鹿教湯(かけゆ)温泉「かつら旅館」は、長野県東部に位置する上田市にあります。宿の目の前は田んぼが広がり、周囲を見渡せば小川がさらさらと流れる長閑な里山。自然に恵まれた環境で、空気は新鮮です。その上、宿は温泉街から少し離れた場所にあって、人通りが少なくとっても静かです。
宿の入口は、コスモスなどの四季の花が咲く小粋な小道を少し上がった所にあります。
宿のエントランスは、モミジなどの植物に覆われていて、まるで隠れ家のような雰囲気です。
玄関脇の庭園では、間近で植物を鑑賞することができるので、植物の満ち溢れるエネルギーを肌で感じられます。とても安らげる風景が広がり、植物から元気をもらえるかのようです。
宿の客室は、和室です。こちらの宿では、チェックイン時から既に布団が敷かれているので、滞在中、スタッフが部屋に入ることはありません。
ゆったり過ごせるように配慮されていて、のんびり過ごすには大事なポイントです。部屋に着いたら、すぐに横になれるなんて、お疲れの人にとっては嬉しい限りですよね。
館内は、木のぬくもりが溢れる温かな空間。ロビーでは、庭園を眺めながら、ゆったり過ごすこともできますよ。
鹿教湯温泉は、鹿に姿を変えた文殊菩薩が、信仰の厚い猟師に教えたと云われる温泉地。江戸時代から湯治場として親しまれた温泉で、宿では歴史ある名湯にいつでも入ることができます。
大浴場の浴槽は、大人が2、3人入れる位の少し小さめの大きさですが、深さがあって肩までたっぷりと浸かることができますよ。温泉は、無色透明。癖がなく、全身を優しく包み込むような柔らかな感触の湯です。
そして、嬉しいことに大浴場のシャワーやカランも温泉が利用されているので、頭の上からつま先まで、全身で温泉を堪能できますよ。湯上りに、シャワーの新鮮な温泉で流せば、湯上りの肌は、つるつるのきめ細かな肌になれますよ。
<温泉データ>
泉質:単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
源泉温度:47.5度 pH8.1
※リンス・化粧水や乳液などのアメニティーは置いていないので、持っていくと便利です。また、大浴場は内湯のみとなります。
そして、鹿教湯温泉は、飲める温泉として知られている温泉地。なので、ここに来たら必ず温泉を飲んでおきましょう! 飲むと、治癒力を高めてくれ、回復に効果があるとされています。
温泉特有の匂いなどはなく、お湯に似たすっきりとした飲み心地です。飲泉すると、胃に温泉の温かさが直接浸みて、体の芯からじんわり効いてくる感じです。浴槽の湯口にコップを置いてあるので、是非飲まれてみては如何でしょうか?
お風呂を満喫したら、待ちに待った夕食の時間です。テーブルには食べきれない位の料理が並びます。季節やプランによって内容は異なりますが、手前から時計回りに、ミョウガの味噌焼き・エリンギバター炒め・ゴーヤの佃煮の3種盛り。きゅうりの糠漬け・鶏のみの揚げ。トマトオニオンスライス・鯉の煮つけ。ナスの挽き肉炒め・ジャガイモのスープなど。
どの料理にも、自家栽培で採れた野菜が使われていて、体に優しい料理ばかり。旬の時期に収穫された新鮮な野菜なので、旨みと栄養がたっぷりです。美味しい季節の味が楽しめるのは、農家民宿ならでは。
こちらは、信州牛の鍋もの。信州育ちの美味しい牛肉と、白菜・エノキ・水菜などの野菜を一緒に煮込んだ料理です。こちらも沢山の野菜が入っていて、栄養満点な逸品です。牛肉は、お好みで生卵を付けて食べればスタミナもばっちり!
鹿教湯温泉「かつら旅館」は、心が解放される研ぎ澄まされた自然環境に、飲める質の良い温泉。たっぷり野菜の愛情溢れる料理など、素晴らしい宿です。しっとりと落ち着いて過ごせる、一人旅や湯治湯にも、もってこい!の「かつら旅館」です。
2019年11月現在の情報です。最新の情報は、公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
旅行ガイドを検索!
(2025/2/10更新)
- 広告 -