
雲林寺で一番のおすすめが「お経本」。
発売当初から話題になっている「猫寺絵心経」。般若心経を住職自身が猫や猫にまつわる絵で表したものです。絵ばかりで文字がないところがお寺筋にも大反響!
ご住職夫妻を挟んでいるのが「なで仏」です。
どことなく住職に似ているところが笑えます。自身の身体の良くないところと同じ部分をなでながら「よくなりますように」とお参りできる仏様です。
住職いわく「このお寺の一番のご利益は、お参りの皆さんがリラックスして楽しめること」であり、たくさんの奇妙な猫たちに囲まれれば参拝者が十分に楽しめるお寺であることは間違いありません。
瓦そばとは、熱した瓦の上に茶そばを乗せ、その上に卵や肉が乗ったもので、ざるそばのように出し汁に入れて食べます。山口県内ではとてもポピュラーな郷土料理であり、県内では普通にスーパーや居酒屋でも販売され、県民に愛されている定番メニューとなっています。雲林寺がおススメの山口の郷土料理を食べてみましょう。
写真は「橙々亭」の瓦そばで、アジ干しと鰹節、昆布から取った出汁は甘みのある出し汁が特徴。残った出汁を蕎麦湯で食することができます。お店の名物であるたぬきむすび(おにぎり)と一緒に食べれば最高です!
いかがでしたか?
雲林寺には紹介したグッズの他にもお守り、手ぬぐい、バッグなどたくさんの猫グッズや置物が境内のあちらこちらにあります。それらは今後さらに進化して増殖する予定。
山口県地方に旅するならぜひ猫好きの新聖地である「雲林寺」まで足を延ばして、ネコたちやご住職と楽しい時間を過ごしてみてください。
住所:山口県萩市吉部上2489番地
電話番号:08388-6-0307
アクセス:JR山口線「津和野駅」よりタクシーで約40分
萩バスセンターよりタクシーで約30分
萩バスセンターより吉部バスにて「吉郡」バス停で乗り換え「吉部市」降車、徒歩5分
2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/14更新)
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