仙台・青葉山周辺でちょっと知的なミュージアムめぐり!

仙台・青葉山周辺でちょっと知的なミュージアムめぐり!

更新日:2014/05/14 18:07

杜の都・仙台はほどよく都会で、ほどよく自然が豊富で、どの季節もとても過ごしやすくオシャレな街です。ここ仙台にも、魅力的なミュージアムがたくさんあります。今回は、仙台は青葉山周辺にある、ちょっと知的なミュージアムたちをご紹介したいと思います。

仙台城の入口・充実の総合郷土博物館

仙台城の入口・充実の総合郷土博物館
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仙台市中心部から広瀬川を渡り、かつて仙台城の敷地であった一帯の入口に立つ仙台市博物館です。地元仙台や宮城の歴史を明らかにする歴史資料を中心に、美術品や地図、人形など、幅広いコレクションを持つ総合博物館となっています。昨年、所蔵品の慶長遣欧使節関係資料がユネスコ記憶遺産に登録されたことでも話題になりました。

また、仙台城三の丸跡に建設されたということで、当時広瀬川沿いに建築された土塁堤防が現在も残されています。歴史的な記憶を地形として楽しめるのも青葉山の魅力のひとつだと思います。

これは植物園?それとも山登り??

これは植物園?それとも山登り??
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青葉山といえば、仙台市内に広大な敷地を持つ東北大学がある場所としても有名です。東北大学植物園は、青葉山の広大な一角を地形や原生林もそのままに植物園として公開している施設です。この場所は伊達政宗が築城した仙台城の後背地に当たり、城の防備のため、また貴重な水源地として原生林や峻険な渓谷がそのまま残されたことがこの豊かな自然が残された背景にあるそうです。

我々がイメージするような整備された植物園のつもりで気軽に入ってしまうとびっくりしてしまいます…。この植物園は本当に原生林の地形をそのまま生かしているので、この広大な敷地を歩くことはちょっとした山登りの大変さに匹敵します。また出入口の数も限られていますので、奥まで入り込んでしまうと出るのにまたひと苦労です。緑が非常に美しく、また動物たちにも出会えるかもしれない植物園であることはまちがいありませんが、訪問の際はくれぐれも事前の準備をお忘れなきよう。

かわいい動物たちともふれあえます

かわいい動物たちともふれあえます
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青葉山周辺には、リラックスして楽しめる動物園もあります。仙台市八木山動物公園はサル、ライオン、ゾウ、キリンといった動物園の主役たちが目白押しです。またイベントや勉強会なども多く開催されており、子供たちがいつも大ぜいではしゃぎまわっているとてもにぎやかで楽しい動物園です。お隣には遊園地もあり、休日には家族連れやカップルで楽しい一日を過ごせるにぎやかな一帯となっています。

東北大学での研究成果の蓄積!

東北大学での研究成果の蓄積!
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東北大学総合学術博物館では、100年を超える東北大学の研究成果を標本や発明品として展示しています。常設展示は理学部自然史標本館という博物館で行われており、仙台観光のひとつの目的地として人気があります。圧巻はステゴサウルス、イワシクジラの骨格標本!!それほど大きくない展示室だからこそ、その大きさと迫力に圧倒されます。もちろん、鉱物・鉱石の展示や最新のIT技術を用いた研究開発の成果なども含め、東北大学の理学研究が凝縮された非常に魅力的な博物館になっています。

豊かなアートにもふれあえます

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化石や鉱物の研究成果を堪能した後は、頭を切り替えて芸術作品にも触れておきましょう。青葉山のふもと、仙台二高のお隣に宮城県美術館があります。宮城県を中心として東北地方の作家らの作品を軸に、明治から現代までの日本画、洋画、版画、彫刻、工芸などのほか、カンディンスキー、パウル・クレーなどの外国作品も収蔵されています。また、講演会やワークショップなど県民の創造的生活を促す活動も活発に行われており、県民に愛される美術館となっています。
また、郷土の作家である佐藤忠良の記念館も併設されており、彫刻作品を中心に充実したコレクションの一部を形成しています。中庭や裏庭には彫刻や立体作品も配置されており、気持ちよく散歩することもできます。

県外の人であっても、数年ごとに訪れる価値がある非常に優れた美術館のひとつです。

仙台の歴史重なる青葉山

今回は広大な仙台の中でも青葉山のみに注目してみましたが、それだけでもこんなにも多様で豊富な文化に触れることができるミュージアムが多く存在しているということがお分かりいただけたと思います。おひとりでも、カップルでも、家族連れでも楽しむことのできる仙台・青葉山に足を運んでみてはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/10−2014/05/11 訪問

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