ゴシック様式の大聖堂は必見!スペイン北部の町「ブルゴス」

ゴシック様式の大聖堂は必見!スペイン北部の町「ブルゴス」

更新日:2019/10/02 17:27

Kiyo Evenstarのプロフィール写真 Kiyo Evenstar イカフライ好きトラベルライター、草の根バスク研究室研究員
ブルゴスはマドリードの北およそ210kmに位置する、カスティーリャ・イ・レオン州ブルゴス県の県都です。11世紀にはカスティーリャ王国の首都として栄えていました。
町には豪壮なブルゴス大聖堂をはじめ、貴重な博物館を併設した歴史ある修道院や英雄エルシッドにまつわる像や建造物があります。まだまだあまり知られていない町「ブルゴス」。おさえておきたい見どころをご紹介します!

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町のシンボル「ブルゴス大聖堂」はイベリア半島初のゴシック様式の大聖堂

町のシンボル「ブルゴス大聖堂」はイベリア半島初のゴシック様式の大聖堂

写真:Kiyo Evenstar

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この町で一際存在感を放つのが「ブルゴス大聖堂」です。ゴシック様式の大聖堂として、イベリア半島で初めて建設されました。建設期間もなんと約3世紀!1994年に世界文化遺産にも登録されています。

11世紀末頃、このブルゴス大聖堂のある場所にはロマネスク様式の聖堂がありました。既にカスティーリャ王国の首都として栄えていたブルゴス。町の繁栄と共に、首都にふさわしい大聖堂を建設しようということになりました。

建設に関わった大司教マウリシオがかつてパリで学んでおり、フランスの大聖堂への造詣が深かったため、当時フランスでは既に広まっていた「ゴシック様式」で建設されることになりました。パリのノートルダム寺院やアミアン大聖堂もそのお手本とされました。

息をのむほど壮麗な外観。数多くの礼拝堂、美しいステンドグラス。どこを見ても大変凝った造りで、当時の町の勢いを感じます。

町のシンボル「ブルゴス大聖堂」はイベリア半島初のゴシック様式の大聖堂

写真:Kiyo Evenstar

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内部は大変広く、どの礼拝堂も1つ1つそれぞれ見応えがあります。でも旅に時間制限はつきもの。そんな時は「コンデスタブレ礼拝堂」を中心にご覧いただくことをオススメします。

この礼拝堂に入ってまず目を引くのが、上の写真にある中央の祭壇の飾り壁、そして左右にある飾り壁です。豪華絢爛、それでいて精巧・緻密な造りに圧倒されます。

町のシンボル「ブルゴス大聖堂」はイベリア半島初のゴシック様式の大聖堂

写真:Kiyo Evenstar

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礼拝堂の形は六角形。ですが、見上げると途中から壁面は八角形となり、そこから天井は星形に。この星形の天井は透かし模様となっており、ガラスを通して明るい光が差し込みます。天井は1496年に完成。ちょうど15世紀から16世紀にかけてフランスで栄えたゴシック様式の手法がこの天井に取り入れられています。

1221年7月20日着工し「礎石」が置かれました。2021年7月20日には800年のアニバーサリーを迎えます。

<ブルゴス大聖堂の基本情報>
住所:Plaza Santa Maria s/n,09003 Burgos
電話番号:+34-947-204-712

博物館に至宝も!「ウエルガス王立修道院」

博物館に至宝も!「ウエルガス王立修道院」

写真:Kiyo Evenstar

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ブルゴス大聖堂から徒歩でおよそ25分、町の中心からは少し離れますが、ブルゴスのもう一つの見どころ「ウエルガス王立修道院」があります。王アルフォンソ8世と妻レオノールによって1187年に創立されました。正式名称を「サンタ・マリア・デ・ラス・ウエルガス王立修道院」といいます。現在も修道女が共同生活をしています。

この修道院はロマネスク様式、ゴシック様式、ムデハル様式といった複数の建築様式でできており、とても歴史の流れを感じさせる建物です。王アルフォンソ8世が霊廟の建立を望んでいたことから、内部にある教会には王家の棺も数多く納められています。

博物館も併設されているのですが、この博物館の展示物がかなり貴重なものなんです。

博物館に至宝も!「ウエルガス王立修道院」

写真:Kiyo Evenstar

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1987年、創立800年を記念して、この修道院の一部に博物館が開館しました。この博物館、展示物の年代の特定が極めて正確であるという点で、ヨーロッパでもかなり貴重な博物館であるとされています。

12世紀から14世紀のカスティーリャ王国の王家の女性や男性、そして幼児の服装や、王家の棺にかけられていた布など、布製品を中心に展示されていて、当時の様子を垣間見ることができます。

中でも特筆に値するのが「ペンドン・デ・ラス・ナバス」です。「ペンドン」とは「軍旗」のことです。1212年に起きた「ナバス・デ・トロサの戦い」の際にイスラム諸国の陣営で使用されていた軍旗が展示されています。

「ナバス・デ・トロサの戦い」はイスラム諸国へ大打撃を与え、キリスト教国家にとって大変意義深い戦いでした。その後のレコンキスタ(国土回復運動)の進展に大きな影響を与えた戦いです。そのため、この軍旗はカスティーリャ王国の歴史的な至宝と考えられています。

<ウエルガス王立修道院の基本情報>
住所:C/Los Compases, s/n, 09001 Burgos
電話番号:+34-947-201-630

ブルゴスが誇る英雄「エルシッド」と美しい「サンタ・マリア門」

ブルゴスが誇る英雄「エルシッド」と美しい「サンタ・マリア門」

写真:Kiyo Evenstar

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レコンキスタの英雄の1人とされる「エルシッド」はブルゴス近郊のビバールという町で生まれました。ブルゴスの人々に語り継がれるエルシッドの偉大さ。それを表すべく、町にはエルシッドの像が複数あります。ブルゴス大聖堂にはエルシッドと妻の墓もあります。

ブルゴスが誇る英雄「エルシッド」と美しい「サンタ・マリア門」

写真:Kiyo Evenstar

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13世紀から14世紀にかけてブルゴスの町には城壁が造られました。城壁に12ある門の中で、この「サンタ・マリア門」は最も重要なものとされていました。

16世紀前半に改築され、ブルゴスやカスティーリャ王国にゆかりのある6人の像が加わりました。実はここにも「エルシッド」が。写真中央、6体まとまっている部分の上段一番右の像です。この門は叙事詩「我がシッドの歌」にも登場します。

この門をくぐると、旧市街の中心部である大聖堂やカフェやレストランの集まるエリアに行くことができます。

<サンタ・マリア門の基本情報>
住所:Plaza Rey San Fernando, 9, 09003 Burgos

歴史を感じながら町歩き

至るところで「中世の首都」の誇りを感じるブルゴス。大聖堂に見守られながら町歩きはいかがでしょうか。この地ならではの名物料理「モルシージャ」もぜひご賞味ください!

2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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