東京・竹芝ターミナルか下田港から船に乗って訪れることのできる「神津島」。地図を見れば静岡に近いものの、実は行政上、東京都という伊豆諸島最南端にある島です。
そんな不思議な立地のこの島を特徴づけるのは、まさに「神の集うような」と例えたくなる佇まいでしょう。島西部・神津村の港町の背景には、大迫力の天上山を中心として広がる荒々しい台地。まるで別世界へ足を踏み入れたような錯覚すら感じさせます!
そして島の周囲に広がる海も、神津島の神々しさを高めています。港から少し南下するだけで、エメラルドブルーの海と地形美が織りなす見応えある景観が広がり、この島を訪れた旅人を迎えてくれるのです。まさに自然の荒々しさと美しさが共存した島。それこそ「神津島」と言えるでしょう!
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな神津島の特徴といえば「展望台」の多さ!天上山の噴火活動により、起伏に富んだ島の台地には、景色が抜群な場所が数多く存在しています。特に、島の表側から山を越えた南東部には、8つほどの展望台が整備されており、そこからは小さな離島とは思えない神津島の大迫力のパノラマが数々展開しています。
例えば、砂礫の中の松林を進んだ先にある「松山展望台」からは、太平洋と神津島の地形美が遮ることなく広がります。地肌剥き出しの岬に松がアクセントになって、どことなく最果て感も演出してくれますね。
<松山展望台の基本情報>
住所:東京都神津島村字惣四郎
アクセス:神津島港から車で10分+道から松山遊歩道で徒歩2〜3分、徒歩30〜40分
写真:土庄 雄平
地図を見るまた「三浦湾展望台」は、神津島の立体的な地形を思いっきり感じられるスポット!海食崖の島の台地を一望でき、その下には深い紺碧の海。神津島の雄大さがダイレクトに伝わってくることでしょう。
<三浦湾展望台の基本情報>
住所:東京都神津島村字三浦
アクセス:神津島港から車で15分、徒歩40分〜1時間
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな島の南西部にある展望台の中で随一の絶景を誇るのが「多幸湾展望台」!島の中央部を貫く神津本道を下る途中で、足を止めて海を眺めてみれば、そこには言葉にならない圧倒的な光景が広がっています。
なんと目の前には、大きく湾曲を描く砂浜の海岸線と、その白色とコントラストが際立つエメラルドブルーの多幸湾。鮮やかさが半端なく、思わず溜息をついてしまうような美しさです。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして、そんな多幸湾の隣には、神々が集うと言われる「天上山」がどっしりと佇んでいます。この台地と海のコラボレーションこそ神津島の醍醐味と言えるでしょう!
もしかしたら、天上山に舞い降りた神たちが、島を意図的に切り開き、この宝石のごとき海辺の景観を作り上げたのではないか!?そう思い巡らせてしまうほどに神々しさを放っています。
<多幸湾展望台の基本情報>
住所:東京都神津島村字大沢
アクセス:神津島港から車で10分、徒歩30〜40分
写真:土庄 雄平
地図を見るまた誰が名付けたのかは分かりませんが、多幸湾の漁港を上がってすぐの所にある「ここから見る多幸湾と天上山が美しい展望台」も、もう一つの絶景ポイント!先ほどより湾が横長に伸び、太平洋に注ぎ込んでいく美しい入り江を一望できますよ。
<ここから見る多幸湾と天上山が美しい展望台の基本情報>
住所:東京都神津島村字榎木が沢
アクセス:神津島港から車で15分、徒歩40分〜1時間
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな目を疑う絶景の横に、変わったパワースポットがあるので最後に紹介しましょう。実は、多幸湾の奥側の山裾から湧き水が湧いており、喉を潤すことができます。
実は伊豆諸島創生時に、命の源である水を各島にいかに分配するか?神々が会議をしたと言われる場所が、神津島の天上山。まさに、神々の恵みと考えられている湧水なのです。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして多幸湧水の水源地の隣には、先ほど展望台から眺めていた鮮やかな海が眼前に迫ります。近づいても、決して損なわれることはない宝石のごとき輝き!ぜひこの神津島随一のパワースポットで、喉も心も潤してみてはいかがでしょうか?
<多幸湧水の基本情報>
住所:東京都神津島村字榎木が沢
アクセス:神津島港から車で15分、徒歩40分〜1時間
写真:土庄 雄平
地図を見る伊豆諸島最南端の「神津島」。決して行きやすい場所とは言えないですが、それ故に隔絶された世界観を放っています。特に、島の裏手に展開する「多幸湾」を眺めれば、そこにはエメラルドブルーの海と天上山が織りなす唯一無二の情景!まさに天上山に集う神々が創造したとしか思えない神秘の絶景です。非日常との出会いを求めて、ぜひ一度、神津島へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
住所:東京都神津島村字榎木が沢
アクセス:神津島港から車で15分、神津島までは東京竹芝ターミナルから深夜フェリーで約10時間、高速船で約3時間(車は不可)、下田からカーフェリーで約2時間半
2019年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/13更新)
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