世界農業遺産「能登の里山里海」を象徴する絶景棚田!〜白米千枚田〜

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世界農業遺産「能登の里山里海」を象徴する絶景棚田!〜白米千枚田〜

世界農業遺産「能登の里山里海」を象徴する絶景棚田!〜白米千枚田〜

更新日:2014/05/30 14:51

Eiichi Yoshiokaのプロフィール写真 Eiichi Yoshioka 写真家

能登半島を代表する観光スポット「輪島市・白米千枚田(しろよねせんまいだ)」。2011年に日本で初めて世界農業遺産に認定され、『能登の里山里海』のシンボルとして知られています。日本海に面した斜面に広がった1,004枚の田は幾何学模様を描き、季節によって様々な顔を見せるので、一年通して楽しむことができる「絶景の棚田」です。

今回は、"世界にも認められた"白米千枚田の魅力をたっぷりご紹介します♪

世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」のシンボル、白米千枚田♪

世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」のシンボル、白米千枚田♪

写真:Eiichi Yoshioka

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2011年、国際連合食糧農業機関主催の「世界農業遺産国際フォーラム」において「世界農業遺産」に認定された『能登の里山里海』。まさに能登半島の伝統的な農業文化や、自然環境、景観の素晴らしさが認められた瞬間でした。

『能登の里山里海』を代表する景観として挙げられるのが、輪島市白米町にある白米千枚田です。国道249号線沿い、輪島市街地と曽々木の中間に位置し、日本海に面した斜面に1,004枚もの小さな田が編み目のように続いている景観は、まさしく絶景。その昔、この土地は地滑りが多かったこともあり、幾つかにも分けて斜面を作っていった結果、現在のような細かい田んぼが出来上がり、美しい景観へと繋がっていきました。

用水造りの天才と言われた板谷兵四郎氏が構築したとされる「谷山用水」からの用水路が今でも残り、棚田を潤しています。そんな棚田で穫れた貴重なお米は非常に美味しく、白米千枚田のブランド米として出荷されています。

隣接する道の駅で絶景を見ながらお食事を♪

隣接する道の駅で絶景を見ながらお食事を♪

写真:Eiichi Yoshioka

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白米千枚田に隣接している『道の駅・千枚田ポケットパーク』は、平成25年11月にリニューアルオープンし、駐車場の拡充と、休憩所・軽食堂・売店が新設されました。

売店では地元で穫れた野菜、塩、海藻、ぬか漬けなどが所狭しと並び、ここでしか買えないものもあります。千枚田ポケットパークにお越しの際は是非お土産にいかがですか♪

ごはん・おみやげ店の『きらめき』では定食などを食べることができるので、ランチにも最適。定食の他にうどんやおにぎり、カボチャやじゃがいものスープなど、おいしそうなメニューばかり並びます。「千枚田の特産品を食べたい!」と思っていらっしゃる方にオススメの一品は「お米ソフトクリーム」。道の駅の売店では、白米千枚田のお米を一部使用したポン菓子入りのソフトクリームが販売されています。ご当地グルメといえるほど人気のこの商品は、バニラ、ブルーベリー、キャラメル、チョコレート、マンゴーなど味も豊富。ソフトクリームの美味しい食べ方として、輪島水塩をかけるとさらに美味しさが増します。是非ご賞味ください!

ポケットパークからは日本海と白米千枚田が展望できます。絶景を楽しみながらお食事をするなんて最高ですよね♪

どなたでも参加できるオーナー制度でお米作りの喜びを体験♪

どなたでも参加できるオーナー制度でお米作りの喜びを体験♪

写真:Eiichi Yoshioka

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こんな素敵な田んぼで実際にお米を育てたい!と思った方にオススメなのが、白米千枚田の「オーナー制度」。現在、白米千枚田で実際に耕作をしている農家はわずかしかいません。それ以外の田んぼにはオーナー制度を導入されています。年間費は2万円で、1枚の田んぼを持つことができ、オーナーになると田んぼのそばに名前入り表札が立てられ、収穫米10キロが送られるうれしい特典があります♪これまでオーナーになられている方の中には小泉純一郎元首相や、小泉進次郎さん、いとうまいこさん、永井豪さんなど、著名な方の名前がちらほら。

輪島市から遠く離れていてなかなか来れない、という方も安心。白米千枚田では5月に田植え、9月に収穫がありますが、それまでの間は地元の有志さんたちが丹精込めて管理してくれます。

もちろん、オーナーではない方でも田植えをできることができますよ。お一人様300円から10株程度田植えができるプチ体験や、定員200名までのボランティアを募って参加するイベントもあります。田植え経験をしたことがないお子様たちに是非体験させてみてはいかがでしょう♪とても良い経験になることと思います。

お米づくりに意欲のある方は是非ご参加ください。稲作の体験を通じて、お米を作る喜びや、米一粒の大切さを学び、そして地元農家の方との交流を楽しみましょう。景観保全にもつながる活動です!

季節ごとに訪れて四季折々の景観の変化を楽しもう!

季節ごとに訪れて四季折々の景観の変化を楽しもう!

写真:Eiichi Yoshioka

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季節によって異なる顔を見せる棚田。四季折々の景観を楽しむことができます。

田んぼに水が引かれる5月の田植えの時期は、水田に空の青色や太陽が反射され、様々な色に変化します。夕陽が水平線に沈む時間帯になると、海面と水田とをオレンジ色に染める光景が現れ、ずっと時間が止まってほしいと願うほど美しいです。この一瞬を逃すまいと、多くのカメラマンが待ち構えるほど♪そして、夏になると成長した若々しい青い苗の潮風に揺られる様子が元気を与えてくれます。

収穫の9月頃になると、稲穂が全体に広がり、まるで金色の絨毯が引かれているかのよう。そして冬になると、凍てついた雪の中に雪化粧をした棚田が現れ、幻想的な空間を造り出します。石川県は降雪地帯ですが、白米千枚田は日本海に面しており冬場は特に強い風が吹いていることから、棚田に雪が積もることはなかなかありません。この時期は一年で数回しか見られないと言われている雪化粧の棚田を見るために、多くの観光客がお越しになります。

冬のイルミネーションはロマンチック!カップルに大人気♪

冬のイルミネーションはロマンチック!カップルに大人気♪

写真:Eiichi Yoshioka

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白米千枚田では、季節ごとにイベントを開催しています。

9月の収穫時期には、千枚田では結婚式が行われます。結婚式当日は、報道陣や「結婚式を見たい!」とお越しになった一般の方々で溢れ、輪島市長が仲介役として出席するなど、輪島市としても一大イベントなのです。結婚式は能登特有の花嫁行列から始まります。特設ステージにて、田の神に永遠の愛を誓い、そして初の共同作業はなんと『稲刈り』♪白米千枚田ならではの儀式ですよね!世界農業遺産の象徴である白米千枚田を背景に、多くの方に見守られた結婚式はきっと忘れられない大切な思い出となることでしょう。式を挙げるカップルは毎年一般募集により選ばれるので、結婚式を考えていらっしゃる方は是非応募をお待ちしております。また、おめでたい結婚式と同日に、白米千枚田オーナー会員とボランティアによる稲刈りが行われますよ!

そして見逃せないのは、冬季限定のイルミネーション!白米千枚田では、毎年11月〜3月の冬の季節になると約20,000個の太陽光発電LEDライト(通称ペットボタル)が棚田に設置され、「あぜのきらめき」と題したイルミネーションが開催されます!2012年には太陽光発電LEDの最大のディスプレイとしてギネス新記録にも認定されました。毎年、クリスマスより一足先に行われるこのロマンチックなイベントは、カップルに大人気!日が暮れるに連れて徐々に現れ始めるペットボタルの光は、とても幻想的!「あぜのきらめき」は期間限定なので見逃せませんよ♪

『能登の里山里海』を象徴する美しさと日本の農業文化を味わおう!

どのイベントも毎年開催日が異なりますので、お越しになる際はホームページ等でご確認をお願い致します。

白米千枚田は能登有数の観光名所のため、駐車場は大変混み合います。路肩に駐車されている車を散見しますが、たいへん危険なので、駐車場が混み合っている時は、白米千枚田から約2km先(車で5分ほど)の名舟港にある臨時駐車場をご利用ください。白米千枚田から少し遠くなりますが、白米千枚田でイベントが行われる時期は臨時バスが多く出ているのでご安心ください♪

また、白米千枚田のあぜ道や遊歩道は大変急な斜面になっているところもあるので、歩きやすい靴をご使用ください。

季節や稲の成長によって表情を変える美しい棚田は、是非一度ご覧いただきたい風景です!田植えや稲刈りを行い、昔ながらの日本の農業文化を体験してみませんか?きっと後世に残したい「遺産」に皆様も出会えるはずです♪

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/04/26 訪問

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