ブルガリア「エタル野外民俗博物館」は必見の山里ミュージアム!

ブルガリア「エタル野外民俗博物館」は必見の山里ミュージアム!

更新日:2019/12/26 17:45

たぐち ひろみのプロフィール写真 たぐち ひろみ 大人の旅ソムリエ、魅力あるコスパ旅案内人
ブルガリア中部へ行ったらぜひ訪れてほしいのが、ここ「エタル野外民俗博物館」だ。「水力」をテーマとしたヨーロッパでも珍しい博物館で、水を使った様々な機械を稼働させているほか、美しい伝統家屋、古くからの職人工芸の実演や民芸品の販売など、実に幅広い展示が見られる。町中から山奥に入った自然の中にひっそり佇むこの博物館で、他ではなかなか得られない体験をしてみたい。
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メインテーマは「水」

メインテーマは「水」

写真:たぐち ひろみ

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バラ祭りで有名なカザンラクから北へ43km、ガブロヴォの町から南へ8km行った山中に「エタル野外民俗博物館」はある。名前の通り屋根のない博物館で、特殊なテーマパークとも呼べる施設だ。

深い森に包まれたこの博物館は、8ヘクタールの敷地に50もの展示物を展開する広大なミュージアム。18世紀後半〜19世紀前半の生活様式や建築様式を伝えるユニークな博物館として、1964年開業時より多くの訪問者を迎えつづけている。

メインテーマは「水」

写真:たぐち ひろみ

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この博物館の最も重要なテーマは「水」。敷地内を流れるシベク川の水流を利用したさまざまな機械や工具を配して実際に稼働させている。水力利用で最もよく知られる粉ひき機はもちろん、砥石、鋸、起毛機、木工道具など、その数は10種類に及ぶ。水の力がここまで日常的に応用されてきた事実に改めて驚かされる博物館だ。

ここまで使える「水の力」

ここまで使える「水の力」

写真:たぐち ひろみ

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水力の利用法として誰もが一番面白く感じるのは、おそらく写真の「洗濯機」だろう。上方を流れるシベク川の水を利用したこの原始的な洗濯機は、高低差をうまく活用して強力な渦を作り出す。これなら頑固な汚れもしっかり落としてくれるだろう。先人の知恵おそるべし、だ。

ここまで使える「水の力」

写真:たぐち ひろみ

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こちらも思わず感心させれられる水力で高速回転する「木工旋盤」。削りたい木片を固定させノミで削る原理は電動旋盤と全く同じ。電気のない時代、こんな形でも水の力を利用していたとは驚きだ。

ちなみに、水力は使っていないものの、これ以外にも毛皮の加工、山羊の毛織り、カウベル作り、木彫りなど、職人によるさまざまな実演やワークショックもこの博物館では行っている。

ここまで使える「水の力」

写真:たぐち ひろみ

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そして、こちらの建物の中には自動糸巻機(ボビン)がずらりと並んでいる。すべて水力で賄っていて、無人なのにずんずんと糸が巻かれてゆく。ほんの100年前くらいまでは、こんなことにも水の力が使われていたのだ。

美しい伝統家屋も魅力

美しい伝統家屋も魅力

写真:たぐち ひろみ

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この博物館では、多くの美しい建物も鑑賞することができる。一部はもともとこの土地に建っていた家屋だが、近隣からこの地に移築してきたものも多い。

敷地内に入ってまもなく目に入る建物は、写真の「聖エピファニー教会(St. Epiphany)」。1868年に実際にドリャノヴォ市ラドフツィ村に建てられた教会を復元したもので、バルカン様式の教会に学校が併設されたユニークな建築物だ。内部は現在ギャラリーとして使用されている。

美しい伝統家屋も魅力

写真:たぐち ひろみ

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建物群の中でも特に目を引くのが、この「ピーター・サーカの家(House of Peter Saka)」。ブルガリアの「民俗復興期」と呼ばれた18世紀半ばにガブロヴォの町に建てられた商家で、大きく張り出した2階部分と美しい装飾の施された窓が印象的だ。

美しい伝統家屋も魅力

写真:たぐち ひろみ

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ピーター・サーカの家を過ぎて進むと、さらに多くの伝統家屋が通りの両側に続いている。ほとんどは1Fが工芸品製作所やお土産品を売るショップになっていて、一軒一軒眺めながらそぞろ歩きが楽しめる一角だ。

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ぜひ味わいたいブルガリアのスイーツ

ぜひ味わいたいブルガリアのスイーツ

写真:たぐち ひろみ

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ショップのひとつでは、この地方独特のスイーツを各種販売している。ジャム、マカロン、クッキー、キャンディ、ちょっと目には何のお菓子かわからないものなど、細々としたお菓子がところせましと並ぶ。どれも安価なので、ちょっとずつ買って試食してみるのもおすすめだ。

ぜひ味わいたいブルガリアのスイーツ

写真:たぐち ひろみ

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この地方では、昔から山羊の毛織物の生産がさかんだったという。通りを歩いていると、その山羊の毛を編む機織り機も展示されている。主に作られた製品は、ラグ、飼料や穀物用の袋、馬用のベルトなどの実用品。現在ではすっかりすたれてしまったこの機織りだが、茶、黒、ベージュ、グレーといった天然の山羊の毛の色を使った織物には、暖かな風合いが感じられて郷愁を覚える。

併設の居酒屋「メクハナ」もおすすめ

併設の居酒屋「メクハナ」もおすすめ

写真:たぐち ひろみ

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この博物館を訪れたら、併せて館内にある居酒屋「メクハナ(Mexaha)」にも立ち寄りたい。民俗復興期の雰囲気さながらのオープンテラスはとても気持ちよく、ブルガリアならではの飲み物や食べ物を楽しむのにうってつけだ。

写真はヨーグルトを水で割った「アイリャン(Airyan)」という飲み物で、この国の定番ドリンク。ヨーグルトドリンクといえば、甘い飲み物を想像しがちだが、本場ブルガリアでは全くの無糖。いかにもブルガリアらしい素朴な飲み物に仕上がっている。

併設の居酒屋「メクハナ」もおすすめ

写真:たぐち ひろみ

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そして、こちらもブルガリアの定番フード、「ピレシュカ・スーパ(Pileshka Supa)」。鶏で出汁を取ったあっさりスープで、日本人にも合う口当たり。他店より断然おいしいこのスープは、ぜひ味わってみたい。付け合わせのパンと併せて食べれば、もう立派なランチになる。

エタル野外民俗博物館の基本情報

住所:Architectural-Ethnographic Complex "ETAR", 5309 Gabrovo, Etara, Bulgaria
アクセス:カザンラクより車で55分、カブロヴォより15分(路線バスあり)
開館時間:5月〜9月 9:00〜18:00、10月〜4月 9:00〜16:30(年中無休)
電話番号:+35-966-801-830
入場料:大人 5Lv(約310円)、学生 2Lv(約124円)、7歳以下 無料

2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:ヒストリカル・パーク

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/09/09 訪問

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