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写真:たぐち ひろみ
地図を見るブルガリアの真ん中に位置する「バラの谷」は、その名の示す通り、バラの栽培で有名な地域。その谷の中ほど、バルカン山脈の南麓にあるのが「ダマセナ民俗博物館」だ。
博物館と呼ばれるものの、ダマスクローズを原料としたローズオイルの精製工場というのが本来の姿。1991年よりブルガリア初の私営工場として営業を開始、そこにレストランやシアター、ローズガーデン、伝統的な生活様式についての展示コーナーなどを併設して、2007年に新たに博物館としてオープンした。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る精油工場だけに、バラ摘み後の6月中旬〜7月中旬の1ヶ月間は、蒸留器がそれこそフル稼働、ローズオイル蒸留の現場をじっくり観察できる。残念ながら、その時期を逃してしまったら並んだ蒸留樽をただただ眺めることになるが、蒸留のしくみについてはガイドが丁寧に説明してくれるので(英語)、それはそれで学びになる。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る3トンのバラを収穫してようやく1sのオイルになるという貴重なローズオイル。「バラの谷」で生産されるそれは、中でも品質の高さで世界的にも有名だ。そして、この工場ではさらにその上を行く。オーガニックなバラにこだわり、ローズオイルのみの蒸留に特化。結果、他に類を見ない高純度のオイルができあがる。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る精油工場でありながら民俗文化関連の展示も充実しているのが、この博物館の特徴。さまざまな民芸品、家具や調度、生活用品がこまごまと並んでいて、手に取って眺めるのも自由だ。まるで人が住んでいるかのような生活感溢れるディスプレイは、誰でも気軽に楽しむことができる。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るこのコーナーに併せて展示されているのが、かつて使用されていたという古い型の蒸留器(写真)。非常に原始的だが、蒸留の手順は現在のものと全く同じ。昔からずっと同じ方法でオイルを抽出してきていたことが、ここでわかる。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る伝統文化展とともに楽しいのが広い庭園の散策。1500種類以上のバラが咲き乱れるローズガーデン、ゆったりと続く散策路、白鳥の泳ぐ池など、美しい公園が敷地内に広がる。高台からは、はるかにバルカン山脈をとらえることも。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る正面奥にある野外シアターにも必ず足を運びたい。扇状に広がる客席と客席の間には、色とりどりのバラが植えられていて目にまぶしい。ちなみに、これらの大輪のバラは見た目を楽しむ観賞用。ローズオイルに使用される香りの強いダマスクローズとは別物ということに注意したい。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るもう1つ、必ず立ち寄りたいのが館内に2つあるショップ。なかでもシアターの階下にある店舗はが充実しているのでおすすめだ。
ローズオイル、ローズウォーター、エッセンシャルオイル、マッサージオイル、クレンジングオイル、セーラム、スクラブ、ローズはちみつ、ローズジャム、ローズリキュール…。上質なダマスクローズを使用したダマセナのオリジナル商品がずらりと並んでいる。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るローズオイルには、香りによるリラックス効果以外に、免疫を活性化したり炎症やかゆみを抑えるといった医学的な効能もあるという。いくつか購入して、その効果を実際に確かめてみたい。
「バラの谷」を訪れれば、どこでも手に入るローズオイル。でも上質ないいものにこだわるなら、ここで買うのが正解だろう。
住所:Ethnographic Complex Damascena, 24 Parvi mai Str, Skobelevo, Pavel bania, Bulgaria
アクセス:カザンラクより車で30分
開館時間:4月〜9月 9:00〜19:30、10月〜3月 9:00〜17:00(年中無休)
電話番号:+359-886-777-681
入場料:大人 12Lv(約750円)、学生・小人 6Lv(約375円)、7歳以下 無料
2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:ヒストリカル・パーク
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