写真:泉 よしか
地図を見る初心者でも気軽に雄大な景観が楽しめる旭岳。その理由は大雪山旭岳ロープウェイが標高1,600メートルの五合目まで一気に運んでくれるから。
しっかりとした装備を備えて登山をすることもできますが、ロープウェイの山頂駅から1周約1.7キロメートルの散策コースなら、グリーンシーズンは1時間程度で歩けます。途中、勇壮な旭岳を映す姿見の池もあり、まさに絶景の連続がお手軽に!
写真:泉 よしか
地図を見るそんな旭岳のハイキングを楽しむなら、泊まりは旭岳ロープウェイの山麓駅からも近い旭岳温泉の「湯元 湧駒荘」へ。
「湧駒荘」と書いて「ゆこまんそう」と読みます。アイヌ語の「ユコマンベツ(湯の向こうの沢)」から名付けられました。日本秘湯を守る会に加盟している山の温泉宿です。
写真:泉 よしか
地図を見る山の秘湯ならお部屋も食事も質素なのかしらと思われるかもしれません。いいえとんでもない。「湯元 湧駒荘」は泊まったお客さんからの評価がとても高く、これまでにも楽天トラベルアワードやじゃらん売れた宿ランキング等さまざまな旅行関係の賞を受賞しています。
特に女性は宿を見る目が厳しい人が多いですよね。たとえ山の中でも綺麗な部屋に泊まりたい、食事もぜったい美味しくなきゃ嫌。そんな方にこそこの「湯元 湧駒荘」をオススメします。
写真の本館10畳和室もどこか和モダンの雰囲気を感じさせますが、ベッドを置いた洋室もあり、特に2017年にオープンした別館の山小屋ツインはお洒落と評判です。
写真:泉 よしか
地図を見る湯元 湧駒荘においてお客さんの満足度が高い理由の一つは食事にあります。いくつか代表的なお料理を紹介しましょう。
夕食の席についてまずびっくりしてしまうのはメロンのヴィシソワーズ!えっ、これはメロン半玉?いきなりデザート?スープ?実際に口に運べばジャガイモの冷たいスープとメロンがこんなに合うなんて!驚くとともに感激しちゃいます。
写真:泉 よしか
地図を見る蝦夷鮑の塩釜焼きにも驚きがあります。テーブルに運ばれてきた段階では焼いた塩の塊。なんだこれはとナイフを入れると、中からじっくり蒸された贅沢な鮑が。
写真:泉 よしか
地図を見るしゃぶしゃぶ鍋は知床クリーンポークロースの他に、品数を少なめにして黒毛和牛A5サーロイン(写真)を選ぶプランもあります。
とにかくどのお料理も美味しく美しく、時にはえっと驚かされることも。まさに食事の時間が楽しみすぎるお宿なんです。
※夕食のメニューは季節やプランによって異なります。また変更になることもあります。
写真:泉 よしか
地図を見る満足度の高いもうひとつの理由は温泉です。
源泉掛け流しとひとくちに言っても、温度が低かったり高かったりすれば加熱したり加水したりせざるを得ない施設が多い中、こちらの元湯 湧駒荘では全てそのまま。まったく手を加えずに湯船に注がれています。
しかも5本も自家源泉を所有しているという贅沢。違いを楽しみながら入浴することができるんです。
写真:泉 よしか
地図を見る本館の大浴場は「ユコマンの湯」と「シコロの湯」と名付けられていて、どちらも複数の内湯浴槽と露天風呂があります。
21時に男女が入替えとなるので、ぜひ夕食前とお休み前または翌朝の2度は足を運んで両方に入ってみてください。
写真:泉 よしか
地図を見る浴槽ごとに色や香り、温度が少しずつ異なるのでお気に入りを見つけてくださいね。鮮度の良い本物の源泉掛け流しは、きっと肌を生き返らせてくれます。ぬるめのお湯が多いので、じっくりお湯を楽しめると思います。
ただ注意点があるとしたら、温泉成分が析出物となって床や浴槽の縁に固まっていること。うっかり踏んだりぶつかったりするとかなり痛いです。お風呂での行動はゆっくりと。
写真:泉 よしか
地図を見る実は浴室はもう一つあるんです。それは別館の「神々の湯」。本館に泊まっても別館「山小屋ツイン」に泊まっても、全部のお風呂が自由に使えます。
こちらはまだ新しく天井も高いので本館のお風呂とはまた違った雰囲気。光が差し込むととても綺麗なので朝風呂にもオススメです。
写真:泉 よしか
地図を見る「神々の湯」の露天風呂だけは寒い時期に加熱するので、本館のお風呂だけだとちょっとぬるいと感じる方も、こちらなら満足できると思います。
さて、旭岳温泉「湯元 湧駒荘」に泊まったら、ぜひチェックしてほしいものがあと2つあります。
一つは湧駒水。館内の飲用水や料理にも使われる旭岳の湧き水で、とても美味しくまるで体が中から綺麗になっていくようなすっきりとした味わい。ロビーにも水飲み場がありますが、お部屋の冷蔵庫にも冷やした湧駒水がちゃんと用意されています。
もう一つは5階にある竹内智香選手のメモリアルギャラリー。実は湯元 湧駒荘はソチオリンピック 女子スノーボードの銀メダリスト 竹内選手の実家であり、現館主はお兄さんなんです。
ギャラリーには竹内選手が実際に使用したボードやウェア、そして笑顔の写真などがたくさん展示されています。ぜひご覧になってください。
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この記事を書いたナビゲーター
泉 よしか
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