幻影城と龍宮城のある街?!鳥羽の昭和レトロな楽しみ方教えます

幻影城と龍宮城のある街?!鳥羽の昭和レトロな楽しみ方教えます

更新日:2019/10/17 10:09

小々石 曲允子のプロフィール写真 小々石 曲允子 レトロ旅ライター、パワスポ・ナビゲーター
三重県鳥羽市は伊勢神宮を擁する伊勢市と賢島などのリゾート地を有する志摩市との中間に位置し、答志島や神島など離島への船便も出ていることから、伊勢志摩観光の拠点として人気を集めています。

鳥羽水族館やミキモト真珠島、鳥羽湾の風光明媚な景色などを楽しむプランからさらに一歩進んだディープな楽しみ方はズバリ、昭和の観光地の面影を満喫すること。そのポイントとなるスポットを中心にご紹介します!
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鳥羽は、昭和の観光地の香りが残る街

鳥羽は、昭和の観光地の香りが残る街

写真:小々石 曲允子

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温暖で景勝地や観光スポットが豊富、さらにアワビや伊勢海老などの海の幸にも恵まれた伊勢志摩は、熱海や宮崎などと並び、昭和の時代にハネムーン客や団体旅行客で賑わった国内有数の観光地でした。

当時から伊勢志摩観光の中核を担っていた鳥羽市は、フラリと散策してみると今でも昭和40〜50年代頃の観光街の名残が所々に見られ、その風情を楽しめる街でもあります。

鳥羽は、昭和の観光地の香りが残る街

写真:小々石 曲允子

鳥羽駅前から鳥羽水族館やミキモト真珠島に至る海岸沿いの道が観光のメインストリートですが、その大通りから1本内陸部に入ると、旅館や飲食店、土産物店が集まる商店街・中心街があります。
この辺りにはビルのデザインや看板などに昭和40〜50年代の頃の意匠が残っているものがありますし、またそれよりももう少し古い時代のノスタルジックな雰囲気が漂う一角もあります。

また、海側になりますが、鳥羽バスセンターの近くにも「パールビル」という赤い円筒形のレトロなビルが残っていますよ。

鳥羽は、昭和の観光地の香りが残る街

写真:小々石 曲允子

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さらに、市役所近くの城山公園からは鳥羽の街や海が一望でき、ここから見える景色にも昔の絵葉書のようなどこかノスタルジックな趣が感じられますので足を運んでみて下さいね!

なお、城山公園は鳥羽城跡に作られた公園で、市内随一の桜の名所としても有名なスポット。桜の季節にはさらにおすすめです!

昭和レトロに彩られた、鳥羽みなとまち文学館

昭和レトロに彩られた、鳥羽みなとまち文学館

写真:小々石 曲允子

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ではここからは、特におすすめのレトロスポットを2箇所ご紹介していきましょう!

まず最初に、昭和の飲み屋街・歓楽街の面影が色濃く残る通りに建つ「鳥羽みなとまち文学館(江戸川乱歩館)」から。

昭和レトロに彩られた、鳥羽みなとまち文学館

写真:小々石 曲允子

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鳥羽みなとまち文学館は、鳥羽生まれの画家で風俗研究家でもあった岩田準一氏が暮らしていた家を活用して作られた施設で、岩田氏本人が手がけた著作や挿絵などの資料以外にも、この地ゆかりの文人に関する資料を公開しています。

竹久夢二氏のほか柳田國男氏、横溝正史氏などの著名人から届いた実際の書簡が展示されていたりと見所の多い施設ですが、中でも鳥羽で実際に生活した経験があり、岩田氏とも交流の深かった江戸川乱歩氏関連の資料は最も充実しており、中庭部分には「乱歩館」という施設まで別に設けられています。

鳥羽みなとまち文学館は大正〜昭和初期に岩田準一氏が住んでいた家ということで、室内にはその頃に使われていた生活道具のほか、ほぼ同時代のものと思われるレトロ看板の類なども展示されていますので、是非そちらにも注目してご覧になってみて下さい。

昭和レトロに彩られた、鳥羽みなとまち文学館

写真:小々石 曲允子

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また、この文学館や乱歩館の裏手には、「みなとまち文学館小径」と称される昭和30年代の路地裏が再現された一角もあり、家屋の外壁や板塀に取り付けられたホーロー看板や映画ポスター、紙芝居師の自転車などが懐かしい時代の香りを醸し出しています。

このように文学資料館ではありながら、昭和のテーマ館を巡っているかのような楽しさも味わえるのもこちらの施設の特徴です。

怪しく妖しい!江戸川乱歩の幻影の世界へ迷い込む

怪しく妖しい!江戸川乱歩の幻影の世界へ迷い込む

写真:小々石 曲允子

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先述したように、鳥羽みなとまち文学館の中庭には、江戸川乱歩氏に関する資料が集められた「乱歩館」が別に設けられています。

江戸川乱歩は日本における探偵小説の祖として誰もが知る存在ですが、作家デビューする前の一時期に鳥羽で暮らし、その時期に得たイマジネーションをもとに鳥羽やその周辺の離島を舞台として創作されたのが「パノラマ島綺譚」や「孤島の鬼」などの幻想的でエキセントリックな作品群とされています。

乱歩館では、氏の鳥羽とのゆかりや業績が紹介され、著作や実際の愛用品などが展示されています。
昭和中〜後期にポプラ社から刊行されていた懐かしい少年少女向けの「江戸川乱歩全集」も展示されていますので、ご存知の方は尚更、要チェックですよ!

怪しく妖しい!江戸川乱歩の幻影の世界へ迷い込む

写真:小々石 曲允子

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さて、中庭には乱歩館以外にもうひとつ、「幻影城」と名付けられた施設が隣に併設されています。

幻影城は、自らを「幻影の城主」と称し、また作品や随筆においてたびたび土蔵に対する愛着を記していた乱歩へのオマージュとして、乱歩が脳内で作り上げたと思しきイメージ世界の一端を土蔵の内部に表現したもの。
中には、怪しい風体の人形や仕掛けがひしめき合い、摩訶不思議なカオス空間が演出されています。

怪人二十面相ばりのマントやお面など、コスプレ衣装の貸し出しも行われていますので、乱歩ワールドをより満喫したい方はお試しあれ!

怪しく妖しい!江戸川乱歩の幻影の世界へ迷い込む

写真:小々石 曲允子

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<鳥羽みなとまち文学館(江戸川乱歩館)の基本情報>
住所:三重県鳥羽市鳥羽2-5-2
営業時間:土日祝 10:00〜15:00(常時開館) 平日 10:00〜15:00(予約制) 火曜日・年末年始休
(平日は予約制で、来館者がいない時は閉館しています。鳥羽ガイドセンターへ電話予約して下さい → 0599-25-8255)
入館料:300円
アクセス : JR・近鉄鳥羽駅より徒歩約10分

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シュールさがたまらない!「龍宮城」は極彩色のレトロ遺産

シュールさがたまらない!「龍宮城」は極彩色のレトロ遺産

写真:小々石 曲允子

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さて、もうひとつのおすすめレトロスポットは、鳥羽湾めぐりの遊覧船です。

鳥羽湾めぐりは、鳥羽マリンターミナルもしくは真珠島・水族館前乗り場から出航し、イルカ島に寄港したり鳥羽湾の景勝地である三ツ島周辺を巡ったりする人気の観光アクティビティのひとつですが、実はこの際に乗船する船自体が昭和レトロな魅力たっぷりの船です。

シュールさがたまらない!「龍宮城」は極彩色のレトロ遺産

写真:小々石 曲允子

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中でもおすすめは、「龍宮城」という遊覧船。
ひときわ目立つ外観が印象的ですが、船内でもそのファンタジックな世界観は健在です。

龍宮城という名の通り、おとぎ話の浦島太郎をモチーフにした船で、船内や3階のデッキ上では浦島太郎の名場面が人形によって再現されているのですが、その人形たちのどこかシュールな風貌に思わず目が釘付けに!

シュールさがたまらない!「龍宮城」は極彩色のレトロ遺産

写真:小々石 曲允子

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昭和40年代頃から平成初期にかけては遊園地や各種見学施設はじめ様々な場所で、今見るとシュールな風体の蝋人形などが普通に展示されていましたが(東京タワーもそうでした)、その時代の名残をこの船はいまだ濃厚にとどめている点で今では稀少、そして貴重な存在とも言えます。

全国に遊覧船は数あれど、このような楽しい趣向で彩られているのはこちらの船だけでは?ここでしか味わえない世界をひととき楽しみましょう!

船から見える景色にも、昭和の観光地の面影が

船から見える景色にも、昭和の観光地の面影が

写真:小々石 曲允子

そして遊覧船に乗っていると、船上からの景色にも昭和の観光地の面影を見い出すことができます。

岬の高台などに点在する観光ホテルと、島や入り江の多い鳥羽湾の日本的な景観美とのコントラストは、昭和の高度成長期頃から変わらないこの地のシンボリックな光景。どこかノスタルジックな情緒が感じられます。

途中で寄港するイルカ島は昭和30年代に開業した観光島で、イルカやアシカのショーやふれあいプログラムが楽しめるほか、展望台からは鳥羽湾の360度の眺望を楽しめますよ。

船から見える景色にも、昭和の観光地の面影が

写真:小々石 曲允子

<鳥羽湾めぐりとイルカ島(遊覧船乗り場)の基本情報>
住所:三重県鳥羽市鳥羽1-2383-51(鳥羽マリンターミナル) 
三重県鳥羽市鳥羽1-7(真珠島・水族館前のりば)
出航時間:9時〜16時(各乗り場より30分おきに出航。最終便はイルカ島には寄港しません)
運賃:中学生以上1900円 4歳〜小学生以下1000円(4歳未満の幼児は大人1名に対して1名無料)
アクセス : JR・近鉄鳥羽駅より各乗り場まで徒歩約6〜8分

鳥羽の街に、昭和の夢幻を見る

さて、鳥羽の昭和レトロにフィーチャーした楽しみ方をご案内してまいりましたが、いかがでしたか?

熱海もそうですが、昭和の頃から繁栄した国内リゾート地は、独特のレトロ感とノスタルジックな空気感に溢れています。特に伊勢志摩に関しては、海沿いの観光地ならではの開放的あるいは大衆的な雰囲気の中にもどこか土着的・神秘的なムードが混在し、そのコントラストが他にはない魅力を放っています。

江戸川乱歩氏も、もしかすると伊勢志摩(鳥羽)のそうした潜在的な神秘性に魅了されて数々の作品の着想を得たのではないでしょうか。

くれぐれも、昭和の時代に永らくタイムスリップし過ぎて浦島太郎氏のようにはなりませんようお祈り申し上げます。

2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/02 訪問

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